かみあわせと顔

かみあわせ(噛み合わせ) 、咬合は、全身の姿勢のバランスを担う一つの因子です。

全身の姿勢の歪みは、かみあわせに大きな影響を与え、かみ合わせを歪ませます。

姿勢を歪ませる生活習慣、これを「態癖」といいます(筒井照子先生文献引用)

「態癖」とは、よくない睡眠姿勢や頬杖などをいい、中顔面・下顔面に外から悪影響を及ぼす力を加える生活習慣のことをいいます。






顔の中顔面は上あご、下顔面は下あごです。
そのため、あごのズレは顔の歪みを生みます。

生物の顔は、口を先端に形作られます。
頭蓋の大きさは幼少期にある程度形作られるため、口が顔の形をつくっていくのです。

つまり
『顔の成長≒あごの成長』
となるのです。

生まれた時は、左右対称なのですが、発育の過程で、何らかのつごうによりアンバランスが生じ、顔全体にもその影響が及ぶのです。


右写真は、宮崎歯科医院において、咬合治療の際に撮影する顔貌写真(前方)のサンプルです。

この顔貌写真より、
①顔貌のタイプ分類、骨格タイプ分類
②対称性、歪み
③正中と人中のズレ
④黒目の上下的な位置
⑤左右の閉眼傾向
⑥顎間高径差(眼瞼-口角間距離)
⑦耳たぶの高さの左右差
⑧鼻翼の広がりの左右差
⑨鼻唇溝の深さの左右差
⑩口角しわ
⑪上下口唇の厚み、口唇の緊張
⑫咬筋の左右差
⑬下顎の偏位、ズレ
⑭下顎の首への影
⑮僧帽筋、胸鎖乳突筋などの張り

このような「形態」を診査し、診断の一助といたします。
これ以外に、側貌写真、口腔内写真診査、全身写真(姿勢)、模型診査、顎関節CT診査を行います。

「形態」の診査は、つまり「機能」の診査であり、
「機能」の診査は、つまり「力」の診査です。

かみあわせには、様々な「力」が作用します。

見えない「力」を見える化することために、様々な診査を行い、診断の一助・治療の一助とすることが、「治癒」への近道となるのです。