歯の神経を抜かない・残す

歯の神経を残すための3つの条件(神経取るとなぜ歯は折れるのか?) #MTA #直接覆髄法 #マイクロスコープ #歯医者

アメリカ歯内療法学会の公式雑誌『ジャーナル・オブ・エンドドンティクス』(Journal of Endodontics)で2017発表された論文では、

根管治療した歯は、噛む力の感受性が低下するため、歯を損傷するリスクが高まることを示唆しています

これはつまり、歯の神経を失うと、歯の神経を取る抜く根管治療を行うと、通常より強く噛みがちになり、歯根破折を招く可能性があるということです

私自身の歯も、根管治療後30年後に歯が折れてしまいました

噛みしめがちだったのを記憶しています

そのため、私はこんな治療を目指しています

歯の神経を可能な限り残すこと

これです

これは私に限ったことではないでしょう

全国の歯科医師が同じ考えのもと日々の臨床に取り組んでいます

今回の動画は歯の神経にまで達したむし歯を取り除き、歯の神経を残す治療の様子です

これには大切な3つの条件があります

これはアメリカ歯内療法学会、ヨーロッパ歯内療法学会でも推奨している条件

動画の後半で解説します

ぜひ最後までご覧下さい

神経残すための3つの条件

神経取らないようにするためには

・ラバーダムを装着し、治療中の感染を予防しつつ

・マイクロスコープの拡大視野下でむし歯を残すことなく徹底的に削り取る

・その上で、MTAや水酸化カルシウムで神経をしっかり保護すること

この3つが大切です

ぜひ最寄りの近隣の歯科医院でご相談いただき、しっかりとした治療に臨まれてください!

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むし歯が深い…神経を取る?残したい方は『この表』をチェックして! #MTA #覆髄 #根管

むし歯になると、なぜ歯を削って治療をするのか?また、むし歯が深いと、なぜ歯の神経を取る抜く根管治療が必要なのかをご存知ですか?

