トップページ > カテゴリー '当院の根管治療'

当院の根管治療

根管治療 専門医

当院院長は、UCLA大学歯学部(University of California Los Angeles School of Dentistry)の卒後教育である根管治療プログラム(Endodontic Mentorship Program)を修了しました。

その内容は、UCLA歯内療法学分野の教授陣による英語文献の集中講義による「科学的根拠」の修得。ロサンゼルスにて根管治療専門医としてご開業されている清水藤太先生よる芸術的な根管治療の術式の修得です

年間1600症例以上の根管治療症例を手掛ける清水先生より、根管治療法、マイクロスコープの使用法、ニッケルチタンファイルの選定から効果的な使用法、歯根端切除術(外科手術)などなどなど、微に入り細にわたり、知識・技術を余すことなくご教授頂きました。そのすべてが「実践的かつ科学的根拠に基づくもの」。さらなる勉強を積み重ねつつ、今後の当院の治療に生かしていく所存です。

UCLAの先生方、清水藤太先生に感謝するとともに、ご教授頂いたコンセプトに従い、適切な治療環境を整えて、すべての当院の根管治療の必要な患者さまに還元してまいります。

 

 


根管治療の回数・期間

根管治療の目的は、歯の内部に感染進行した細菌(バクテリア)を駆除することです。そのために複雑に走行する根管(神経のある管)内をキレイに殺菌清掃します。

根管治療には、はじめての根管治療症例と再根管治療症例があります。
(当院の根管治療診断基準につきましてはこちらをご参照ください)

はじめての根管治療の症例では、次のようなステップで治療を進めています。

1. レントゲンやCTで根管形態を精査した上で、根尖(神経の先端)を80ミクロンのファイルを使用して穿通します。

2. 根管上部3分の2の根管形態を成形し、薬液消毒しやすい形態をつくり、薬液にて洗浄消毒を行います。

3. その後、下部3分の1の根管形態をニッケルチタンファイルを使用して成形します。

4. 根管内がキレイになったら根管充填で根管内を緊密に樹脂で封鎖し、再度感染しないようにします。

「根管治療済み、あるいは根管治療したことのある歯を治療」する再根管治療の症例でも、基本上述の手順で治療を行いますが、治療前に消炎の1ステップが必要となる場合があります。

よって、根管治療に必要なステップは4~5ステップとなります。
このステップを分けて行うならば計4~5回かかりますが、治療時間を頂けるならば1~2回で根管治療は終了となります。


4~5回ならば、1週間に1度の来院で1カ月ほどの治療期間となるでしょう。回数を分けた場合は、その間、根管内に水酸化カルシウムを貼薬します。1日ほどおけばほぼ薬効は認められますが、症状の緩解や患者さまの都合などで、当院では1週間に1度の来院をおススメしております。

病状により異なりますが、数カ月や1年を必要とする根管治療は当院ではありません。
(ズキズキ痛む、顔が腫れたなどの症状をお持ちの方はこちらをご参照ください)

当院では、根
管治療の方法に、保険治療・保険外治療の隔てはありません。全力で治療に挑みます。ラバーダム・マイクロスコープ・ニッケルチタンファイルは、全根管治療症例に使用します。


当院では全力にて治療に臨ませて頂いております。メールでのご相談には日々多数お応えさせていただいておりますが、現状を拝見しないことには明言致しかねております。
治したいお気持ちある患者さまはぜひ当院までご来院ください。しっかり拝見させていただきます。(無断キャンセルは、他の患者さまへ大変ご迷惑です。ご配慮いただけますよう切にお願い申し上げます)


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 

 



歯根端切除術(再考) 東京歯医者

最近、根管治療がもてはやされている感があるのは私だけだろうか?

