より自然で美しいセラミック歯科治療は?

以前、大学院在学中に、世界的に著名な韓国の歯科大学の教授と会食する機会をいただきました。
その教授の専門は「審美歯科」。私はまだ駆け出しの歯科医師、相手は世界でもとても有名な先生でしたので、とても緊張したことを覚えています。

そのころの私の研究テーマは、「咀嚼」という、口腔機能に関する学問でした。
どのような上下顎のかみ合わせを付与すれば、機能的に、運動学的に健康になれるかというような学問です。

会食の際、こんな機会はめったにないので、なにか為になる質問はないか?と必死に考えて、

「歯科治療をする際、審美的にきれいにすれば、機能的にも健康になれるのでしょうか?くは機能的な点に考慮して治した歯は、審美的にもきれいになるのでしょうか?先生はどのようにお考えですか?」と聞いてみました。

その教授は、
「とてもいい質問ですね。審美を求めても機能はついてこない場合がある。しかし、機能を追求すると、自然と審美は付いてくるもののようです。」とおっしゃっていたのを今でも記憶しております。

また、新潟再生歯学研究会の榎本先生は、、
「歯科治療は、失った歯に対して、どれだけ本物に近い偽物をつくり、機能を回復してさしあげるかという仕事です」
とおっしゃっていました。ただ偽物をつくるだけでなく、そこに先人達の知恵と工夫を加える。歯科治療とは、そういったとても「職人的な」仕事のようです。

歯はその方の印象を左右します。
歯のコンプレックスは精神的にとてもストレスのかかるものです。
患者さまが、「できるだけ速く!治したい」とお考えになるお気持ちはとても理解できます、、、が、
ただ、歯を削り、セラミックのきれいな歯をかぶせればいいということではありません。
一時はきれいでしょうが、そこに「機能」「永続性」はないのです。

患者様の求めより、虎ノ門 宮﨑歯科医院のホームページにも「セラミック歯科治療」の項目は設けてありますが、
審美歯科治療とは、特別の治療法ではなく、ひとつひとつの治療を基本に忠実に確実に行って初めてできる治療です。そこには「機能=咬合」の知識だけでなく、歯周病治療から矯正治療、インプラント治療などの総合的な知識が大切になってきます。

当院では、「長持ちする」+「機能的」な審美的な歯科治療を実践しております。
セラミック歯科治療をお考えの方、ぜひ一度ご相談ください。