その他

神経を抜いた歯が、食べ物を噛むと痛い

はじめまして。 ご相談なのですが、某歯医者にて右上奥から数えて3番目の歯に虫歯があり、結構根深いと言われましたが、神経抜かずに治療出来そうとのことで抜かずに治療いただきました。

元々飲み物を飲むと滲みまして、治療後もやはり滲みたため、後日神経を抜いていただきました。 その後痛みなく過ごせたのですが、一週間くらい経過してから食べ物を噛んでいるときに凄い痛みを感じるようになりました。

以前のように飲み物を飲んだら滲みるのではなく、食べ物を噛んだときに痛む状況です。 どういったことが原因と考えられますでしょうか

コメントありがとうございます。

回答させて頂きます。実際に拝見していないため、適切な回答ではありません。ご理解くださいね。

まずは大前提として、以下の点をまず考慮した上での回答が必要かと感じています。

『現在の治療状況がどの段階なのか?』ということです。

①未だ根管治療中の場合

歯の治療は外科治療です。毎回、皮膚を切っては消毒、クスリを付けるといった具合でしょう。
そのため、治療後は痛むのが普通であり、加減をした上での食事が不可欠です。
治療中に普通にお食事をしたことで、痛みが生じただけかもしれません。少し加減をした上での食事を心がけてください。
根管治療が終われば痛みは少しずつ緩解します。

②根管治療は終わっている場合

1)かみあわせが高い
根管治療後に被せた噛み合わせの高さの不具合かもしれません。高さを調整することで緩解するかもしれません。

2)かみしめ、歯ぎしり
かみしめや歯ぎしりの癖をお持ちの方は、肉体的ストレスや精神的ストレス、気温気圧などの環境変化により、その頻度と強度が増します。
それにより、歯ぎしりやかみしめが起こり、歯が打撲することがあります。マウスピースが効果的です。

3)感染が残存している
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
感染が残存していると、身体の疲れなどによる免疫機能の低下に伴い、痛みが生じます。
しかし、これは、治療後より生じるため、この可能性は少ないかもしれません。対応策は再根管治療です。

ぜひご担当の先生と相談されてください!
私としては2)の可能性が高いのではないか?と感じております、ただし、推測の域が出ませんのでご了承ください!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

MTA 歯の神経を抜かずに残す薬とは何か?

【タイムスケジュール】

00:04 神経取らずに抜かずに治す薬 知ってますか?
02:14 無痛麻酔の様子
03:43 治療前の会話
03:56 ラバーダム装着
04:37 治療前の消毒
04:52 メタルインレー(銀合金のつめもの)を外す
05:20 覆髄材を削り取る
05:49 う蝕検知液でむし歯を染色する
05:59 今後の治療について説明
06:10 隔壁をつくる
06:27 神経に近いむし歯をう蝕検知液で染色する
07:16 術後の痛みについて解説
08:08 歯の神経を残す治療の成功率
08:34 MTA
08:45 前医師の治療内容について、どうだったのか?
08:53 コンポジットレジンを充填する
09:13 術後の患者様へのご説明風景

削らなくても、むし歯が治る

薬を付けるだけで、むし歯が治る

こんな薬があったなら、皆、使いたいですよね!

現在では、そんな薬はありません。

甘い言葉に惑わされてはいけません。

むし歯は徹底的に削り取る、これが最善最高の歯科治療。

これにはラバーダムとマイクロスコープが大切であることは、このチャンネルで耳にタコが出来るくらい、念仏のように唱えています。

その上で、歯の神経を取らずに抜かずに残すことのできる薬があることを!

皆さんはご存知ですか?

日本ではあまり知られていない、世界では当たり前のように使用されているその薬、その名はMTA。

その優れた有効性を明らかにした研究論文は実に1,000以上。

歯科治療に使用される材料の中でも最も研究された薬の1つとして数えられているMTA。

そのMTAの聖書、寺内先生が監訳されたMTAの開発者Mahmoud Torabinejad(マモウド・トラビネジャッド)先生の著書 『MTA全書』には、そのエビデンスに基づき治療をすれば、患者様の希望に沿った最大の成果を上げることが出来ると記載されています。

患者様の希望とは何か?それは治ること!つまりは歯の神経を抜かずに取らずに損傷せずに治すこと。

この著書の中では、歯の神経を残す治療についても詳細に書かれています。

今回の動画は、この聖書の中で、George Borgen 先生がまとめたMTAによる歯の神経を残す治療(生活歯髄療法 Vital Pulp Therapy)を、当院で行った様子です。

これは何も特別な治療ではありません。

特別なものであってはならない。

日々、すべてのむし歯治療において行うべき治療であり、挑戦したい治療。

患者様皆様が臨む治療でしょう。

それはつまり当院の目指す目標であり、事実、日々当然ように行われるようになっています。この動画で解説しています。

聖書では、歯の神経の残すためには、MTA以上に重要なこととして、2つのことを記載しています。マイクロスコープ、そして、う蝕検知液です。

どのように使用するのか?ぜひ最後までご覧下さい!