歯科界では、2000年まで、歯周病治療(歯周外科手術・歯周再生治療)により歯を残すことが流行し、成功率の高まったインプラント治療が2000年を超えて全盛に。ここ数年ではインプラント治療に加え、今一度歯を残すことを大切にしようという観点から「マイクロスコープ根管治療」が流行している。マイクロスコープによる根管治療に加えて、マイクロスコープによる歯根端切除術を行うことで、成功率が高まるという文献とともに、「歯は残せる!」という言葉が日本ネット内で散見されるようになっているの現在。

たしかに正しい治療コンセプトと適切な環境づくりは、根管治療に関わらず最重要案件といえるだろう。しかし、マイクロスコープがあれば治る!ニッケルチタンファイルを使えば治る!MTAを使えば治る!というわけではないはずである。そこには正しい治療コンセプトがあってしかるべきであり、それに従い試行錯誤して治療に臨むことで良い結果が得られるはずである。

最近当院にはこんな問い合わせやご質問が多くある。
マイクロスコープはありますか?使ってもらえますか?」
「ラバーダムしてもらえば治るんじゃないですか?」
「ニッケルチタンを使えばなんとかなるんじゃないですか?」
「〇〇を使ってやってみて下さい!」


お困りになった末でのお言葉であると重々承知ではあるものの、こんな言葉には少々困惑する。マイクロスコープなどの「道具」を使うのは「人」。どう使うかも「人」。使い方がわからなければ、道具も意味を為しません。「宝の持ち腐れ」です。

インターネットでは多くの情報が氾濫しています。それを歯科素人である患者さまが判別するのは難しい状況にあるでしょう。当院では多くの時間を設けて患者さまをお話しする機会をつくるようにしています。

私が師事するUCLA正式プログラムでご教授頂いている清水藤太先生のお話しでは、アメリカ根管治療の歴史は右のようになっているとのこと。

米国では、現在の日本のマイクロスコープ歯根端切除術全盛の時代は15年ほど前に過ぎ去り、現在ではその反省期に来ているらしい。つまりはやったけど治らないかった症例の後始末の時期にあるとのこと。

ではなぜそのようなことが起こるのか?ここではその詳細については長文となるため割愛するが、その点も踏まえて、現在米国のエンドドンティスト(根管治療専門医)育成機関では、エンドドンティストにインプラント治療法を教えるようになっている。

適切な根管治療が為されていないならば、経過観察など行わずに速やかに外科治療(歯根端切除)に移行しなければならない」 Dr.Abou-Rassは言っています。

同時に、「エンドドンティストたるもの積極的に外科(歯根端切除術)を取り入れるべきであり、通常の根管治療が”右手”ならば、”外科”は左手。右手と左手を組み合わせることでしっかりとしたエンド(根管治療)ができるようになる」と言っている。

根管内に問題があるのであれば、通常の根管治療でその原因を除去してあげれば、あとは勝手に「身体」が治してくれる。根尖病変などが治らないのは、根管内ではなく、根管外に感染が拡大進行しているから。ならばその部分をしっかりと除去する「歯根端切除術」は有効な手段といえるだろう。

しかしそれをしてもまだ失敗することもある。では歯根端切除術は無駄なのだろうか??
それについては、清水先生はこのように述べています。

「現在では、エンド(根管治療)にだけ頼るのではなく、その後の治療を見据えた考え方が必要である。それにはンド―インプラントロジーの考え方が必要。徹底した根管治療(エンド)で残せなかった場合は、すみやかにインプラントできるような環境づくりを口腔内につくっておくことが大切。」

つまり、根尖病変はそのままにせず通常の根管治療に加えて歯根端切除術を行い、病変を確実に除去し骨再生(GBR)を促す。そのまま経過が良好であれば良し、悪ければ抜歯してインプラントできるようする!将来を見据えてリスクを少なくした治療が大切なのです。(根尖病変は放置して治るのか??)

