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当院の根管治療

根管治療 診断基準



根管治療を必要とする歯を診査する際に、その歯の現在の状態をあらわす診断基準には2つの見方が必要です。


診断により、病状を把握、治療方針が決まり、その後の痛みが予測できます。

診断基準は、以下の2つとなります。
〇 歯の神経(歯髄)の状態→つまりは「歯」。
〇 歯を支える歯槽骨(根尖歯周組織)の状態→つまりは「歯周組織」。
この2つの見方で当院では患歯を診断し、適切な根管治療を行います。

歯髄の診断
歯髄の状況は以下の6型に分類されます。

Initial treatment(はじめての根管治療の場合)
①正常
②可逆性歯髄炎(軽度の炎症。冷温刺激で一過性の鋭い痛みがあります)
③不可逆性歯髄炎(深いむし歯、なにもせずとも痛みがある状態です)
④歯髄壊死 (神経が死んでしまった状態。症状がある場合、ほぼ無症状な場合があります)
Retreatment(2度目以降の再根管治療の場合)
⑤過去に根管治療をした既往の有る歯
⑥だれかが根管治療を開始した歯
この2つは症状がある場合、ない場合様々です。

根尖歯周組織の診断
根尖歯周組織の状況は以下の6型に分類されます。

①正常
②急性根尖性歯周炎(噛んだ時の痛みがあります。何もせずとも痛みます)
③慢性根尖性歯周炎(あまり症状がありません)
④急性根尖膿瘍(根っこの先相当部の歯茎、顔面が腫れ、痛みがあります)
⑤慢性根尖膿瘍(自覚症状は少なく、排膿(膿み)・腫れがあります)
⑥硬化性骨炎(無症状である場合、痛みがある場合共にあります)


歯髄と根尖歯周組織の診断のナンバーが大きくなるほど、以下の表のクラスが1~5へと進みます。つまりは治療の難易度が上がり、治癒の可能性が少なくなるということです。

何事も問題は、早期発見早期対策つまり治療が、事を大きくしない最善の方法です。


 

 

 


根管治療 マイクロスコープ CT ラバーダム



再根管治療の患者さま。左下奥歯を根管治療するも、痛みが取れず夜も眠れず当院を受診。原因は、3根管あるうちの1根管の未処置(①赤矢印)とかみあわせ調整不足。マイクロスコープCTにて精査しつつ、3根管を明示(②参照)。そのほかにも第4の歯根も認められましたが、根管は認められず。3根管のうちの2根管はつながっており、つながった部分を更に拡大清掃すると、痛みは消失(③茶色矢印)。その後は取り去った神経のあった空洞には、再度細菌感染しないように、また細菌を埋没するために、緊密に樹脂を充填します。これを根管充填といいます(④参照)。根管治療は終了です。

今後、土台を立てて、かぶせます。かぶせつことを「補綴」といいますが、この補綴には「高い精度」が不可欠。マイクロ単位で適合性の高い補綴物を装着することで、唾液中に存在する「細菌」に再感染の機会を与えないことがとても大切!

現在、土台にはファイバーコアが最新・最適です。

かみあわせに特徴のある患者さまの補綴(かぶせること)には、ちょっとした一工夫が不可欠。今後は補綴治療(かみあわせ治療)に移行します。



―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


マイクロスコープ 保険内 保険診療



根管治療は俗に”神経の治療、根っこの治療”と呼ばれる治療です。歯の内部に進行した深いむし歯菌の感染を取り去る治療が根管治療。歯の神経にまで及んだ細菌を取り去るのは非常に難しく、適切なコンセプトに基づく環境づくりが根管治療には大切です。その環境づくりが「マイクロスコープ拡大鏡ラバーダムCT、ニッケルチタンファイル」などでしょう。

上の写真は、下顎の第2大臼歯の根管治療。根管の形態は非常に複雑で個体差があります。この歯には2割~3割で樋状根という複雑な根管形態をしめします。通常3つから4つの根管が癒合した形態であり、その根管内の細菌感染を除去するのはなかなか難しいのです。私の臨床の経験では、結構な割合(4割強?)でこの樋状根が認められます。なかなかの強敵です。

当院では、このような症例だけでなく、可能な限りマイクロスコープやCTを用いて精査加療しています。保険、保険外の区別は現在しておりません。必要な症例に必要に応じておこないます。

一流の料理人ならば、ある程度の器具でも美味しい食事をつくることができるでしょう。プラス最高の機器があれば、最高の食事となるでしょう。

素人に最高の食材、最高の機器を用意しても、その良さは生かせないばかりか、普通の食事しかつくれないでしょう。

経験ある歯科医師ならば、肉眼で、CTやマイクロスコープが無くとも、根管治療においていい結果を出せるでしょう。

経験のない適切なコンセプトのない歯科医師ならば、CTやマイクロスコープは宝の持ち腐れではないでしょうか。

当院では保険・保険外に関わらず、マイクロスコープを用いて治療を行います。
まだまだ日々精進、勉強途中の私ではありますが、当院の治療が「宝の持ち腐れ?」かどうか、ぜひ当院にいらっしゃって確認してみてくださいね!

