再根管治療 vs インプラント 都内内幸新橋町霞ヶ関虎ノ門神谷町歯医者

60代男性、右上小臼歯の歯肉の腫れを主訴に来院されました。10年以上も前に神経の治療(根管治療)をしたとのこと。レントゲンを拝見すると、根管治療時に詰める根充材樹脂が根先端より外に漏出していました。その部位に膿が溜まり、歯ぐきが腫れていました。

当院常設の歯科用3D-CT装置にて診査を行います。
骨、歯などの硬組織を立体画像として診査することができます。治療前に診査することで、治療で治るのか?という確定診断をすることができます。

CTは立体画像だけでなく、X軸ーY軸ーZ軸でカットしたスライス画像を診ることで、より明確に診査することが可能です。

術前の診査で、根尖病巣の拡がりは レントゲンで見るよりも大きく、歯根先端は壊れており、周囲の歯にまで波及していることがわかりました。患者さまの「まずは根管治療をしてみたい!」とのご希望もあり、ラバーダムの上根管治療を開始、根管内の感染を除去しました。

根管内が原因の病巣であれば、根管内を無菌化すれば治癒します。しかしこの症例では治癒することはありませんでした。根管内を通り超え、根尖外に感染が広がっていました。

このような症例では、歯根端切除術を行いますが諸々の状況をを考慮した上で治療方法を選択します。

本症例では、患者さまと相談しました。様々な治療の成功率、それに掛かる費用・時間・期間・痛み、そしてその治療の予後(どのくらいもつのか?再治療の必要性があるのか?)などについてご説明させていただきました。

再根管治療インプラント

患者さま熟慮の結果、抜歯後にインプラント治療となりました。この歯をどうやってでも残す!ということではなく、可能な限り再治療をなくしたいとのご希望を第一に選択したインプラント治療。

患者さまによって治療法選択の基準は様々です。治療法も様々。治療法に正しいはありません。当院では十分なるコミュニケーションの上、治療に臨みます。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

インプラント治療について(保険外治療・自費治療)

治療内容

人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。

入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。

標準費用(自費・税別)

45万円(1本あたり)

インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。

治療期間・回数

インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。

①カウンセリング~治療の検査・計画

②1次手術

③2次手術

④人工の歯を作製・装着

⑤定期検診(半年に1回程度)

インプラント治療では、2回の外科手術を行います。

1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。

1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。

口腔内の状況や治療内容により異なります。

メリット

歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。

副作用やリスク

治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。

また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。

インプラント治療のリスク

インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。

①血管損傷

②神経麻痺

③手術後の腫れ・痛み

血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。

また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。

※メリット・副作用・リスクには個人差があります。

インプラント治療と、他の治療との違い

「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。

また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。

歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。