当院ではUCLA正式プログラムに準じた根管治療を行い徹底して歯を残します。歯根端切除術は必要不可欠な治療であり、次につながる有効な治療法といえるでしょう。当院の治療、外科手術は無痛麻酔・無痛治療です安心してご相談ください。



マイクロスコープで根管治療



下顎第一大臼歯(奥から2番目)の根管治療。写真はマイクロスコープ画像です。左写真は肉眼の3倍拡大率画像。これで3倍ということは、肉眼では全く見えていないに等しい。根管治療は手指の感覚と経験といわれた時代はもう終わり。しっかりとみて根管治療するには、まずラバーダム。そしてマイクロスコープ

本症例では右のように4根管。本来の根管を壊さないように、根管内をキレイにするには「ニッケルチタンファイル」が必須。ニッケルチタンファイルを使うから保険外治療、マイクロスコープを使うから保険外治療という概念は意味がわからない。当院では保険だろうが保険じゃなかろうがマイクロスコープ+ラバーダム+ニッケルチタンファイル。治療環境を整えることはとても大切です。


何事にも順序があるように、根管治療にも手順があります。まずは穿通、80ミクロンの極細のファイルを使用して根管の道筋をつくる。その後ゲーツグリデンドリル、ニッケルチタンファイルを使用して根管内をキレイにします。当院ではニッケルチタンファイルを症例に応じて3種類使い分けています。各々に2種類あるため計6種類を使い分けるのです。根管を壊さないように、薬液でキレイにできるように、緊密に根管充填できるように細心の注意を払って治療します。



根管内がキレイになったら、また細菌(バクテリア)感染しないように緊密に樹脂で封鎖します。この操作を根管充填といいますが、その方法は様々。当院では基本CWCTにて行います。根管内を緊密に封鎖できることから、その成功率を高めることが可能です。

当院の根管治療についてお知りになりたい方は、当院の根管治療ブログをご参考ください。


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 

 


根管治療 保険でマイクロスコープ



むし歯は唾液中に存在する細菌(バクテリア)の感染症です。歯の内部、深くまで進行した場合、バクテリアを徹底的に駆除するために、歯の神経を取り除き、歯の在った「根管」内部を徹底的に除菌します。

根管内はとても複雑です。

前歯であれば、大抵1歯根に1根管。小臼歯は1歯根~2歯根に1~2根管。大臼歯は2歯根~3、4歯根に2~4根管が存在し、個体差があります。主根管をある程度キレイにすれば症状は改善しますが、のちに問題を起こすこともあり、徹底した根管治療の必要性が現在求められています。

上の①の写真、3つの穴(=根管)が見えます。3根管、なにも問題なきように見えます。大臼歯では根管をキレイにするとともに、「髄床底」にある副枝の清掃も大切。また、この髄床底を整理整頓することで、②のような根管が見つかることもしばしば。

主なる大きな根管であれば、経験と知識があれば肉眼であっても手指の感覚で治療することはできるかもしれませんが、この髄床底の整理に関しては無理。マイクロスコープと超音波チップにて丁寧に整理することが求められるのです。

また、現在の歯科大学における根管治療教育では、ステンレススチール主に用いた根管治療法で教育が為されています。これも世界水準の根管治療では20~30年の時代遅れ。保険治療主体の日本医療の現状といえるでしょう。

当院では、米国UCLA根管治療の正式プログラムを修了した歯科医師が根管治療を行います。

マイクロスコープ、ニッケルチタンファイルなどなどなど、「保険適用」にて行います。

当院で行う根管治療につきましては、根管治療症例報告にて毎日報告させていただいております。「どんな治療をするのだろうか?」心配な方はご参考ください!



―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


根管治療の手順



むし歯は口内に存在する細菌(バクテリア)の感染症です。歯の内部深くまでむし歯が進行すると、歯の神経を取る必要があります。これを根管治療といいます。
歯の神経が在る「根管(上の赤色部分)」はとても複雑な走行です。この根管内をキレイにすることが根管治療の目的です!