今回の動画では、むし歯治療について簡単に分かり易く解説させていただきます

この動画をご覧頂くことで、歯の治療でお困りの方にお役にたてれば嬉しい限りです

その上で、詳しくは、最寄りのそして近隣の歯科医院にご相談頂ければ幸いです

よろしくお願いします

むし歯治療は、歯医者さんで行う治療の1つ

大きく分けると歯医者さんでは3つの治療を行っています

それは、むし歯、歯周病、そして噛み合わせです

むし歯と歯周病は、唾液中に存在する細菌の感染症です。

この2つは感染を取ってあげれば治ります。

上下の歯の接触、上あごと下あごそして頭蓋との位置関係、歯並び、姿勢、生活習慣、ストレスなどが関与するのが「かみあわせ」です。

今回はそのうちの「むし歯治療」についてです

まずは皆さんもご存知のことかもしれませんが基本的なことからご案内させていただきます

歯は3層構造です。外側からエナメル質、象牙質、神経です。

この歯が、骨に支えられています

その上に2~3mmほどの厚みの歯茎が付いています

この歯が溶けてなくなるのがむし歯

歯を支えている歯茎が腫れて骨が溶けてなくなるのが歯周病、歯槽膿漏です

この2つとも、細菌の感染症ですが、その細菌は、唾液の中に存在します

唾液中に存在するむし歯の菌が歯を溶かしながら、歯の内部にまで感染を拡げていく病気

これがむし歯という病気です。

これは1965年、kakehashi先生の研究で明らかとなっています

細菌の感染症であるため、放っておいても治りません。

感染を削り取れば、治ります。

取り残してしまうと、治りません。

放置すれば感染は進行します。

むし歯の大きさ、深さによって、感じる症状、病状そして治療法は異なります

こちらの表をご覧下さい

むし歯が表層のエナメル質に限っている場合、つまり浅い時はしみたり痛んだりすることはありません

2層目、象牙質に至ると冷たいもの甘いものが染みるようになります。

神経に近く深くなってくると冷たい物で染みることが多くなり、神経が一時的にズキっと炎症を起こすことがあります

これを可逆性の歯髄炎といいます

こんな病状では、神経を薬で保護して凍みないようにしてから詰めて治します。

これを間接覆髄法といいます。

神経のことを歯髄といいますが、その歯髄を覆って治すので、覆髄法といいます

さらにむし歯が深くて、神経に達していれば、冷たいものが強く凍みて痛みます。

むし歯を削り取ることで、神経に達し、神経が露出することを露髄といいます

こんな場合は、直接、神経に薬を付けて治します。これを直接覆髄法といいます。

むし歯を取ることで、神経に達してしまうような症例では、

つまりこの表の赤い部分では、その進行状態によって

さらにさらに深く進行すると、神経が炎症を起こして治らない、神経が死んでしまうこともあります。この場合は、炎症を起こした神経や壊死した神経のみ取り除き、部分的に健康な神経を残します。これを部分断髄法といいます。

もっと深くにまで進行してしまうと、流石に神経を残すのは難しい。

こんな時は、徹底して感染を取り除くべく、感染した神経を取る・抜く治療といわれる「根管治療」が必要となります

つまり、むし歯の進行度合い、感染の深さで、適切な治療法が決まります

むし歯が神経に達しているからといって、必ず神経を取る抜く必要はないということです

いずれにしても、感染を徹底的に取り除くこと、これがむし歯治療の最重要ミッションです

ただ、むし歯の細菌は0.5~1ミクロン、人間の目で認識できるのは100~200ミクロンが限界だといわれています。つまり細菌の感染は肉眼では全く見ることが出来ません。

また、「肉眼で見ることを原則とする」従来のむし歯治療の考え方では、細菌感染により一旦生じた歯の神経の炎症、つまり「歯髄炎」は、『すぐに神経全体に広がり、その炎症は治まることなく、じきに歯の神経が死んでしまう』と考えられていました。

私も20年以上前の歯科大生の頃はそのように教わった記憶があります。

そのために、むし歯が神経に近い時は、神経を取る抜く根管治療が行われていました

歯科医療は日進月歩です。現在では、組織学的研究の蓄積によって、歯の神経に対する細菌の感染は、『すぐに』ではなく『徐々』に進行することが明らかにされています。むし歯が神経に達しているからといって、すぐに根管治療?とはならない場合があります

そういった際どい神経に近いむし歯治療を受ける前に、または受けた際、ぜひこちらの表をご活用ください

現在抱える症状から、ご自身の歯がどんな状況にあるのか?それに対する適切な打開策・治療法は何かについて表にまとめました!コメント欄、概要欄に添付します!ご活用下さい!

ではむし歯が神経近くまで進行している時、この神経の炎症「歯髄炎」がいつ始まるのか?ここがポイントです

これは、2層目の健康な象牙質が残り1.1mm~1.5mm。

つまり、神経まで残り1.1~1.5mmまでむし歯が近づいている時、これがポイントです

世界的権威のRicucci先生の文献では、むし歯が、歯の神経まであと1.1~1.5mmまで及んでいる時、『すでに』神経に炎症の兆しが認められる(=歯髄炎)という内容を病理組織切片を根拠として証明しています。

