上の写真のような「癖、仕草」、思い当たりませんか?
歯科矯正治療のワイヤーで持続的に「力」を加えると、歯が動くのと同じで、中下顔面に外から力が加わると、歯並びとあごが歪み(ひずみ)ます。
本来、人の顔は左右対称です。
しかし、むし歯や歯周病で歯を失った人は、あごの使い方がアンバランスになります。左右どちらかでかむ癖がある人も同様です。これを続けると歯並びは崩れ、歯を痛め、顔のかたちも歪みます。
後天的な生活環境の個人差で、顔や身体は歪む(ひずむ)のです。
頬杖や横向き寝・うつぶせ寝は、中下顔面に持続的な力がかかり、顔がひずみ、非対称になります。手の上にあごをのせての長時間の読書、職業上の長時間の無理な姿勢、舌をかむ、頬をかむ、唇をかむなどの癖は、あごや歯、からだを歪ませ、歯並びに影響を与えます。
あごが歪むとバランスを補うために姿勢が歪みます。姿勢のひずみは様々な全身症状を引き起こします。日々の生活習慣に、その原因が潜んでいるのです。
何かに集中したり、ストレスを感じていたりする時に このような無理な姿勢はみられます。
日々の生活の中で、無理はしない、心持ちを前向きにいることがとても大切です。
「しっかりかんで、硬いものを食べた方がいい」
「食いしばってがんばれ!」
こんな言葉を聞きませんか?
若いうちは、あごの発達のためにも硬いものを食べたほうがよいでしょう。
くしばって頑張ることも大切です。
しかし、歯は車のタイヤ、包丁と同じ。使えば消費し、削れ、なまるものです。成長期の終了した20代以降は、たべるものに気を付けて歯に負担をかけないようししなくてはいけません。
硬いものを食べること、 くいしばることは、歯にとっては病的なことでいいことはありません。
日々の生活の中で気を付けなくてはいけないことですね。