妥協なき治療

興味深いデータをここに示します。

『適切な根管充填(歯の根の治療)がもたらす根管治療の成功率は、75.5%であるのに対して、修復処置(冠をかぶせる、土台をつける)を適切に行う事によって成功率は、80%になる。』

『適切な根管充填と不良な修復物(マイクロレベルで適合していない冠など)の組み合わせの成功率が44.1%であるのに対して、不良根管充填(上手くない歯の根の治療)と適切な修復処置の成功率は、67.6%である。』

『適切な根管治療と適切な修復処置を行う事による治療の成功率は、91%であるが、両者を怠れば、治療の成功率は、18%である。』


① むし歯が深部まで進行すると、歯の神経の治療(=根管治療)が必要となります。

② 根管治療後は、失った歯の形態を回復する修復処置(冠やかぶせもの)が必要です。

①②ともに適切に治療が施されれば、91%の成功率。
しかし、両者ともに不適切であれば、その成功率は18%まで落ち込むこととなる。


歯科治療には、様々な治療の分野があります。
そのひとつひとつが、桶の木枠のようなものであり、
成功率を高めるためには、中の水が漏れないよう、できるだけ水を溜めることができるようにすることが必要です。

右図のように、そのひとつでもうまくいかなければ、または
妥協すれば、または妥協せざる得ない状況があれば、治療の成功率は下がります。

可能な限り、妥協のなき治療を、患者さま歯科医院ともに相談の上、選択していきたいと思っております。

ご理解のほど、よろしくお願い致します。