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マイクロスコープ 根管治療 イスムス



下顎第一大臼歯の再根管治療症例。

上写真は3根管あるうちの2根管(近心根)の根管治療中のマイクロスコープ画像です。ニッケルチタンファイルを使用して400ミクロンの太さ(06テーパー)まで拡大清掃します。この太さまで拡大することで、次亜塩素酸の効果を最大限に上げることが可能です。左写真では2つの根管が結合している「イスムス」と根尖付近の不良ガッタパーチャ(前回の根管治療時に充填されたと思われる根管充填材)が残っているのが分かります。イスムスは下顎第一大臼歯の約80に認められる根管形態ですが、肉眼では判別不可能です。このような症例では、マイクロスコープと超音波チップを用いて慎重に丁寧に除菌清掃します(真ん中写真)。その後は根管内を次亜塩素酸とEDTAを用いて洗浄します(右写真)(根管を洗浄する方法についてはこちらをクリック)。


左写真は上2/3のイスムスと不良なガッタパーチャを除去した写真です。真ん中の写真では湾曲した根管の先にまだ連結部分があるように見えます。もとある根管形態を壊さないようにニッケルチタンファイルで清掃し、水酸化カルシウムを貼薬、1週間経過観察します。

当院での治療により痛みは軽減しました。次回は根尖1/3へのアプローチ後に根管充填の予定です。根管充填にて改善が認められない場合は、歯根端切除も視野にいれ今後も拝見させていただきます。