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根管治療の目標と限界


「根管治療」

むし歯が進行し、歯の中に在る「神経」にまで細菌及ぶと必要となる治療です。

では、この「根管治療」により、歯の中に在る「感染した根管」を完全に無菌化することは可能なのでしょうか?

写真は大臼歯とその「墨汁標本」

根管を墨汁にて染めだし明確にしています。我々の扱う根管は分岐・側枝だらけ。

まさに「網の目」状態。

この根管の複雑さは、我々歯科医師の技量を遥かに超えるものでしょう。

しかし、あらゆる手立てを講じて(機械的拡大・化学的洗浄、封鎖)治療をすれば、一定の成功が得られることも事実です。
しかし、しっかり根管治療ができたとしても、必ず一定の割合で失敗症例は存在します。

ある文献では、はじめての根管治療であれば成功率は85%程、2度目以降の根管治療に関しては、70%程に成功率は下がるとのこと。

これは、写真のようなクモの巣のような根管では、どうやったって、ある程度の歯髄組織や感染源が置き去りにされてしまうことが原因なのでしょう。
また、治療途中での放置。これも根管治療の成功率を下げることになります。

身体が疲れたりすると、根管治療した歯の歯ぐきが腫れる。。。違和感がある。これはこのような事に起因するのでしょう。

根管治療後の再発という症例は少なくありません。

その際は、再治療の上、根管治療である程度の回復が認められない場合は、その炎症部位を除去する外科治療。その治療の成功率も低いのであれば、隣在歯を守るためにも抜歯と云う選択肢が必要となるでしょう。

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