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インプラント GBR (新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関歯科)

Club GP Advanced Course with Microscope
「世界水準の歯科技術を日本で学ぶ」を目標とするスタディーグループ Club GPのアドバンスコース。

今回のスピーカーは「世界的に最も人気の高いImplantlogist」の一人、Dr.Sascha A.Jovsnovic 。

「インプラント治療における審美的マネージメント、骨·軟組織の再建」についてご教授いただきました。

インプラント治療は、歯を抜歯する前から始まっています。

抜歯する前に、適切な診査を行い抜歯をする。
ただ抜歯してはいけません。骨が無くなってしまいます。

インプラント先進国アメリカでは、インプラント治療のトラブル症例が続いているそうです。当院では適切なコンセプトのもと、手術環境を整えてインプラント治療に臨みます。

一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療。当院の目標です。


 

抜歯即時インプラント GBR

インプラント治療を受ける患者さまだけでなく、口内全体の治療(かみあわせ治療)をご希望になる患者さまには治療計画を立案してご説明させて頂きます。その際は、上のようなレントゲンへの図解を用いてわかりやすくゴールをお見せします。ゴールが明確でないと、その方法論(治療法)も明確にはなりませんので安心して治療を受けられません。

本症例は前歯への抜歯即時インプラント治療症例。抜歯と同時にインプラントを埋入しつつ、骨の足りないところへは骨を再生させる手術(GBR法)を行いました。インプラント治療自体は腫れたり痛んだりする治療ではありませんが、骨を再生させるGBR法には強い「腫れ」と「痛み」が手術後に伴います。

本症例の患者さまは過去の苦い経験もあり、麻酔の奏効が悪く、また麻酔が切れやすい。適宜麻酔を追加しつつの手術であったため、患者さまにとっては大変な治療となってしまいましたが、大変頑張っていただき無事終了することができました。GBR法の症例では、術後7日~10日までは強い腫れと痛みが伴います。鎮痛消炎薬の服用と我々歯科医院スタッフの術後管理で今後もしっかりと拝見させていただきます。

当院では基本無痛麻酔無痛手術を目標に日々の臨床に臨んでおりますが、本症例のような大きな手術症例では、術後の腫れや痛みを伴うのも事実です。しかし、腫れるということは、創部に血液が満たされ、その血液が組織を修復してくれている、「治してくれている」ということに他なりません。腫れるのは決して悪いことではなく、治癒過程にあるといっても過言ではありません。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください

 


歯を失うと顔が痩せ、アゴが短くなる⁉

歯を失うと骨吸収のせいで、顔が痩せたりだんだん歯が無いほうの顎が短くなったりすると聞きました。

インプラントを入れれば吸収した骨や顔ぼうは回復してくるのでしょうか。

また、骨造成は骨量か足らずにインプラントができない際に行うと聞きましたが、こういった骨吸収による顔ぼう変化の変化がある場合に対しても骨造成等で外見を回復する事はできるのでしょうか。

宜しくお願いします。

大変懐かしい動画にコメント頂きありがとうございます。

頂いたご質問に回答させていただきます。

よろしくお願い致します。

〇 歯を失うと、骨吸収のせいで、顔が痩せる&アゴが短くなる
→歯を失うことで、使用できる側の筋は発達、使用しづらい側の筋はやや萎縮することは”あるかも”しれません
それにより、短くなることも”あるかも”しれません。

”あるかも”しれませんとさせて頂いた理由としては、以下の理由があります

① 患者様を幼少期から、その成長段階から時系列で比較できないことから、歯を失ったことにより、顔がやせたのか?などの検証を行えない
② 歯を失う=加齢変化 このような場合もあります。加齢により、生体の左右対称性は変化します