右図は根管治療の手順です(クリックすると拡大されます、ご参照ください)

まずは歯冠部(黒い部分)のむし歯を削り取ります。その後、感染
した神経を除去します。歯根の先(根尖)に、80ミクロンのファイルを挿入し、歯根の先端までキレイ除去します。

根管内をキレイにするのは、主に「次亜塩素酸」という薬剤です。この薬液が根管内に行き渡り易いように、
上2/3の根管形態をキレイに成形します。

上2/3をキレイにしたら、
下1/3をニッケルチタンファイルで成形します。下1/3の根管形態を壊さないこと!これが根管治療の予後に大きな影響を与えます。ニッケルチタンファイルが必要な理由といえるでしょう。

根管内をキレイにしたら、根管充填をします。また根管内に感染しないように、また、根管内に除去しきれない潜伏したバクテリアを埋入するために行います。緊密に行うために、当院ではCWCTで行います。

このような根管治療に、当院では2~3回の治療回数をいただきます。患歯、患者さまの都合、治癒状況、一回あたりの治療時間により、治療回数は増減しますが、できるだけ少ない回数を目指しています。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


腫れた 痛い 根管治療の急性症状

むし歯の進行と痛みには関係があります。

歯は3層構造です。その進行度合いにより、むし歯は以下に分類され、その症状も異なります。

① 初期カリエス 痛み ±
② 象牙質カリエス 痛み ++
③ 露髄 痛み +++
④ 歯髄壊死 痛み ±
⑤ 根尖病変 痛み ± or
+++

①→⑤のようにむし歯は進行します。むし歯は唾液中に存在する細菌(バクテリア)の感染症です。表面に感染し()、内部へその感染を拡大します()。その後、歯の神経に到達し(=露髄 )、神経が死ぬ(=歯髄壊死 )と歯根の先、歯槽骨内に病変を拡大させてます(=根尖病変 )。早期の治療が肝心です。

上記のうち③と④の痛みは +++つまり激痛を伴うということです。

歯の激痛は、「何もせずともズキズキ痛む」というような痛みです。同時に「顔が腫れる」こともあります。そのような「急性症状」では、以下のような状況が考えられます。



は、むし歯が神経に到達し、穴があいている状況です。
は、同時に根尖に病変が認められます。
は、根尖に病変が認められますが、治療の既往は認められません。
は、すでに根管治療済みの歯に根尖病変が認められます。

この分類診断をせずに治療に臨むと治療後に痛みがなかなか取れずに辛い思いをします。どこに痛みの原因があるのか、そのためには何ができるのか?を明らかにした上で適切な治療に臨むことが必要です。 

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

再根管治療 マイクロスコープ大切

右上第一大臼歯の再根管治療

情けないことですが、数年前に私自身が行った根管治療を再根管治療することとなりました。患者さまには申し訳ない気持ちでいっぱいですが、この数年で私の技術も知識も格段に進歩したことで、以前の治療の未熟さを痛感することとなった症例です。

処置前は、触っただけでも痛む状態。この状態で麻酔をして根管治療をすると、さらに痛みが増し、その痛みは数日間続きます。ここで根管治療をしてはいけません。現在の痛みの部位は「歯根膜」。この部位を刺激しないような「適切な対処」が必要となります。

適切な対処の数日後、痛みがなくなった状態で、再根管治療をすることとなりました。

根尖病変の広がりを明確にするために、CTを撮影したのが左の画像です。近心頬側根に根尖病変が認められます。

この歯は3つの歯根から成ります。そのうちの1つ、近心頬側根には根管(神経)が2つありますが、そのうちの1つは肉眼では見えません。この部位の治療ができていなかったと推測されました。実際の口内のマイクロスコープ画像が以下となります。



通法通りの3根管の根管充填がなされています。しかし髄床底の拡大清掃が未熟、もう一つの根管(MB2といいます)をマイクロスコープでみつけることができました。これが痛みの原因です。

この当時、5倍の拡大鏡をつけての診療でしたが、その知識不足とマイクロスコープが無かったこともあり、これが限界でした。

この部位を適切に根管治療を行うことで、治癒に向かいます。
根管治療に限りませんが、正しい治療コンセプトと適切な環境づくり(CTやマイクロスコープなど)がとても大切であるということを反省させられた症例です。

 

