痛みの原因がわからない・・・?

平成23年5月11日

歯医者さんで調べてもらったけど、「なにも問題ありませんよ」と言われてしまう・・・。
そんな経験、ありませんか?

口内の病気は、
むし歯
歯周病
噛みあわせ
歯ぎしり
この3つです。(腫瘍などについては今回は除きますね)

痛みの原因の多くは、この3つであることがほとんどです。
当院では、これらについて、しっかりと精査します。

しかし、口内を調べても、痛みの原因となる現象が認められないこともあります。

患者様は痛みを感じているにもかかわらず、痛みがある。
このような症状の原因として、「歯科心身症」が考えられます。

そもそも、『痛み』とは、局所(歯や手や足などの末端)で感じるものではなく、中枢(脳)で感じるものです。
局所の刺激を中枢で痛みとして感じる・・・これが痛みの原因です。

しかし、精神的ストレスや痛みに敏感な方は、
痛みを感じる脳の回線が混線し、刺激もないのに痛みとして感じたり、通常の刺激を痛みとして感じてしまうことがあります。

この原因として考えられるのが、
精神的なストレス」です。
この精神的ストレスの原因としては、
先天的なものもあれば、環境変化(転職、転居、近親者の死亡など)によるものもあるようです。

これらのストレスが口内の原因不明の痛みに関連することが考えらえます。

しかし、まずば徹底した口内の検査が必要です。
お困りの際は、いつでもご相談ください。