私個人としての見解は、以下の通りです

歯を失うことに大きく関連していることは、「姿勢」

日常生活のストレスなどによる「歯への負担」が原因で、歯を失っている方を大変多く拝見しています。
つまり、そもそも、「左右非対称な姿勢」ということです。

人は大なり小なり左右非対称ではありますが、それが度を越えると、身体に負担がかかります。

歯へ負担過重となると歯を失うことになるようです。

〇 インプラント入れれば回復する?
→原因が歯を失ったことで、顔貌の左右非対称などが生じているのであれば、多少なりとも回復するでしょう。

インプラントを入れることで、「失った骨」が自然回復することはありません。
失った骨は、ソケットプリザベーション・GBR・サイナスリフト・ソケットリフトなどの「骨造成」により回復します。

〇 顔貌変化のために、歯科治療における骨造成をするか?
→しません これはおそらく医科的な整形の分野ではないかと感じております
口内の審美性回復のための骨造成は行います。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

インプラント手術後 糸が緩む

インプラント土台を縫う糸が術後三日目にしてボヨンボヨンにほどけて、その浮いてる糸が舌や食べ物にあたると歯茎も一緒に動いてすごく痛み歯科受診しました。衛生士さんが医師に聞きに行ってはくれましたが、直接診察はありませんで、このまま抜糸まで3週間我慢してください。で、おしまいでした。大丈夫でしょうか。全然物が食べられないのです。

実際に拝見していないので、全く分かりません。そのため、当院での抜歯即時インプラント+GBR症例についてのお話をします。
手術後3日目にして糸が緩むことはよくあります。
骨を移植しているため、術後は歯茎が腫れた状態あるいは、骨を移植した分だけ、歯茎が大きくなっています。その分、糸も長くなりますが、その一時的な炎症・腫れが治まると、糸はゆるみます。
キーポイントではない糸であれば、切ってしまいますが、歯茎を定位置におさめておくための糸であれば、たとえ緩んでも外さずに置いた方が良い場合もあります。
おそらく、その状態ではないかと推察いたします。
緩んでいるつまりは、炎症が早期に治まっている、つまりは、術後の強い痛みは軽減されている傾向にあると、私は推察していますが、いかがでしょうか?
その観点から、歯科衛生士が歯科医師にそれを伝え、創傷治癒の一定の効果が得られる約1カ月を経過観察しましょう!ということのように感じております。
しかし、実際を診ておりません(笑)
ぜひご担当の先生にお聞きいただければ幸いです!

アゴの骨がかなり溶けて無くなっていても、根菅治療をして歯を温存できる可能性はあるのでしょうか?

ご相談内容

仁先生、大変お忙しい中恐れ入ります

私の症状が、貴院で治療可能かご判断をお願いしたく、ご連絡させていただきました。

10月■下の左奥歯が痛み、近所の歯医者さんで歯周病と診断されるも、抗生物質を処方されるだけでした。

11月■また下の左奥歯が痛み、近所の歯医者さんに行くと、歯周病が酷く、抜歯しかないと言われました。

12月■歯周病専門医の方に診て頂いたところ、根尖性歯周炎との診断を受け、重症とのことで抜歯→セラミックを勧められ、骨がかなり溶けて無くなっているのでGBRを用いた再生治療とインプラントで90万円の見積もりをいただきました。

どうしても抜歯に抵抗があるため、根っこの専門医の方を紹介していただきましたが、念のためセカンドオピニオンをお聞きしたいです。

根っこの専門医の方に、抜歯なしで治療をしていただく場合は、根菅治療3根管→ファイバーコア→セラミックで50万だそうです。(骨が再生できればの話ですが…)

私のように、アゴの骨がかなり溶けて無くなっていても、根菅治療をして歯を温存できる可能性はあるのでしょうか?

また、貴院での治療は可能そうでしょうか?

質問ばかりで長くなってしまい、大変申し訳ございません。宜しくお願い致します。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

まずは結論からお話しさせて頂きます。

もし当院にご来院頂けるようであれば、実際に拝見させて頂き、問診、歯周基本検査、CT、レントゲン診査により明確な回答が出来るかと思います。ご来院の際は下記参照頂きご予約下さい。

歯周基本検査について

https://miyazaki-dentalclinic.com/6512

また、当院での抜歯基準をご参考下さい、以下にリンクを添付します。

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

抜歯となる決定的事項は2つ。

・グラグラするほどの歯周病

・歯根が真っ二つに割れている

上記基本検査で仮診査可能です。

また以下の動画をご参照下さい、参考になるかもしれません。

【知らないと損】インプラント治療は簡単にはするな!