歯の神経を残す 生活歯髄療法

神経を残す方法にはいくつかの手法を「生活歯髄療法」といいます。
手法は次の5種。

① 間接覆髄法
② 暫間的間接覆髄法
③ 直接覆髄法
④ 部分的断髄法
⑤ 断髄法

露髄を防ぐ①②の手法、露髄をしたら②~④の方法となります。(露髄とは、むし歯を除去する際に、神経にまで到達し、神経(歯髄)が露出することをいいます)

歯科医学的にも、患者さまの心情的にも、歯の神経は取らずにできたら有難い。
しかし、次のようなときは、すみやかに根管治療をすることをおススメします。

・ 自発痛がある、あるいは過去にあった
・ かんだとき、たたいた時の痛みが強く持続する
・ 刺激が加わると持続性の痛みがある


残せる神経は徹底して残します。しかし、細菌感染が内部深くまで進行しているのであれば、痛みが引かないのであれば、すみやかに根管治療を行い、痛みの除去と更なる感染拡大を防ぐ必要があるでしょう。

生活歯髄療法に関する古くからの争点があります。

生活歯髄療法後、歯髄は変性するため、その後の根管治療を困難とするということです。
これにより、このような「予防的な根管治療=生活歯髄療法」は必要ないとする考え方もあります。

当院では、徹底して歯の神経を残し、ダメならば徹底して根管治療に臨みます。
そのためには、適応症を見極めることがとてもとても大切です!

お困りの際は、ご相談ください。お力になれます!

 


よい根管治療とは何か?

良い根管治療とはどんな根管治療でしょうか?

Prof.Marwan Abou-Rassのファイナライゼーションコンセプトでは、このような記載になっています。

① 適切な機械的拡大・清掃が為されている。
② ガッタパーチャとシーラーで適切な長さまで根管充填されている。
③ 適切な歯冠修復が為されている。
④ 客観的・主観的症状がない、またあっても治癒傾向にある。

むし歯は口内に存在する細菌の感染症です。上記を簡単にいうならば、
① 根管内の細菌感染を除去し
② 再感染しないよう樹脂で緊密に封鎖し、
③ 上から精度の高い「かぶせもの」をかぶせ、
④ 歯科医師が見ても、患者さんの感覚でも問題が無く、治る過程にある。

これを満たす根管治療は「良い根管治療」といえるとDr.Abou-Rassは言っています。同時に、「(上記のような)適切な根管治療が為されていないならば、経過観察など行わずに速やかに外科治療(歯根端切除)に移行しなければならない」とも言っています。

むし歯は細菌(バクテリア)の感染症です。
口内から感染した細菌は、歯の内部へ浸食し、歯根の先へと及びます。治療時期が遅れることで、歯根の先端より外部へと細菌感染は進行し、通常の根管治療では治癒できないこともしばしばです。このような場合は、歯根周囲の骨ととも歯根尖を外科手術にて除去します。

以前よりこのような治療は為されていましたが、マイクロスコープの台頭により、その成功率は90%以上に上昇し、マイクロスコープを用いた外科治療の有効性が広く知られているのが日本の現状といえるでしょう。これは、インプラント治療が安易に選択されるようになったことから、「まずは徹底して歯を残す、そのためには歯周病治療と根管治療を徹底しなければならない」という風潮がでてきたことによるものとも言えます。

現在日本では、「歯根端切除をすれば治る」と言われることも少なくないようですが、15年先をいくアメリカエンドでは、ちょっと違うようです。

アメリカにおいて、2000年代に早くも成熟したマイクロスコープによるエンド外科手術は、現在反省期に入っています。マイクロスコープ外科手術でも治すことのできない症例が多く出てきているのです。

では、どのようにしているのでしょうか?

答はDr.Abou-Rassが1999年に唱えていた「エンド・インプラントロジー」
マイクロエンドの歴史を踏まえた上で、当院では、米国式「最新の」徹底した根管治療を行います。お困りの際は、ご相談ください。お力になれます!