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 



根管治療 クラウンを外す メール回答

[メールのお問い合わせ内容]

『 何度か奥歯の根管治療をしているのですが(保険診療内)1.2年でまた痛みが出ます。今回もまた根管治療後2年で痛みが出てきてしまいました。被せ物はセラミックのため、できればそのセラミックを再利用したいのですが可能でしょうか?また費用はどのくらいになりますでしょうか? 』


上文に似た内容のメールを大変多く頂きます。

かみあわせ、むし歯、歯周病などの口内状況が推測できる範囲内で、患者さまおひとりおひとりに合った内容のメールを返信させていただいております。以下内容は、どの方にも共通する回答になるかと思います。ご参考いただければ幸いです。


根管治療は、歯の内部の神経(根管)にまで及んだ「細菌の感染」を除去することです。

再根管治療が必要ということは、「根管内に細菌の感染が残っている」ということになります。

そのため、再根管治療では、原則「クラウン(被せもの)」を外して治療を行たほうがよろしいでしょう。

その際は、クラウンの再利用は難しいでしょう。

但し、症例によっては、セラミックを外さずに「歯根端切除術」を行い治すことが可能です。
(歯根端切除術 http://miyazaki-dentalclinic.com/17114

そのためには、病状・部位により適応症かどうか、レントゲンやCTによる精査が必要となります。


現在の保険治療制度は、戦後国民皆保険制度が導入された当時の制度をそのまま引き継ぐものです。先進諸国の中ではとても安価な治療費用といえますが、その方法も同等といえるでしょう。歯科治療は日進月歩。日本において最新の治療法を受けるには、「保険外治療」に頼らざる得ないのが現状です。

当院では、あらかじめ問診表にて、「保険外治療の説明が必要かどうか?」を患者さまにお伺いさせて頂いております。そのため、患者さまのご希望のない限り、保険外治療の説明をさせていただくことはなく、また、原則、保険診療にて治療に臨みます。

保険診療の費用は全国一律です。大きなご負担にはならないかと思いますが、こちらにつきましても、おおまかな費用を事前にお知らせさせていただいております。

再根管治療や歯根端切除術の際、CTラバーダムMTAといった機器・薬剤を使用することで事前の診査を徹底し、治療の治癒効果を高めることが可能です。このような機材や薬剤は、残念ながら保険治療の適応外となっております。そのため、CTラバーダムMTAといった機器薬剤は自費治療(保険外適応)となりますが、各3500円~5000円程のご負担です。

(当院の根管治療について http://miyazaki-dentalclinic.com/14599

(CTについて http://miyazaki-dentalclinic.com/17776

(ラバーダムについて http://miyazaki-dentalclinic.com/17703

(MTAについて http://miyazaki-dentalclinic.com/13709





―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


根管治療とかみあわあせ



左下奥歯の再根管治療症例です。病歴は以下の通りです。
左下奥歯の詰め物が外れて他院に来院すると、やり直しを勧められたとのこと。やり直しでセラミックインレーを詰めると、詰め物が高く感じて痛みが出てきました。その旨を担当医に訴えると、説明なく根管治療(神経を取る治療)をされ、その後通院するも痛みは増すばかり。夜も眠れず、当院を受診されることとなりました。

赤矢印の歯が痛みある歯です。
本症例に限らず、治療をする際は、「なぜ?」を考えなくてはいけません。本症例の”左下奥歯の詰め物が外れる”にも理由があるはず

レントゲンを見ればそれは明らかです。原因は「かみあわせ」にあります

患者さまの顎関節の形態には左右差があり、左顎関節はすり減り、左の下顎枝は短くなっています。下顎角(俗にいう“エラ”)は左の方が張っており、相当な左側でのくいしばりが推測されます。

患者さまに伺うと、矯正治療を以前にされた経緯があるとのこと。くいしばりの自覚もあり、それが原因で外れたことが推察されます。



このような症例において、もし根管治療が必要なのであれば、根管治療中は、咬合しないように(噛んでも当たらないように、噛む面を削り落とす)する必要があります。本症例ではその点についての配慮がなく治療が進められており、根管治療も不十分、根管(神経)の見落としがありました(上記写真参照)。

根管治療にはラバーダムマイクロスコープCTなどの診査機器がとても大切ではありますが、これらは治療をする上での最低限の環境づくりです。その前の、かみあわせを含めた「診査」がとても大切です。