大きな金額、また未だ抜歯へ踏み切れないご様子。

大変よく分かります。

おそらく、抜歯を宣告された歯に、それほどの症状を感じていないのでしょう。

是非上記リンクをすべて参照されてください。

またご来院できるようであれば、まずは診査から!

その上で、歯を残せるか否かをご説明させて頂けるかと思います。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

 

 

抜歯の際に骨を残すには?骨を温存する治療とは?

歯が折れたり、むし歯が深く進行して歯を支える歯槽骨へと炎症が波及することで、やむなく抜歯せざる得ないことがあります。

そんな時、すぐに抜歯はせず、考えてください。
「抜歯はしなくてはいけないけど、そのあとはどうやって治していこうか?」

抜歯をすれば、「歯」だけでなく、その支えとなる歯槽骨も失います。ただ抜いてはいけません。

ブリッジの支えとなった歯が折れてしまい、周囲の歯槽骨が失われています。こんなとき、ただ抜歯してはいけません。


①の図は正常な歯ー歯槽骨ー歯肉の関係図です。歯肉は2mmほどの厚み、歯は歯槽骨で支えられています。歯周病やむし歯で歯槽骨が溶けてなくなると、抜歯が必要となります。その図が②です。歯根を支える歯槽骨は溶けてなくなり、高さが低くなっています。

③の状態で、そのまま抜歯をすると、約1カ月ほどで④の状態となります。抜歯をすることで、歯を失うだけでなく、それを支える歯槽骨も失ってしまうのです。抜歯した後は、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどの治療法で歯をつくります。

④の状態に、インプラント治療をすれば、歯槽骨が不足し、⑤のような状態となります。インプラント治療が上手くいきません。インプラントをするためには骨を再生させる手術が必要となり、時間(1年以上)と費用(GBR法)が非常にかかります。また、ブリッジをしても、歯が大きく長くなり、見た目も悪く、清掃もしづらい環境となってしまいます。

抜歯するときは、⑦図のように、歯槽骨を再生させる手術が大切です。抜歯と同時に人工骨(β-TCP)やテルプラグ(アテロコラーゲン)、バイオメンド(人工膜)といった再生材料を使用して、傷口に血液の溜まり易い環境をつくります。血液は、歯肉・歯槽骨をつくります。⑧のような歯槽骨が再生します。

このような歯槽骨、歯肉の状態であれば、ブリッジ治療(⑨)、インプラント治療(⑩)は審美的にも機能的にも上手くいきます。違和感の少ないブリッジや安全確実なインプラント治療は、抜歯から始まります。抜歯の成否が治療の成否を分けるといっても過言ではありません。




歯槽骨をグラスに例えます。
グラスに歯が支えられていますが、グラスが割れてしまうと、歯を抜かなくてはなりません。グラスには、割れたところまでしか水は溜まりません。つまり血液もそこまでしかたまらず、血液が歯槽骨に代わるため、ただ抜いてしまうと抜歯と共に歯槽骨が無くなてしまうのです。そのならないためにも、グラスを補修したり、グラスの中に人工骨を入れて血液が溜まり易い環境をつくってあげます。すると歯槽骨は再生、ブリッジ治療やインプラント治療が上手くいくようになります。



ただ抜歯してしまっては歯槽骨はなくなりインプラント治療がしづらい環境となっていましたが、抜歯と同時に骨をつくることで、歯槽骨が3カ月で再生されました。3カ月後にはインプラント治療を施術することができました。


カ月後のインプラント治療時の手術報告です。上写真をクリック頂き、当院の治療実績をご覧ください。歯槽骨は元通りに再生され、20分ほどのインプラント治療で手術は終了です。

