ジルコニアクラウン どれくらい削る

宮﨑先生、いつも丁寧でわかりやすい動画をどうもありがとうございます。

オールセラミックスクラウンの場合は側面で 1.5mm 噛む面で 2.5mm 削り整えるとの事ですが、フルジルコニアクラウンの場合はどれくらい削りますでしょうか ?

ジルコニアの方が削る量が少なく済むでしょうか ?

現在 左上6を根管治療中です、噛み合っている下の歯はインプラントでジルコニアクラウンを付けていますが、その場合は上も同じ硬さのジルコニアの方が安全なのでしょうか。

コメント、ご視聴そしてチャンネルのご登録ありがとうございます

回答させていただきます

「フルジルコニアクラウンの場合はどれくらい削りますでしょうか ? 」
⇒同程度と思って頂いて大丈夫ですが、症例などによってその加減は調整します

「ジルコニアの方が削る量が少なく済むでしょうか ?」
⇒私の臨床実感と依頼している歯科技工士の臨床実感で恐縮ではございますが、ジルコニアクラウンの方が、削る量を少なくできるように感じております

「上も同じ硬さのジルコニアの方が安全なのでしょうか」
⇒「安全」という言葉の定義、何をさして安全?という点により回答が変わります
奥歯がすべてジルコニアなのであれば、その噛み合わせを維持するという点においては安全性が高いかと思います
ただし、噛みしめ歯ぎしり食いしばりがキツイ方は、ジルコニアクラウンが外れるという事があります
外れるという事は、その噛む力「はずれる」という現象に逃げているということです
もし外れなければ、歯が折れかねません
そういう点においては、ジルコニアの硬さは安全性に欠ける可能性もあります
そのような場合は、逆に柔らかい、欠けやすい素材を反対側に装着するという考え方も「私は」します