#2次カリエス #予防 #歯医者

何度も何度も質問すみません😢 二次カリエスで悩む1人です。 教えていただきたいです。 虫歯は細菌感染であり、根管治療が汚染された部位を取り除き、感染させないようにする重要性がよくわかりました。 それならば、素人ながら考えると神経まで達しない虫歯もラバーダムやマイクロスコープやう蝕液を使用し排除する事ができれば二次カリエスにならないのでしょうか??

ご質問拝読いたしました。

ご心配なのでしょう、大変よく分かります。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

その細菌が多い場合、その活動性が高い場合、どんなに治療をしてもむし歯になり易い方は現実いらっしゃいます。
歯科医師としての無力感を感じざる得ません。

その機序やなぜむし歯がそれほど進行するのかに関する詳細なるご説明をできるほど、私の知識は十分ではないと思っております。

ただ、むし歯は細菌の感染症であると同時に、その感染に対抗する術をヒトは有しています。

「免疫」です。

この免疫力には個人差があるように感じています。

多少むし歯になっていても、全く侵攻しない患者様をよく見ます。
ブラッシングが出来ているわけでもないのに、進行しない。
これは菌を抑制する免疫があるのではないかと推察しています。

治りが良い方も同様です。

ぜひこちらの動画をご覧下さい
麻酔が効かない理由と題する動画ではございますが、麻酔が効きづらい方は、むし歯が治りづらいという「個人的な感想」をもっています。これは個人的な見解であり、論文などによるものではありませんのでその点ご理解ください。

ご質問頂いた内容は、おそらくどんな治療でも、ラバーダムとマイクロスコープがあれば2次カリエスにならないという内容でした。

二次カリエスとは、治療後に再度カリエスになるということでしょう。
これには様々な原因がありますが、大きくいうと2つ
①取り残しがあった
②治療は完了したが、その後別部位より別原因でむし歯になった
この2つです
①を満たすにはラバーダムやマイクロスコープがあると効果的ですが、必ずではありません。
なぜならばむし歯の菌は0.5から1.0㍈で目には見えていないからです。
少しの感染で進行する「免疫力の弱い」症例もあるからです。

可能な限りご自身の免疫を上げる「生活習慣の改善」
これが一番大切です。

その上で、口内の清掃を行い、治療の際は、出来る限り妥協なき治療を行う事。

これが歯の健康には効果的ではないかと感じております!