 

 

根管治療後 激痛 鈍痛 「神経の取り残しがある」や「穴を開けたままにするのは良くない」

今、根管治療を受けているのですが、2回目のリーマーでの治療で麻酔をせずに行いました。

「痛かったら手を挙げてくださいね。」と先生から言われたのですが、我慢できる痛みであったため手を挙げませんでした。

その後、膿を出すために被せ物などはせずに施術した歯に穴を開けたまま、1週間後の予約した受診日まで過ごすことになったのですが、2回目の受診をした帰りに激痛に襲われて、色々調べてみたのですが、激痛ではなく、鈍痛がする。と書かれていたり、「神経の取り残しがある」や「穴を開けたままにするのは良くない」など、不安なことが多いです。

教えてください。

コメントありがとうございます!

まずは大前提として、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

痛みの原因は、「感染」です。

感染をある程度取り切れば、免疫機能で抑え込める状況となれば、痛みは緩解します。

膿を出すためとして1週間、穴をあけたままだったとのことから、相当な炎症と排膿があったことが推測されます。
病状はかなり良くなかったのでしょう。

その後に、おそらくではありますが、2回目、排膿が治まり、クスリを貼薬した上で終了されているのかと思いますが、一般的な歯科医院では(保険治療で根管治療を行い、ラバーダムやマイクロスコープを使用しない歯科医院。リーマーという表現があることから、それに該当することが推察されます)ペリオドンなどのホルムアルデヒド製剤をその薬として使用されているかと思います(※違うかもしれません)。

その薬は、根管内で気化することで、根管内を滅菌消毒する薬です。
そのため、根管内圧が高まり、滅菌消毒効果は高いのですが、急性炎症の症例に適用することで、痛みを強く感じてしまうこともあるようです。
(私は使用しませんが、そのような他院からの転院症例を多く拝見しております)

今回の痛みは、その薬による痛みではないかと推察されます。

根管治療も2回目、まだ終わっていないでしょう。

であれば、感染の取り残しがあると判断するには早急です。

よく、「神経の取り残しがある」といいますが、これは歯科医師が患者様へ分かり易く説明するたとえ話です。

神経は残っていても問題はありません、問題は感染です。
この点については以下の動画で解説していますのでぜひご覧下さい。

不安なことは、ご担当の先生に相談しましょう。

相談できる歯科医師の元で治療しましょう。

しかし、その歯科医師を信じることが出来ず、その真偽を確かめるために、自分がその歯科医師を信じる決断ができない心持ちを確かめるために、相手を疑い放つ「質問」には疑問の余地が残ります。

その質問を繰り返しても、自分の心が落ち着くことはなく、また相手の信頼を損なうこともあるでしょう。

どんな歯科医院で治療をしたいのか?ご自身にあった歯科医院選びがとてもとても大切であり、その責任は、患者様ご自身にあるかと私は感じてます。

歯科医院選びの1つの基準についてはこちらの動画です。お役に立てるかと思います。

ココで頂いたコメント内容を、その先生への尊敬の念を持ったうえで、配慮した上で、そのご担当の先生に聞いてみてください。
しっかりと答えてくれるはず!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

 

 

歯の神経に菌が到達しているか見られる方法ってあるのでしょうか?

歯の神経に菌が到達しているか見られる方法ってあるのでしょうか?

菌は0.5~1ミクロンであるため、目では見えません。

そのため、細菌により溶かされた歯、そして、細菌感染によって生じた歯の神経の炎症や壊死をみて、その到達度合いを測ります。

それにはラバーダムとマイクロスコープが必要です。

 

 

むし歯を少し残してセラミック?