 

 

 

歯医者 相談 《神経/根管治療/セラミック》


『(クラウンやインレーなどの)交換時期に迫った詰め物を交換する動画が見たいです!』

『少し補足すると、MTAなどでの治療後、10年20年後の詰め物の寿命や2次う蝕で再治療する場合、

・ 神経はもう残せないのか?
・ それとも場合によっては残せるのか?
・ 神経をとった歯は、最善を尽くせばどの程度持たせることが可能なのか?
・ 再治療は何回位できるのか?
・ それよりも先に歯が割れてしまうのか?

などといった アフターケア的な歯の情報が知りたいですかね。

それとセラミックを勧めている気がするんですけれど、レジンとか他の治療のデメリットをあげてもらえると分かりやすいと思います。』


宮崎歯科医院 youtubeチャンネル当院のyoutubeチャンネルで、以下の動画をご覧になった方より上記のご質問をいただきました。

大変ありがたいことです。

長文とはなりますが、ご質問に回答させていただきましたので、ご参考ください。

 

動画をご覧いただきまして誠にありがとうございます。コメント、励みになります。
重ねてありがとうございます。

『交換時期に迫った詰め物を交換する動画』をご覧になりたいとのことですね。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネルYoutubeチャンネルに掲載させて頂いております「根管治療」「神経を残す治療」は、他院にて、「詰め物をやり直した後」に症状が発現した症例ばかりです。

「交換時期に迫った」の動画ばかりかもしれまん。

後日、「このような症例は、交換時期が迫っていますよ」といった動画を製作させていただきます。 またご意見いただければ幸いです。

補足いただきまして誠にありがとうございます。大変難しいご質問を頂きました(笑)。

私自身の25年程の臨床経験、研究生活と論文、文献に基づいて、頂きました内容に回答させて頂きます。

項目に分けて回答させて頂きます。
長文となりますが、よろしくお願い致します。

① MTAなどでの治療後、10年20年後の詰め物の寿命や2次う蝕で再治療する場合、 神経はもう残せないのか、それとも場合によっては残せるのか?

・10年後20年後の詰め物の寿命について

詰め物やかぶせものは、むし歯にはなりません。
銀合金は錆びたり、変色・変質し、表面性状が汚れやすくなります。また、コンポジットレジンは軟らかく、吸水性があるため、経年的に変質、変形、破壊が起きる可能性がとても高い材質です。これに対してセラミック材料は、硬く、変質、変色しづらい材料です。熱いもの、冷たいもの、酸、アルカリなど様々な環境となる「口内」にとって、変形、変質しづらい材料は、むし歯になりづらい材料であり、臨床的にも実感しています。これに同等の感触を得ているのが、金合金です。これも予後がとても良いですね。

当院では、治療後、6カ月に1度の定期検診をお勧めしています。

私の治療が終わった後は、二度と私の顔を見ることが無いように、予防に専念して頂いております(笑)。

私の顔を見る時は、徹底した歯科治療となりますので(笑)

定期検診では、むし歯、歯周病、かみあわせをチェックし、問題があれば早期に対応しております。

そのためか、詰め物の寿命を感じることはありません。また2次齲蝕で再治療となることもありません。

ただし、コンポジットレジンは材質が弱いため、擦り減りや欠けるといったことがあるので要注意です。

定期検診を怠ってしまった場合の2次齲蝕は、ほとんどが「詰め物が壊れた」といった状況です。

これは、「かみあわせの変化」 「くいしばり」が関連しています。

当院では、このかみあわせの状態を定期検診でチェックし、つねに整えるよう配慮しています。

・再治療の際、神経は残せないのか?