ここまでむし歯が進行すると、症状はなくとも感染は深く進行し、根管治療が必要となる場合があるということです。

これは象牙質が細い管状の構造物であることから、その細管内を伝って、細菌が感染していることを意味しています。

でも、この状況は、目で見ても分かりません。レントゲンではザクっと分かる感じ。正確に診査するならCTでしょう

レントゲンは世界地図、配置は分かりますが、像が重なり不明瞭、実際の寸法は分かりません

CTはマイクロ単位で実寸計測できるのと、像が重なることがありません

目で見て分からないからといっても、ベストを尽くすことをあきらめてはいけません

拡大鏡ルーペやマイクロスコープがむし歯治療には効果的です

神経まで残り1.1~1.5mmまでむし歯が近づいている時

これはCTで診れば明らかです

このときこそ徹底的なむし歯治療が必要となります

ただ、ズキズキ、ジーンとした症状の歯髄炎、つまり歯の神経の炎症は、「細菌感染つまりむし歯」だけが原因では無い場合もあります。

これは蚊に刺された時、皮膚が赤く腫れることに例えると分かり易いでしょう。

蚊の唾液が体内に注入され、それを異物と感じ、アレルギー反応が生じ、皮膚は炎症を起こし、赤く腫れます。

こういった皮膚の腫れる、つまり炎症は、「蚊に刺される」だけでなく、「叩く」「冷たい」「熱い」などの物理的刺激、温度刺激でも起こります。

皮膚を叩けば腫れるように、歯も叩けば痛みます。歯ぎしり噛みしめ食いしばりがそれです。

冷たければ、凍傷に、熱すぎれば火傷します

冷温刺激が慢性的に続けば、歯の神経も炎症を起こすことがあるようです

歯が健康であれば、多少熱くても冷たくても大丈夫でしょう。

でも、むし歯が神経に深い、熱の伝わりの良い金属性の詰め物が深くまで装着されている、歯ぎしり・食いしばりで歯の表面のエナメル質が薄くなっている、欠けている、ヒビが入っているような患者様では、その感覚が敏感になり、より染みるように感じるようです。

このように、細菌感染、くいしばりや慢性的な温度刺激などによって、歯の神経は炎症を起こしてしまいます。その炎症つまり歯髄炎が治まらなければ、根管治療が必要です。

先ほどの表をご参照頂くとともに、ぜひ近隣の歯科医院でご相談ください

むし歯は細菌の感染症、その細菌を徹底的に取り除かなければ治りません。

むし歯は放置してはいけません。

歯に感染した細菌を取り除くには、その細菌が溶かした「むし歯」を徹底的に削り取ること!現時点では、これが最善で最高の対処法です。

見つけたら即削り取る。様子を見れば見る程、むし歯は進行します。進行すればするほど、削り取る量は多くなります。つまりは、間接覆髄、直接覆髄、部分断髄、歯頚部断髄、そして根管治療という具合に歯を削り取る量が多くならざる得ないんです。

早く治療した方が健全な歯、健全な神経が、より残ります。

ぜひ定期検診を欠かさずに、ご担当の歯科医師に歯科衛生士にみてもらいましょう

定期検診につきましてはこちらの動画をぜひご活用下さいね

こんなご質問を頂きます

「でも削ると歯が弱くなりませんか?」

「削るデメリットはありませんか?」

おっしゃる通りです

歯は削らない方がイイ

健全な部分は残し、むし歯は徹底的に削った方がいいでしょう

そうすれば削るのはむし歯のみ

歯が弱くなることもない、削るデメリットもなくなります

そんなときにはCTやマイクロスコープ、拡大鏡ルーペやラバーダムといった治療器材、または科学的根拠の多いMTAという薬剤が効果を発揮します

ぜひ歯科医院を選ぶ際のひとつの判断基準としてご活用下さい

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emaxセラミックのインレーの型取り 次回終了大丈夫?

先生はじめまして!今虫歯治療後、emaxセラミックのインレーの型取りが終わり、来週装着予定です。型取りする前の歯を見せてもらったのですが、

①黒の点小さい着色がある。のと、

②神経を守るお薬を入れたまま来週セラミック入れる予定ですが、大丈夫でしょうか?

ラバーダムを使っていないので、将来的にその薬の部分が虫歯になる可能性は高いでしょうか?

初めまして!

コメントありがとうございます!

またご質問に際してのチャンネル登録、ありがとうございます!

その御登録が、お困りの方々への情報発信の助けとなります!

回答します!

まず、大前提として、その歯科医院では、その歯科医師は、日常の臨床においてラバーダムを使用される歯科医院・歯科医師でしょうか?

使用しない医院での使用はなかなか難しいでしょう。

使用機材もない、それに対する経験もないため、その歯科医院での使用は難しいです。

ただし、使用しなくても結果を出されている歯科医院は沢山あります。

その上で、上記の疑問点はお分かりいただいた上で型取り、次回終了という流れになっていると思います。

ということは、問題ないからこそ次回終了なのでしょう!

ラバーダムの使用につきましてはすべての症例で使用しなくてもイイと「私は」感じています。

私の臨床経験でもそのような結果が認められています。

安心していいのではないでしょうか?