―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


根管治療 マイクロスコープ 大臼歯



右上一番奥(7番目、第2大臼歯)に痛みがあり、当院を受診されました。レントゲンをみると、根管治療が上手くいっていない様子。無痛麻酔あとにラバーダムを装着し、かぶせものと土台を除去しました。除去後の根管内写真が上真ん中の写真です。基本この歯は3根管、つまり3つの穴が明瞭に見えるはず。2つの根管は根管治療をした跡がありましたが、感染が認められました。1つの根管は未処置。見えずらいこと、届きづらいこともあったのでしょうか?その未処置の根管からは排膿が認められました。

CTを撮影すると、この歯の根尖(根の先)に大きな病巣が認められました。その病巣は上顎洞にまで膨らみ、膿が溜まってしまっていました。本症例のような場合、2つの神経は取り除かれていますが、1つは未処置のため、歯に感覚が残っていることがあります。本症例では、「熱いものがしみる」という症状がありました。神経を取り除いたとしても、それが適切になされていなければ、このような症状が残ることがあります。また、根尖に病巣を抱えていることから、血圧の上がるようなことや疲労により、心臓の鼓動に一致したズキズキとした痛みも伴うことがあります。早々の治療が必要な状況です。



更に根管内の感染を除去すべく、根管内を清掃すると、口蓋根(赤矢印)より多量の出血と排膿が認められました。5秒ほどの間に、膿と出血で根管内がみるみる満たされる状態です。

本症例では、未処置の1根管は神経が生きている状態(①)、1つの根管は処置されていましたが不十分、もう1つの根管(口蓋根②)も処置が不十分で、それを原因に根尖に病巣をつくり、排膿出血していました。熱いものがしみるの原因は①、噛むと痛い・なにもしなくてもズキズキするは②が原因です。診断名は、「2つの根管が過去に根管治療をした既往の在る歯でその治療が不十分、1つの根管が歯髄壊死。+慢性根尖膿瘍」といったところでしょう。

根管内をマイクロスコープで観察しつつ、清掃します。患者さまには鎮痛消炎剤とともに、抗生物質+腫れ止めを服用頂き、さらに炎症を治めるようにします。この処置で1週間ほどで症状は緩解します。






容易に神経をとってはいけない?

「容易に神経をとってはいけない?」

↑そんなこと、当然でしょ??

歯は3層構造。表層のむし歯であれば、むし歯を除去し、詰めたり被せたりして治すことができます。しかし、歯の内部深くまで進行したむし歯の場合は「根管治療」が必要です。「神経を取る治療」「根っこの治療」と呼ぶこともあります。

最近、インターネットや歯医者さんで「歯の神経は簡単にとってはいけません」という文章や説明を聞くことが多くなりました。患者さまも歯医者さんにそう言われれば、「神経は取ってはいけないもの!」と認識するでしょう。

当院でも同様の考えですが、ちょこっと違う。「できることなら神経は取らないようにしたいですね」という感じ。取らなくてはいけないから取るのであって、取りたいから取るわけではない。神経を残す方法を知った上で、インプラント治療もできる、入れ歯もブリッジも作れる、様々治療をを駆使したとしても、回復しないから、神経を取らざる得ないのです。

「簡単に、容易に神経を取ること」ってあるのでしょうか?そんな説明をする歯科医師は、神経を取ることを簡単に、容易に考えているからそのような言葉がでるのではないでしょうか?神経を残すことができないからそのような説明になるのでは?と思ってしまいます。

神経と取ることはとても難しく、残すこともとても難しい。いずれにしても「徹底して治療行うこと」これが大切。そのためには漏れのない診査、診断が不可欠です。

当院では、深いむし歯の治療(象牙質に至るむし歯)の際は、ラバーダムを装着し治療の臨みます。残せると判定出来た際は、MTAや水酸化カルシウムなどの薬剤で消炎し、機能(噛めるか?痛まないか?)を確認した上で、補綴(詰める、かぶせる)治療を行います。手間はかかりますが、神経を残すにはそれなりのステップが必要かと思っております。歯髄・根尖部の診断に基づき、神経を残すことで大きなマイナスを患者さまが被る可能性がある際は、残念ですが神経を取り除く根管治療を行います。ラバーダム+マイクロスコープ、必要とあればCT診査を併用します。

根管治療は、簡単ではありません。一度削ったらもとには戻りません。やらねばならないのなら、徹底した診査、治療。当院の目標です。




 




―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


根管治療 でも抜歯



右下の奥歯の痛みを主訴として来院されました。ズキズキした痛みと共に、歯は揺れています。

レントゲン写真から神経に至るむし歯がある(黄色矢印)とともに、歯周病(歯を支える骨が溶ける病気)も高度に進行していることがCT撮影から明らか(黄色矢印)となりました。

