【残酷な真実】歯の治療、ホントに見えてますか? 《Youtube動画で解説》

【残酷な真実】歯の治療、ホントに見えてますか?

皆さんに「根管治療」についての質問です。

1センチにも満たない歯の中を、約50センチ離れた所から、肉眼で見えますか?

更に、歯の中にある直径60ミクロン程の細い煙突状の根管の中にあるむし歯を、同じく約50センチ離れた所から、肉眼で見えますか?

いわゆる歯医者さんが歯科治療する際の、根管治療する際の姿勢です。

患者さんのお口は、歯科医師の目は、おそらく50センチほどの距離でしょう。

ちなみに、髪の毛の太さは、日本人で平均80μmだそうです。

髪の毛と同じ太さの煙突状の細い根管の中を、約50センチ離れた所から、肉眼で見えるでしょうか?

むし歯 細菌の感染症

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

根管治療は歯の内部に感染した細菌を取り除く治療です。

歯の内部には大きな部屋があり、そこから枝分かれした煙突状のスペースがあります。

これを根管といいます。根管の直径はミクロン単位です。

上の奥歯は3つ~4つの煙突状の根管があります。その内部に感染した細菌を取り除くのが根管治療です。

いわば煙突内のススを取り除くように、根管内の細菌を取り除くんです!

人間の目で見える大きさの限界(分解能)は0.1mm~0.2mmつまり100ミクロンから200ミクロンだそうです。これ以下は、どんなに一生懸命に見たとしても判別できないそうです。

再度、質問です!

1センチにも満たない歯の中にある直径60ミクロン程の細い煙突状の根管の中の細菌感染を、約50センチ離れた所から、肉眼で見えるでしょうか?

そんな状況で、根管内の細菌感染を取り除くことはできるでしょうか?

答えは明白ですよね。

徹底した根管治療には、肉眼では不十分です。

では見えるようにするならば、どうすれば良いでしょうか?

今回の動画は、この3つの動画続きです。

① 根管治療の時、『麻酔』、してますよね?

②【必見】お口が小さくて、大きなお口が開けられない人!歯科治療で苦労している人

③【絶対にやるな】根管治療中は、お口ゆすぐな!?(ラバーダム?って何?)

麻酔をして、お口を開ける練習をした上で、ラバーダムを装着。

そして今回の動画、細かなところも良く見えるマイクロスコープによる根管治療実際の様子です。

本症例の患者様は他院で根管治療するも痛みが治まらず、当院にご来院くださいました。

患者様は、一生懸命治療して下さった前医の先生には大変感謝されていらっしゃいましたが、何度通っても治らず痛みが増すばかり。

一生懸命治療してくださった先生には申し訳ないと感じつつも当院に転院された経緯をお話しくださいました。

当院でマイクロスコープで約20分の根管治療、翌日には痛みがなくなり、次回根管充填で終了です。根管充填の様子につきましても次回動画で配信させて頂きます。

肉眼で見えづらい中、経験と勘を頼りに一生懸命に治療。

かたや、

ラバーダムとマイクロスコープで良く見える中、適切な治療コンセプトのもと、一生懸命に治療。

皆さんなら、どちらを選びますか?

一流のシェフは、どんな食材、どんな道具でも素晴らしい料理を作るでしょう。

経験と知識と技術をお持ちの歯医者さんならば、マイクロスコープを使わずとも治してしまうのかもしれません。

また、経験と知識と技術を持ち合わせていない歯医者さんならば、マイクロスコープがあっても宝の持ち腐れでしょう。でも、患部がしっかりと見えていれば、治る可能性は格段に上がります。

歯はホント大切です。

1回削ったらもとには戻りません。

歯は削らない方がいいんです。歯医者には来ない方がいいんです。

でも、いざ歯医者に行くならば、治すならば、削るならば、徹底して治療に臨んだ方が良くありませんか?

この動画をぜひ生かして頂き、近隣の歯科医院にご相談頂き、ご自身の歯を大切に、しっかりと治療に臨むきっかけとして頂けると、ホント嬉しいです。

前置き長くなりました!

今回はマイクロスコープを活用した根管治療、実際の様子です!

患者さん、頑張ってくれました!

それでは早速参りましょう!

(ここから先はぜひ動画をご覧下さい!)

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル