従来のレントゲン画像は、3次元を2次元に表現した画像。おおまかな把握はできますが、像が重なり、詳細な診査には不向きです。また、歯の神経の走行は複雑で、レントゲンでは像が重なってしまい、正確に把握することは困難です。根管治療の際には、CT診査を併用することで、安全・確実・やり直しのない根管治療が可能となります。
CT画像では、立体画像、横から、前から、上からと、あらゆる方向から歯、歯槽骨などを0.08mmの精度で読み取ることが可能です。
インプラント治療では、必要な骨幅や深さの測定、インプラントシミュレーション。また親知らずの抜歯では、下歯槽管との位置関係精査。根管治療では、神経の走行や病巣の大大きさなど術前に知ることが可能です。
たとえば上のレントゲン写真。右下第一大臼歯の抜歯を他院で告げられての当院の受診症例です。通常この歯は2歯根3根管ですが、この歯は3歯根4根管。赤い矢印の先に歯根が隠れていました。レントゲンでは読み取れない部分を術前に把握することができるCT撮影。当院では、さまざまな場面で使用します。