MTAで再治療となる場合には2つのパターンがあるでしょう。

1)上記のように定期検診を怠り、かみあわせに変化が生じ、詰め物が壊れて2次齲蝕となった場合。

2)MTAで神経を残す治療をするも、神経(=歯髄のバイタリティー)が足らずに歯髄壊死に至る場合。(https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

この2パターンでしょう。両者ともに根管治療が必要となる場合が多いようです。

間接覆髄法 直接覆髄法 部分断髄法 根管治療 のむし歯の進行度合いを図で説明

神経残す抜かない治療 動画で説明根管治療 動画で説明

 

② 神経をとった歯は、最善を尽くせばどの程度持たせることが可能なのか?

まず、最善とは何か?に焦点を当てさせていただきます。

神経をとる(=根管治療の)際に「1つ」、気を付けることがあります。

可能な限り、健全な歯質を削らずに根管治療を行うということです。

これには、健全か否かを判別する必要があります。マイクロスコープが必要でしょう。

その上で健全な歯が残っているならば、セラミックポストアンレーが適応症でしょう。

https://miyazaki-dentalclinic.com/23346 
詳細はこちらをご参照ください。

 

また、健全な歯が少ない場合は、差し込む土台をファイバーコアにして、歯を守る必要があります。https://miyazaki-dentalclinic.com/19117

その後は、化学的にも物理的にも安定したクラウンを装着すべきでしょう。

その点において、セラミックは歯科材料として優れた材質を有している言えるでしょう。

しかし、治療期間や治療費用によっては、最高の治療法が、その患者さまを圧迫してしまうこともしばしばです。

当院では、治療法のメリットデメリットを共に相談し、患者様と一緒に決めるように心掛けています。https://miyazaki-dentalclinic.com/17270

③ 再治療は何回位できるのか?

当院では再治療を考えての治療を行ったことがありません。
再治療を考えての治療ということは、治らない治療ということになります。

歯は、一度削ったら、元には戻りません。

治らず、周囲の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合は、抜歯が最善の治療法となります。

当院の目標である、「一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療」の観点からも、再治療前提の治療はすべきではないと考えております。

④ (再治療よりも)よりも先に歯が割れてしまうのか?

かみあわせへ配慮したクラウンの装着が必要です。
私は大学院にて噛み合わせを学ばせて頂きました。
歯科治療にはかみあわせの観点が重要ですが、非常に難しい分野であるのも事実です。
その上で、定期的に拝見し、歯が割れることを予防しています。

⑤ (上記質問を解消するための)アフターケア的な歯の情報が知りたい

上記に記載された内容となります。
一番は歯科医院での定期検診でしょう。

⑥ セラミックを勧めている気がするんですけれど、レジンとか他の治療のデメリットをあげてもらえると分かりやすい。

セラミック材料につきましては、自信を持って勧めています。

歯科医学は日進月歩です。私はそれに遅れを取らないように、学会・研修会に参加し、自身の知識・技術を研鑽しております。

現在、世界的な観点から、歯科治療はメタルフリー(金属を使用しない治療)の流れへ移行しています。

GBR 骨のないところに骨をつくる インプラント

前歯はオールセラミックスのひとつである「二ケイ酸リチウム」での治療法が主流となっています。プレスセラミックの主成分で、プレスセラミックは、加熱軟化したセラミックを鋳型に圧入して製作するため、安定した物性を得られます。また強度的にも、通常のオールセラミッククラウンで用いられる長石系陶材よりも優れているのが特長です。