本症例の痛みの原因は2つ、むし歯と歯周病。
深いむし歯は根管治療で何とかなりますが、ここまで高度に進行した歯周病の治癒は難しい。隣在歯を守るためにも抜歯も治療法の1つであることを説明させていただきました。しかし患者さまは「まずは根管治療をしてみたい、それから抜歯を考えたい!」とのご希望でした。


ラバーダムを装着し、唾液が混入しないように配慮した上で、根管治療を行います。事前に撮影したCTとマクロスコープを使用して治療に臨みます。本症例は樋状根。本来ある3つの根管が、カタカナの「コ」の字状に根管が癒合しています。癒合した部分を含め根管内をキレイにしなくては痛みはなくなりません。上写真のように、根管内をキレイにした上で、水酸化カルシウムを貼薬すると痛みは消失します。


根管治療により痛みは消失しましたが、噛んだ時に痛みがなくなりません。また揺れも残ったまま。適切な根管治療後に痛みが残っているということは、他に原因があるということを示します。処置前のご説明通り、歯周病の痛みが残ってしまいました。この時点で患者さまも納得の上、抜歯を治療法としてご選択され、抜歯することになりました。抜歯の際は、痛みの軽減や治癒促進のため、テルプラグを使用しました。

抜歯した歯を観察すると、複雑な歯根の隙間に「歯石」が沈着していました。この歯石に歯周病菌が感染し、歯を支える歯槽骨を溶かしていたようです。

以前に比べて、現在では、「なんとかやってみましょう!がんばってみましょう!」という「トライアル的」な治療はなくなってきたように感じます。CTやマイクロスコープの台頭、歯科医学の進歩により、「この歯は治せる、この歯は抜いた方が残っている歯のためには良い」といったことが、事前の診査でわかるようになってきました。

正しい治療コンセプトと適切な環境(CT、マイクロスコープ)により、無駄のない歯科治療が可能となってきたようです。




―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 

 


破折ファイル除去 樋状根



左下第2大臼歯の再根管治療症例。咬合時の違和感と痛みを主訴に来院されました。
上記CT画像では、根管内に異物が認められます。歯の神経を除去する根管治療では、μ単位の細いヤスリ(ファイル)を使用して根管内の感染を除去しますが、しばしばその先端が根管内で折れてしまい、残存し、除去不可能となることがあります。

痛みの原因がそのファイルの場合、除去の必要となります。
折れた器具の除去は必要か?につきましてはこちらをご参照ください。


CTとマイクロスコープがあれば、根管内の破折ファイル除去は5分程で終了です。破折ファイルの除去はそれほど難しいことではありません。


樋状根の根管形態は複雑です。湾曲しているため、通常のステンレススチールでは歯根に穴をあけてしまいかねません。ニッケルチタンファイルを使用して、解剖学的形態を壊さぬように、根管内を清掃します。




―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


深いむし歯と病理切片

神経の治療(神経ととる、根管治療)は誰しもやりたくないものです。
ではどの程度むし歯が進行したら、根管治療を「しなくてはいけない」のでしょうか?

むし歯とは、唾液中に存在する「むし歯の細菌」が、歯に感染し、歯を溶かしながら内部に感染を広げていく疾患です。つまり、「細菌の感染症」。

歯の神経の治療が必要になるのは、「感染が歯の内部深くに進行しているから」。
細菌感染を除去しなくては、炎症は拡大します。そのため、感染した組織(歯やその神経)を切削除去することとなるのです。




上左の図は、象牙質近くまでむし歯は進行するも、神経に穴は開いていない状態の場合です、果たして根管治療は必要でしょうか?

右の病理切片は、神経(歯髄)にまでむし歯の穴は開いていないものの、歯髄には細菌感染による炎症が認められる病理切片です。

病理切片をみると、象牙細管を伝わって細菌感染しているのが染色像よりわかります。この病理切片は、象牙質までむし歯が進行した際、見た目やレントゲン像で、むし歯が神経にまで到達していなくても、神経にまで細菌は感染している可能性があることを示しています。

レントゲンは硬いものはより白く、やわらかいものは黒く写し出されます。歯は硬いため、白く写ります。

上左のレントゲン像では露髄していません(=神経にまでむし歯は到達していない)が、上右の病理像では歯髄に炎症が認められます。

神経(歯髄)に近い深いむし歯の症例では、象牙質内へ細菌が潜伏感染していることがほとんどであり、それにより、神経にまで穴が到達していなくとも、神経(歯髄)が感染している可能性が高いといえます。

根管治療だけでなく、治療は早期治療のほうが予後は良好です。
予後の可能性を熟知した上で、神経を残すのか?根管治療を行うのか?を決断したいものです。
そのためには、正確な診断が重要なカギとなるでしょう。




―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください