平成25年8月28日
左はデジタルレントゲン写真。
かみあわせを考慮しないインプラント治療、インプラント部の痛みと上部構造(かぶせもの)の破損で来院されました。
この症例をCT撮影すると、左のような立体画像で診査診断することが可能です。
これにより、より診断が正確に、より安全な治療が可能となります。
問題のインプラントは①の黄色の丸印の中のインプラント。
③の方向からのCTの断層画像
が②です。
インプラント周囲には透過像(黒く見える)がありますが、一見普通ですね。
これを
別方向④の断層画像で見ると、インプラント周囲に骨が全くないことがわかります。
レントゲンだけでは診断が難しいのです。
このような症例では、インプラントは除去し、更に骨を再生させる、あるいは別部位にインプラントを埋入する必要があります。
患者さまにお聞きしたお話では、この症例では、インプラント治療の際に、CT撮影をしていなかったようです。
今後は、インプラント治療の際は、CT撮影が不可欠でしょう。