ジルコニア セラミックス 歯科 かみあわせ奥歯では、人工ダイヤモンドであるジルコニアが主流といえるでしょう。

当院ではインプラント治療の際、その人工歯をジルコニアで製作しています。

患者様にご質問頂いた際は、現在の歯科治療の最前線をお話しできるように日々研鑽しております。

そのため、最善の治療法は、現在の歯科医学では、セラミックであると確信しております。

コンポジットレジンやハイブリッドセラミックスなど、様々な材質を用いた治療があり、当院でも多数例行わせて頂いております。

コンポジットレジンのデメリットは、吸水性と物性の弱さです。これはハイブリッドセラミックスでもいえることでしょう。

銀合金は物性は良いのですが、化学的安定性に欠けるとともに、メタルフリーの世界の潮流からは逸脱した治療法です。

これらの材質の使用の際には、患者様にはあらかじめご説明させて頂き、その物性の弱さを、定期検診で補っています。

日本の保険医療は大変有難いものです。しかし、病気に対して医療が成り立っているため、予防的観点に欠けています。

その点を認識した上で、上手く保険医療を使用していきたいところです。

当院では、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指し、日々の臨床に取り組んでいます。

それには最新の歯科治術で妥協なき治療が必要です。

保険診療の枠に嵌ることなく、甘んじることなく、最新の歯科治療を日々研鑽し、患者様へと提供することが「歯科医療」であると信じております。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

このyoutubeチャンネルも、そんな普及の機会となれば幸いです。

長文とはなりましたが、この度はコメントやお考えをお聞かせ頂きまして誠にありがとうございました。

今後ともよろしくお願い致します。

歯医者 歯科 メール相談 根管治療神経の治療 神経を残す取らない抜かない マイクロスコープ

 

 

 

 

 

 

 

 

インプラント 《新橋内幸町虎ノ門》宮崎歯科医院 失敗症例

インプラント 失敗症例 都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者 宮崎歯科医院

インプラント手術室特別診療室完備 都内港区新橋内幸町虎ノ門の歯科歯医者上記CT画像は、インプラントの失敗症例。当院で撮影したCT画像です。

先週、当院の手術室にて、黄色矢印部のインプラントフィクスチャーを摘出し、骨を回復するGBR手術を行いました。

インプラントは、歯を失った部分の骨(歯槽骨)内に、チタン製の「フィクスチャー」という人工歯根を埋入し、その上に人工歯を差し込み、歯を再生させる治療法です。

本症例は、他院にて施術して頂いたインプラント。
歯ぐきが慢性的に腫れており、痛みがあり来院されました。

人工歯(上部構造)を外すと、インプラントフィクスチャーの上部が折れていました。

インプラント 失敗症例 都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者 宮崎歯科医院 失敗の理由について

インプラントフィクスチャーは、その全部を「歯槽骨内に埋入設置する」ことが必要です。本症例では、フィクスチャーがすべて骨内に埋め込まれておらず、埋め込まれている部分は全長の半分ほどでした。このサイズ(長さ)のインプラントフィクスチャーならば、黄色線まで歯槽骨が必要です。

このような病状を、インプラント周囲炎といいます。

骨内に埋め込まれていない場合、本症例のように、インプラントフィクスチャーが折れてしまいます。

GBR 骨のないところに骨をつくる インプラント先週当院手術室にて、フィクスチャーの摘出手術と同時に歯槽骨の回復手術を行いました。経過は良好です。

インプラント治療は「術前の診査」を徹底すれば、失敗が少なく、患者様が得られる利益の多い治療です。

本症例であれば、インプラントフィクスチャー埋入前、あるいは同時に、GBRを併用すればこのような結果には至らなかったかもしれせん。

宮﨑歯科医院では、術前に当院常設のCTでインプラントシミュレーションを行います。
無痛麻酔、無痛手術。失敗のない安全なインプラント治療を目指します。

インプラント 症例実績 症例数

 

 

 

 

インプラント 手術室 抜歯と同時に仮歯

インプラントシミュレーション 治療計画 CT 手術室 抜歯即時インプラント手術
噛む力が強く、連結しているブリッジの1歯を抜歯することとなった患者様(D)。
10本以上連結しているブリッジを取り外し、すぐその場で仮歯を製作。

同時にCTで撮影すると、残っている歯の周囲の歯槽骨は失われている状態。歯はグラグラ、再度ブリッジで治すのは困難な状態でした。

患者様に数枚にわたり治療計画を立案。治療計画は基本全くの妥協なき治療計画をまず考えます。

・痛くないように
・お金がかからないように
・できるだけ早く治療が終わるように

ブリッジ入れ歯インプラント違い メリットデメリット 歯を抜歯したら 抜いたらどうする患者様のご希望は勿論伺いますが、そこが主となるろと、治癒から遠ざかります。何のための治療計画かわからなくなります。

