根面の露出 

平成23年3月22日

ちょっとチェックしてみてください!こんな状態になっていませんか? (写真を参照ください↓)

黄色の矢印がついている歯のように、
本来みえない『歯の根の部分』が見えてしまってはいませんか??

これを根面の露出といいます。病的な状態ですね。

原因は様々です。
・ 歯周病の進行
・ 不適合な被せもの・冠
・ 咬合(かみあわせ)の不調和
・ 歯ぎしり

症状は、いわゆる『知覚過敏』のような「つめたいものがしみる」といった症状や、無症状の方もいらっしゃいます。

この露出した根面は、『酸』にとても弱く、ちょっとした酸性食物で歯が脱灰(歯からカルシウムが溶け出してしまうこと)して、むし歯のような状態となってしまいます。

歯のエナメル質(白い部分)はph5.4
歯の歯根(黄色い部分)はph6.2で溶けてしまいます。

露出した根面は、ビールでも溶けてしまうということなのです。

お酒の好きな方は特に注意が必要です(^.^)。

虎ノ門 宮﨑歯科医院では、治療する前に、当該部位の歯の現状を、口腔内カメラにて見て頂きます。

ご自分のお口の中はなかなか見ることがないものです。
しっかりとご理解いただいた上で治療をいたします。

冷たいものがしみる
歯ブラシするとしみる
楊枝をつかうとしみる

一度検査してみてはいかがでしょうか。