ご相談内容

右上の小臼歯2本歯の間の虫歯がありセラミック付けたが、神経取りたくないと伝えていたら治療終了後にあえて虫歯少し残していると言われており不安になり見て欲しいです。

また、左側の上も同じように虫歯が怪しいと言われましたが、現在の歯科での治療は説明もほぼなく治療され不安のため、治療必要なら是非こちらで治療受けたいです。

YouTubeみて問い合わせしました。

診察は院長先生希望でお願いします。

6/4は14時までなら時間何時でも構いませんので、よろしくお願いします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

それはお困りですね。

おそらく間接覆髄法という治療法であり、科学的根拠のある治療法かと思います。

むし歯を残したという言葉はやや乱暴な表現に感じますが、可能な限りむし歯を取り除き、覆髄材という消毒薬とともに神経を保護することで、問題が無い症例も多数ございます。また、そういった治療法(間接覆髄法)は、以前よりある、信頼性のある治療法ですので、ご安心いただいても大丈夫ではないかと感じております。

またセラミックが装着されている場合、その下にあるむし歯の有無を確認するためには、レントゲンやCTなどで概略は分かりますが、やはり、実際に外してみないことには明確な回答ができないということもあります。

ご希望頂いた院長での治療は可能ですが、以下の点、当院にご来院頂く患者様にはあらかじめご理解ご協力を頂いた上で治療に臨ませて頂いております。

当院では初診の診察などは当院スタッフあるいは当院の歯科医師が行っております。

院長である宮﨑もご挨拶に伺い、レントゲンなどの診査結果を拝見しておりますが、「すべての診察を」と望まれる方にはそのご希望には添えていない場合もあるようです。

初診診察の上、その後の治療の重要な点につきましては、院長が行っておりますが、院長でなくても大丈夫であろう施術内容につきましては、当院スタッフが適宜行わせて頂いております。その点ご理解ご協力を頂ければ幸いです。

よろしくお願い致します。

 

 

壊死した「神経の抜き方」#根管治療  #マイクロスコープ #ラバーダム

上顎前歯、壊死した歯の神経を取る、抜く根管治療の様子。
30分の動画で詳しく解説しています。
ぜひご活用下さい!

 

 

根管治療時の麻酔は必要?

【歯医者さんからのご質問】

すいませんでした。感染根管治療時に麻酔薬を使ったためのアレルギーと根管処置時に使用のメリットを考えると僕には少し理解できないときがあります。すべて使用を否定しているわけではありませんが。いかがでしようか。

ご連絡ありがとうございます。

麻酔薬を使用したことによりアレルギー反応があるならば、使用は出来ないかと思います。
私も同感です。
そのような患者様は私も治療ができないため、大学病院へご紹介させて頂いております。

当院では、根管治療を行う際、以下の診断を行った後に、適切な治療法を選択させて頂いております。

先生もご存知のことかと思いますが、このコメント。多くの方々がご覧になっています。
基礎からご説明させて頂くご無礼をお許しいただきつつ、ご存知のことはお読み飛ばして頂ければ幸いです。
この点、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

根管治療の際は、「歯髄つまり神経の病状診断」と、それにより炎症が波及した部位つまり「歯を支える組織、根尖歯周組織の診断」が不可欠になるかと思います。

(1)【歯髄の診断】
歯髄の状況は以下の6型に分類されます。

Initial treatment(はじめての根管治療の場合)
①正常
②可逆性歯髄炎(軽度の炎症。冷温刺激で一過性の鋭い痛みがあります)
③不可逆性歯髄炎(深いむし歯、なにもせずとも痛みがある状態です)
④歯髄壊死 (神経が死んでしまった状態。症状がある場合、ほぼ無症状な場合があります)
Retreatment(2度目以降の再根管治療の場合)
⑤過去に根管治療をした既往の有る歯
⑥だれかが根管治療を開始した歯
この2つは症状がある場合、ない場合様々です。

(2)【根尖歯周組織の診断】
根尖歯周組織の状況は以下の6型に分類されます。

①正常
②急性根尖性歯周炎(噛んだ時の痛みがあります。何もせずとも痛みます)
③慢性根尖性歯周炎(あまり症状がありません)
④急性根尖膿瘍(根っこの先相当部の歯茎、顔面が腫れ、痛みがあります)
⑤慢性根尖膿瘍(自覚症状は少なく、排膿(膿み)・腫れがあります)
⑥硬化性骨炎(無症状である場合、痛みがある場合共にあります)

先生のおっしゃる「治療が必要となる感染根管治療」は、上記の
(1)③、④、⑤、⑥
(2)②~⑥
これら(1)の4つと(2)の5つの掛け合わせたケースつまり20パターンが考えられるかと思います。

そのうちの(1)④で完全なる歯髄壊死でありつつ、(2)③、⑤、⑥であれば、削ったり、触ったりした時の痛み。
つまりは治療による痛みは、「根尖をファイルなどで触る時以外」は痛み無く治療が可能かと思います。