痛み、お金、時間、期間・・・。まったく考慮せず、ただ治すことだけに集中して治療計画を立案します。

その治療計画を立てた後に、「時間に配慮」「痛みに配慮」「お金に配慮」「期間に配慮」した治療計画案を作成するのです。

治療計画書 インプラント 治療方法 手順 CTシミュレーション 2

歯医者 治療計画 インプラント
GBR 骨のないところに骨をつくる インプラント上CT画像の症例は、Aの半分の歯根とBを残し、AとCに抜歯即時インプラント手術およびDにGBR。

ABを残すことで、仮歯を維持できます。治療期間中に歯がなくなってしまうことはありません。

2か月後、ABを抜歯と同時にインプラントを埋入手術し、仮歯をAとCのインプラントで支えます。Dの骨欠損部には再度結合組織移植などの処置が必要となるでしょう。

歯を抜いた 歯が折れた そのあと ブリッジ 入れ歯 インプラント どれがいい? 
抜歯した後の治療として考えられる治療は、ブリッジ、入れ歯、インプラントです。
抜歯した理由がかみあわせで、噛む力が強くて歯を失ったのであれば、残っている歯を削ってつなげてかぶせるブリッジは、更なる負担を残っている歯に強いる治療です。入れ歯は論外といえるでしょう。

なぜ歯を失ったのか?ならどうするのか?を考えれば、適切な解決策が生まれます。

インプラント 手術室完備

 

 

 

インプラント 歯根破折 抜歯即時インプラント手術 (新橋虎ノ門内幸町霞ヶ関歯科)


下顎の第1大臼歯の歯根破折と髄床底穿孔による周囲歯槽骨の喪失によりインプラント治療を行った1症例です。

2つある歯根のうち前側(近心根)が破折し、その歯を支える周囲の歯槽骨が感染により失われ、歯ぐきが腫れていることを主訴に来院されました。

痛みはなく、強く噛むと違和感を感じ、ときどき歯ぐきが腫れて出血するとのこと。

当院で撮影したデジタルレントゲン写真からも、周囲歯槽骨の喪失の様子を推察することができます。

今後の治療を進める上で、この歯を抜歯するべきか否か?抜歯した後はどのような治療法を選択するのが最善であるか?を判定する材料として、CT診査が有効です。
患者様と相談の上、当院にてCTを撮影し、その後の治療法について患者様と相談しました。

歯が折れた場合の治療法についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22276

当院で撮影したCT画像を以下に供覧します。

2歯根あるうちの1歯根は折れており、もうひとつもその疑いが強くありました。
抜歯を前提に、治療法を考えると、以下のようになります。

① ブリッジ
② 入れ歯
③ インプラント
④ 移植

インプラントorブリッジor入れ歯のご質問に回答しているブログはこちらをご参照ください。https://miyazaki-dentalclinic.com/23233

本症例では②は希望がなく、④は移植する適当な歯がありませんでした。
①と③の比較。どのように考えればいいでしょうか?

適切にブリッジを製作、装着すれば予後は良好ですが、本症例では、その支えとなるさらに奥の歯が失活歯でした。失活歯とは「神経を処置した歯」のことをいいます。失活歯は、10~15年経過すると、歯根破折の危険性が高まるため、ブリッジを支える歯としては不適当です。ブリッジを支える歯は失った歯の分も負担するため、1.5倍以上の負荷がかかります。

この点を患者様を相談し、残っている歯を助けてくれるインプラント治療を行うこととなりました。

症例の術式は抜歯と同時にインプラントを埋入設置する「抜歯即時インプラント手術」です。また同時に失った歯槽骨を再生するGBRも行いました。

可能な限り痛みを少なく、可能限り短い回数で短い期間で治療を考えると、この術式となります。

当院では多くの患者様のインプラント治療を施術しております。当院ではまず、CTを撮影し、シミュレーションした上で、手術室にてインプラント手術を行います。