保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて

保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて わかりやすく説明


《ご相談内容》

再根管治療を保険適応で…と考えています。どこの歯医者さんに行っても、自費のが良いと言われ悩んでいます。保険適応の治療は、そんなにダメなのでしょうか?現在痛みもなく、違和感もなく、積極的に治療する必要はないと言われました。どうしたらよいのか、相談したいです。

ご相談をいただきましてありがとうございます。はじめまして。宮崎歯科医院 院長 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。患者様皆さまから同様のご質問を多数頂きます。いままで、根管治療に「自費」の根管治療がなかったのに、なぜ突然「自費の根管治療」を勧められるのか・・・困惑する患者様が大変多く、当院でも毎日のようにご説明をさせていただいている状況です。

上記の図表にそってご説明を勧めさせて頂きます。よろしくお願い致します。

 

まずは、なぜ根管治療が必要となるのかについて説明させて頂きます。

むし歯とは?どんな病気?細菌の感染症むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。https://miyazaki-dentalclinic.com/19490

細菌が歯の内部に歯を溶かしながら侵攻する疾患です。

むし歯の治療は、その「細菌の感染を取り除くこと」が目的になります。

そのため、「徹底的に細菌を取り除くこと」が治療にとって最重要となります。

以前は、歯科医師は肉眼に頼らざる得ないため、術後の患者様の病状回復をもって、その治療の成否(細菌の感染が取り除けた否か?)を判断せざる得ませんでした。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です ラバーダムが必要ですまた、細菌の感染症であることから、患者様の免疫が強ければ、たとえ細菌が残っていたとしても、抑え込むことができるため、結果、細菌が残っていても治癒することもあったようです。

根管治療はマイクロスコープで施術します私は15年以上前から拡大鏡ルーペ(肉眼の3倍と5倍と10倍に拡大して診ることのできるルーペ)を使用して治療に臨んでいます。

現在ではマイクロスコープと拡大鏡を使用しているため、肉眼での治療はしておりません。

マイクロスコープを使用している現在、昔の診療を振り返ると、肉眼では見えておらず、経験と勘によるものであったであろうと思います。https://miyazaki-dentalclinic.com/12950 (拡大鏡ルーペについて)

1cmにも満たない歯の内部の感染を取り除くには、肉眼での治療は困難を極めます。当院では5年ほど前よりマイクロスコープを日常臨床に取り入れています。https://miyazaki-dentalclinic.com/13490 (マイクロスコープについて)

3~20倍にまで拡大できる安定した視野により、徹底したむし歯の除去と精密なる歯科治療が可能となっているように日々感じております。

やり直し治療も少なく、徹底したむし歯の治療が可能となり、根管治療をせずに神経を残せるようにもなりました。

(神経を残す治療についてはこちらをご参照ください)
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

世間一般の歯科医院でいう「保険外・自費の根管治療」では、このマイクロスコープを使用しての治療となるはずです(②)。マイクロスコープの使用には経験が必要となるため、日常に使用されている先生であれば、その効果が絶大なるものといえるでしょう。

図表にあります①ラバーダムについてご説明したします。

前述させて頂きました通り、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。根管治療は、歯の内部(根管内)にまで感染した細菌を取り除く治療です。そのため、治療中に唾液が混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、細菌の再感染の機会を与えかねません。当院では、根管治療に限らず、深いむし歯治療でも、このラバーダムを装着して治療に臨んでいます。

世間一般でいう「保険外(自費)の根管治療」では、必ずこのラバーダムを装着しているでしょう。ラバーダムについてわかりやすく動画で説明しております。ぜひご参考ください。https://miyazaki-dentalclinic.com/24287

また、保険外根管治療では、レントゲンだけでなくCT診査を活用しています。https://miyazaki-dentalclinic.com/11679

歯の神経は複雑です!根管の形態は非常に複雑です。術前にCTで精査することで、「治るのか?治らないのか?治らないならばどうすればいいのか?」が明確となります。

再根管治療の症例では必要な診査機器といえるでしょう。(図表③)

その他、根管治療に必要な治療機器や薬剤の違いについて図表に明記させていただきました。ご参考ください。

根管内を無菌化するために「効果的な」器材を使用するか否かが保険と保険外(自費)との違いです。歯科医師の先生により、「治療のコンセプト」に違いがあるため、使用する機器・薬剤に違いはあるかと思います。図表は一般的なものといえるのでご参考くだされば幸いです。