しかし、たとえば、(1)の③や④。

むし歯は徐々に進行します。つまり感染、炎症、そして痛み、壊死。このように進行するため、私の臨床実感としては、完全なる壊死は皆無に等しいと感じています。

その点に配慮した上で、おそらく、壊死組織のみを取り去り、そこにペリオドンなどの失活材を塗布するのかと思いますが、部分的に壊死した組織ということは、部分的に生きているということであり、それに加えて(2)部に炎症が有る場合は、貼薬後の拍動痛・自発痛が痛み止めを超える程に痛みとなっている症例、大変多く拝見しています。

ただし、上記20パターンを適切に判断しつつ、歯髄壊死部などを的確に判断しつつ、また貼薬剤などもペリオドンだけでなく、他貼薬剤を適切に判断し、根管治療に臨むことで、手際よく痛み少なく予後の良い根管治療を施している症例や先生、沢山拝見しています。

当院では、治療中の痛み、治療後の痛みの軽減を期待するために、また、健全部分である歯周組織への負担や壊死部の特定が困難であることなどからも、術前の麻酔を行い、すべての症例で、可能な限り術中術後の痛みを軽減して差し上げたいと願っております。

麻酔を使用しないということをすべて否定するものではありません。

適切な診査診断のもと、痛みが少なく治療が可能であり、また、その上で、麻酔をせずとも治療することに「患者様が同意」しているのであれば、そこに問題は全くないのではないでしょうか。

このような回答でよろしかったでしょうか?

ぜひお返事を下さい。

 

 

神経を保護する薬を塗る 治療終わってからずっと痛くてご飯もほぼ食べてない

ご質問

すみません。コメント失礼します。

3日前から歯が痛くて昨日GW中でもやっている所を探して行ってきました。

半年前に地元で治療し途中で止まったままの所だったので昨日神経を保護する薬を再度塗ってもらいました。

痛かったら神経抜くから3日間様子をみてと言われて4日後に予約をしたのですが治療終わってから今現在までずっと痛くてご飯もほぼ食べてないです。

これはもう神経を抜くしかないってことでしょうか、、

回答とさらにこちらからご質問

もう少し具体的に、どんな時にどのような痛みなのかをご説明頂けるとアドバイスがしやすいかと感じています。

返信をお待ちしております。

また、歯の神経が残せるか否か?根管治療が必要となるのか?現在の病状は?について表にまとめています。

そちらを参照した上で、ご返信を頂けるとさらに分かり易いかと思いますので、そのリンクを添付します。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

上記に対するご質問者からの回答

ご返信ほんとにほんとにありがとうございます🙇‍♂️🙇‍♂️

昨日の治療後からご飯を食べずとも何もしなくてもずっとズキズキしてるような痛みです。

上の歯が当たると更に痛い気がするので少し半開きで生活してます。

鎮痛剤を飲みましたが効果がきれるのが早いです。

かなり大きな虫歯だったので神経の近くまで治療をしていたと思います、、

上記に対する当院の回答

添付いたしましたリンクの表はご覧いただけましたか? 症状と照らし合わせて頂くと、今後の治療法がよく分かるかと思います。

おそらく、表の通りかと。 それまでは、鎮痛剤を服用して頂き、必要とあれば、急患で受診された方がよろしいかと感じております。

 

 

 

 

クラウン インレー ラバーダム 自費?

クラウンとかインレーとか通常の虫歯治療の場合もラバーダムは使用されますか?近所の歯科医だと自費診療になると言われました。

むし歯が深い場合、つまり象牙質内にむし歯があり、神経までの距離が2mmを切る場合は、たとえむし歯が歯の神経に接触していなくても、神経は炎症を起こしている可能性があります。 そのような状態で、歯を切削することは、感染の危険性や炎症を惹起しかねないため、歯の神経を残す治療を、動画のような治療をおススメしています。 その場合は、CTを含め、保険外治療となるでしょう。 近所の歯科医師の先生のような見解と同様かと思います。

 

 

『神経を抜く』ってどんな治療?分かり易く解説 #マイクロスコープ #ラバーダム #根管 #根幹

当院での根管治療後、患者様に治療内容についてご説明している様子を動画に収めました。

お話ししている内容は、

根管治療とはどんな治療なのか?

なぜ根管治療は痛いのか?

なぜラバーダムとマイクロスコープが必要なのか?

など、患者様が疑問に思う内容をご説明しています。

ぜひご覧下さい。