マイクロスコープでメタルコアを除去

このような症状がある時は、要注意です!
(上動画は後ほどご覧くださいね!)

硬いものを噛むと痛いけれど、それ以外では症状はありません」

神経を治療して銀合金の土台とクラウンをかぶせて数年経過した本症例。

(下図)レントゲン写真を診ると、金属製の土台(メタルコア)が、歯に深く差し込まれている歯が写っています。その歯の歯根の先端には黒く写った病変が認められます。

このようなレントゲンと症状があるときの原因は何か??
① 歯根破折(歯が折れている)
② 根尖病変(根管治療が上手くいっていない)
③ 歯周病

この3つです。
しかし、術前の検査より、③は除外。残るは2つ。

②ならば、硬いものを噛んだ時だけでなく、なにもせずとも違和感があってもいいのですが、その症状はありませんでした。原因の可能性としては①が濃厚。そうなると抜歯。

しかし抜きたくないですよね!?
確定的な診断がない限りは抜きたくないと思います。
患者さまにご説明させていただき、このメタルコアを慎重に取り除くことにしました!


ここで動画をご覧ください!

凝った形態のメタルコアが装着されていたため、すべて削り取って外しました。
歯根を折らないように、歯根に穴をあけないようにマイクロスコープで診ながら慎重に慎重に。

結果、残念ではありますが「歯根破折」。術前の診断と同様となってしまいました。
患者さまにはすべての動画や静止画を見て頂き、本症例では抜歯が最高の治療法であることをご説明させていただきました。

歯医者が診断し、「これは折れているから抜歯だよ」と説明し抜歯するのは無駄がなく最高の治療でしょう。しかし、それでは「患者さんの納得」が得られない場合が多い。
たとえ折れている可能性が高くとも、これまで「頑張って働いてくれた歯」です。本当に折れているのか確認してから抜いてあげたいと思うのが心情です。

当院では治療前後だけでなく、治療中の状態も記録に撮り、患者さまへのご説明に役立てています。わかりやすい治療、当院の日々の目標です。


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。