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インプラント 抜歯即時 前歯症例


本症例は、インプラントスタディーグループにて症例発表し、診査診断、術式ともに優秀であると表彰された症例です。本症例の講演スライドを用いて、インプラント治療の大まかな流れを説明させて頂きます。

患者様は、他院にて左上前歯の治療を行われていましたが、痛みが取れず、仮歯も徐々におかしな形になってきたために当院を受診されました。精査すると歯が縦に割れており、患者様のこれまでの努力を思うと大変残念ではありましたが、抜歯させて頂くこととなりました。とても明るく、治療に真面目に取り組んでいただける患者様、治療計画について患者さまと共に考え、抜歯する隣の歯は健康な歯なので、できるかぎり削らない優しい治療としてインプラント治療をご選択されました。これまでのご苦労を考えると、絶対に失敗のできない治療です。しっかり拝見させていただきました。



当院ではインプラント治療の際、必ずCT撮影を行います。
CT撮影により、骨幅、骨量を3次元的に立体的に精査できます。骨が不足する場合は不可的な治療が必要となります。そのため、治療計画を明確にするためにもCTは不可欠です。
左が横から、右が下から撮影した画像です。唇側の骨が薄く、抜歯によりなくなってしまう場合があります。そのような場合は、抜歯と同時にインプラントを埋入することで、ご自分の骨をなくさずしっかりした支えのあるインプラント治療が行えます。



まずは無痛麻酔。当院は無痛治療に細心の注意を払っております。
その後は周囲の歯肉を損傷しないように丁寧な分割抜歯を行います。写真でみていただけるように、出血はあるものの、歯肉の損傷がないことがわかります。この丁寧な処置が、術後の予後を決めることとなります。



CTシミュレーション、サージカルガイドの併用で術前にフィクスチャー埋入位置は決定していますが、術前にも再度チェックを行います。天然の歯は、歯-歯肉-骨の位置関係が決まっています。その位置関係を崩さないように+骨の中にフィクスチャーの位置づけをすることが大切です。



手術直後、8週間後の口内写真です。当院のインプラント治療は術中、術後、痛みはありません。とくに抜歯即時埋入手術では、抜歯してできた穴にインプラントを置いてくるので、自然治癒にまかせてインプラントフィクスチャー周りに骨ができあがります。ドリリングして大きく穴をあけることがないので(そういった症例でも全く痛みはありませんのでご安心ください)、術後の違和感も少ないようです。
インプラントフィクスチャーを歯槽骨にねじ込むことで固定が得られます。これを初期固定といいますが、その固定力は術後2から4週間で弱くなると言われています。しかし同時に2~4週間でその周りに骨ができ、真の固定が得らるようになります(これをインテグレーションといいます)。そのため、術後2~4週間は過度な負担をかけないような注意が必要です。
上記写真では、やや歯間乳頭部(歯と歯のあいだの歯肉)の発赤(赤み)があります。これは仮歯の形態修正で改善が可能となります。

術後12、24週後の状態です。
術後4週後(1カ月後)には普段通りの生活、お食事ができます。
患者様のご協力を頂き、通常より長めに経過を観察させてと頂いている症例です。
通常は術後16週くらいには治療が終了します。
上写真の術後12週では歯肉が自然に治癒してきています。24週では赤みがありますが、患者様の歯間ブラシによる損傷でした。

インプラントの治療期間は、上あごで4~6カ月、下あごで3~4カ月ほどです。来院回数は、
①術前診査(CT撮影)
②インプラント手術(1.5~2時間ほど)
③1週間後抜糸
④1カ月後チェック
⑤2回目のインプラント頭出し手術(30分ほどの簡単な処置)
⑥型どり
⑦治療終了
計7回ほどの処置となります。症例により回数に増減はありますが、一般的な歯科治療に比べ、回数は少なく時間的な負担は軽いものです。




インプラント術前術後を比較した写真です。術前に比べ審美性も整い自然な口元に改善されました。審美面、機能面においても改善され、患者様にも満足頂けました。

インプラント治療に関わるご不安やご心配のお声をよく伺います。
当院では、インプラント多くのインプラント症例を施術させて頂いておりますが、うまくフィクスチャーが定着しなかった症例は1症例のみです。

インプラントは費用はかかりますが、時間・期間を格段に少なくし、得られる快適・食事・全身の健康への寄与は多大なるものです。
ご不安、ご心配な点などありますときはご相談下さい。