今回の動画は、根管治療4部作の最終章、クラウン装着の様子です。
根管治療の詳細は、この4つの動画をぜひご覧下さい!
【ダイジェスト版 4つの動画】
①根管治療の時、『麻酔』、してますよね?《根管治療に麻酔は必要か?》
②【必見】お口が小さくて、大きなお口が開けられない人!歯科治療で苦労している人、ぜひ!
③【絶対にやるな】根管治療中は、お口ゆすぐな!?(ラバーダム?って何?)
④【残酷な真実】『肉眼』での歯の治療、ホントに見えてますか?《マイクロスコープ根管治療について》
【 4部作をまとめたノーカット版45分 】
【全部見せます!】ノーカット45分 マイクロスコープ&ラバーダム 精密根管治療 実際の様子!
【 脆く弱くならない科学的根拠を簡単に解説した動画 】
歯の神経を取っても『歯は弱く脆くなりません!』原因は他にあります!
「根管治療した後は、歯が脆く弱くなる。だから歯の神経は取りたくない!」
こんな想いで治療を先送りにされている患者様がホントに多い。でも、これは間違い!
根管治療をしても歯は脆く弱くなりません。その後の歯の削り方がつまりは、どれだけ歯を削らずに残すことができるのか?が、歯を脆く弱くしないためのポイントなんです。
このポイントは4つ!
① 根管治療の段階で、可能な限り健全な歯を残すこと
② 根管治療後の土台(コア)にはファイバーコアを使用すること
③ クラウンやアンレーは歯にピッタリと接着させ強度を保つこと
④ かみあわせの調整。
① これが一番大切。むし歯のみを徹底的に削り取り、健全な部分を可能な限り残す。その上で、その後に被せる人工歯の形態を予測して治療に臨むんです。
歯が脆く弱くならない理由については、こちらの動画で分かり易く解説しています。
4分程の動画です。その詳細は02:08に、科学的根拠を示す3つの論文とともに分かり易く解説しています!ぜひご覧下さい。
② 土台(コア)には金属製、金属のねじ、ゴールドなどありますが、原則ファイバーコア1択です。歯の象牙質に極めて近似した弾性係数を示すファイバーコア。枯れ木に金属の杭を打ち込むようなことはしたくないですよね?ファイバーコア、これしかないでしょう。ただし、この素材であるレジンアレルギーのある方はプレスセラミックスが有効です。400Mpaと強度は十分、ピッタリと適合し、歯に接着可能な優れた材料です。
この①と②を考慮すると、根管治療後の被せ方は以下の4つになります。
1)ファイバーコア+アンレー
2)ファイバーコア+可能な限り削らないクラウン
3)ファイバーコア+従来のクラウン
4)セラミックポストアンレー
むし歯が小さければ小さい程、つまり、治療の開始が早ければ早いほど、削る量を少なくすることが出来る!つまりは歯が弱く脆くなる可能性を小さくすることができるんです。
1)と2)は歯を削る量が少なくて済みますが、同時にセラミックの厚みが確保しずらいこという難点から、使用していると割れたりかけたりしてしまうこともあります。
でも、歯が欠けるよりは良くありませんか?やり直せばイイだけ!
歯の神経を取ったら全部クラウンで治すというのは古い考え方かもしれません。
こういった人工歯をセットする際にも、ちょっとした工夫があると嬉しいです。
③人工歯を歯に接着する際は、接着性レジンという接着剤で装着します。これには水と酸素があるとくっ付きづらいという性質があります。可能ならば、装着の際、ラバーダム。これがあると嬉しいですね。
④かみあわせ、これ一番大切です。この点については今流れている動画をご覧頂くと、臨床研修医の先生、歯科医師の先生ならば分かるかも(笑) この大切さにつきましてはいずれ配信できればと思っております。
今回は①では歯を極力削らず②では2)のような形態のクラウンを③のラバーダムを使用して、④に配慮して歯にセットする様子です。
ぜひ最後まで動画をご覧下さい!
このチャンネルは、当院へお越しの患者様のご協力で成り立っています。
マイクロスコープを活用して、診療風景・治療の様子を動画記録。
その情報を、臨床研修医の先生方、後進の歯科医師の先生方への指導、お困りの方々への情報発信の手段として使用させて頂けることで、大変多くの方々にこのチャンネルをご覧頂き、最寄りの、そして近隣の歯科医院へ受診するきっかけとなっているようです。
これも、このチャンネルの主旨にご同意頂いた患者様あってこそ。本当にありがとうございます。このチャンネルで配信している治療内容は、なにも特別なものではありません。
ぜひ、この動画をきっかけに、最寄りの、そして近隣の歯科医院へご相談頂き、しっかりとした治療に臨まれて下さい。
皆さんの歯が健康となること!これがこのチャンネルの願いです。