UCLA正式プログラム 認定 根管治療 修了証そして一番大切なのは、図表の一番下段にある⑫「治療のコンセプト」です。

ちなみに当院は、UCLA大学歯学部(University of California Los Angeles School of Dentistry)の卒後教育である根管治療プログラム(Endodontic Mentorship Program)を修了し、その治療コンセプトに準じて根管治療に臨んでいます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/19901

たとえマイクロスコープを使用していても、たとえCTやラバーダムを使用していても、担当する歯科医師の「適切な治療コンセプト」つまり「診査診断能力」「症例数」がなければ、マイクロスコープでいくら拡大しても、見えていないに等しい結果となります。

以下の症例は、他院にてマイクロスコープとラバーダムを使用しているにも関わらず、膿んで痛みが取れないため、当院を受診加療させて頂いた患者様の症例です。是非ご参考ください。https://miyazaki-dentalclinic.com/24309

根管治療 動画で説明当院の根管治療の症例につきましては、以下のリンクにある「根管治療の症例」をご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/17366

世間一般の歯科医院で謳う保険外治療の根管治療と従来(いままでの)根管治療との違いは上記の通りです。一番の違いは、「マイクロスコープ」「ラバーダム」「CT」ではないでしょうか。

これまでの保険治療による根管治療がそんなに悪いわけではありません。手際よく、唾液の入らないように配慮した上で根管治療を行われる歯科医師の先生も多くいらっしゃるかと思います。

歯科医学は日進月歩です。昔にはできなかったことが今ではできるようになっています。根管治療の分野でも同様で、いままで診査することが出来なかった、見えなかったものを見ることができるようになったことで、治せないものが治るようになりました。私も日々研修会に参加し、自身の医術が後れを取らないようにしております。再根管治療で歯科医院を受診される際は、上記のような点に留意いただき、担当してくださる先生との信頼関係のもと、治療に臨んで下さいます様お願い致します。

費用 神経を残せる否か?その判定基準はなにか?マイクロスコープで診る 都内港区内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関日比谷千代田区歯科歯医者 マイクロスコープラバーダムMTA保険外治療の根管治療の「費用」につきましては、歯科医院によって様々です。

当院でも、保険外と保険、両方で根管治療できるように準備しております。前述では、保険と保険外でその方法に違いがあると説明させて頂きましたが、当院では、保険・保険外治療で、その「治療方法」に違いは原則設けておりません。

同じ治療コンセプトに従い、同じ診査機器、器材、薬剤(全症例、ラバーダムを装着してマイクロスコープで根管治療を行います)で、多くの患者様が適切な根管治療を受けられるように環境を整えています。

しかし、そのためには、高価な治療機器や薬剤の使用・滅菌不可能な機材や劣化しやすい器材(ファイル)などは繰り返し使用せず、患者様ごとに使い捨てにしなければならない「現実」があります。https://miyazaki-dentalclinic.com/19975

そのため、保険の根管治療であっても、多少の保険外治療のご負担を患者様にはお願いしております。そのご負担が可能であれば、世間一般の歯科医院で謳われる「保険外治療の根管治療」を行う環境が整うようにしております。詳しくは以下のリンクをご参照ください。https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

よって、当院での保険・保険外根管治療の違いは、「使用する器具・器材などがすべて新品か否か、治療の時間や回数」となります。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であるため、最善を尽くすのであれば、器具器材も新品がより良いことに間違いはありません。少ない来院回数をご希望の患者様・最善を尽くしたい患者様は、保険外の根管治療費用をご選択いただいております。

当院では、原則、可能な限り費用の負担の少なくなるように、「保険での根管治療+多少の保険外治療」 をおすすめし、皆さまそちらをご選択されています。詳しくはリンクをご参考いただければ幸いですhttps://miyazaki-dentalclinic.com/23190

現在、「痛み」などの症状はないとのこと。本当に再治療は必要なのか?また、上記内容で不明な点などございます時は、ぜひ当院にご来院ください。当院の優しいスタッフがわかり易く説明してくれることでしょう。

回答は以上となります。ご心配が多少なりとも解消されれば、回答させていただいた私としても嬉しい限りです。

ご来院される際は当院までご連絡ください。受付スタッフにはその旨申し伝えておきます。よろしくお願い致します。(宮崎)

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※初診でご来院頂く際は必ず以下のリンクをご一読くださいますようお願い致します。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

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