実際に拝見していないため全く分からないうえでの推測の回答です。

ぜひご担当の先生とコミュニケーションされてください!

今後もこのチャンネルのご支援をよろしくお願い致します!

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ワンチャン神経残せますか?

結構大きめの虫歯(熱い・冷たい食べ物を食べると痛いくらい)があってワンチャン神経に達してそうなんですけど神経残せますか?

あと高濃度フッ素歯磨き粉で磨き続けると虫歯の進行を食い止めること出来ると思いますか?

コメントありがとうございます!

またご質問に際し、チャンネルのご登録も頂きありがとうございます。

その御登録が、お困りの方々への一助となるでしょう。本当にありがとうございます。
今後もご支援よろしくお願い致します!

回答させて頂きます!

その前に!

頂いたご質問ですが、

『ワンチャン神経に達してそうなんですけど神経残せますか?』

ワンチャン・・・私には理解ができない言葉でゴメンなさい(笑)

これは、「もしかして?」を砕けた言い方をしているのでしょうか?おそらく(苦笑)

その上で回答させて頂きます。

まず大前提として、私は、「もしかしたら残せるかも…」といった「あいまいな言葉」を患者様に言うことは、医療者としてあるまじき行動であると感じています。

なので、「ワンチャン残せるかもしれませんね!」なんていう回答はできませんのでご了承ください(笑)

おそらくそのような回答も望まれて否かと思っておりますが(笑)

『結構大きめの虫歯(熱い・冷たい食べ物を食べると痛いくらい)があってワンチャン神経に達してそうなんですけど神経残せますか?』

→まずは、こちらのリンクの表を御参照下さい。

症状から病状、そして適切なる治療法の方法をチェックして頂くことが可能です。

ぜひご活用下さい!

神経は残せるか否か?根管治療は必要か?

その上で、「神経に達しているか否か?」をできることならば、CTでご確認下さい。

マイクロスコープがあれば尚いいでしょう!

そこまでの診査をした上で、残せる可能性があるならば、ぜひ残して頂きたいと感じております!

『高濃度フッ素歯磨き粉で磨き続けると虫歯の進行を食い止めること出来ると思いますか?』

→予防効果は高いと思います。

やらない理由はありません。

こちらの動画をご覧ください、参考になるでしょう!

頑張って下さいね!

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冷たい物、温かい物がしみる 歯肉炎?中学生

チャンネル登録しました。

この前、冷たいのが少ししみる左下の奥から二番目の歯を歯医者で見てもらったのですが、歯肉炎と言われました。

歯肉炎なので温冷どちらもしみると言われたのですが、見てもらってから一週間くらいたったあとに、温かいのもしみ出して、食いしばったりするとその歯が痛くなります。

これは何なのでしょうか? 中学生です

チャンネル登録ありがとうござます!

詳細なるご説明をありがとうございます。

温かい物がしみたあと、ズキズキ、ジンジンする痛みが30分近く続き、そして何もしなくても痛むようになるならば、それが鈍い痛みであれば、歯肉炎でしょう。
しかしそれが鋭いハッキリとした耐えがたい痛みであれば歯髄炎です。

でもおそらくですが、そんなはっきりした強い痛みではないのではないか?と推察いたします。

であれば、それは歯肉炎+かみしめでしょう。

・ブラッシングが不十分
・口呼吸
・姿勢

これらが原因です。

この動画を必ず見て下さい、心当たりはありませんか?
この動画が解決の糸口になれば幸いです。

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再治療を減らすには?

セラミックにする前のワンステップがあまり良くわからなかったのですが、CT等で歯髄の生活反応、根尖病巣の有無を確認するってことでよかったですか?

それは大変申し訳ございませんでした。

レントゲンにて確認し、神経に近いところまで削って治療した経緯があるかどうかの確認がまず必要です。

そのような場合は、神経がすでに軽度に炎症をおこしている場合があります。

本来はその段階で、根管治療なのかもしれません。

そのため、どんな治療が必要なのか?再精査のためのCTが必要といえるでしょう!

歯髄の生活反応は、機器にて確認できますが、100%の精度ではないこともございます。

治療の段階で、ラバーダムによる感染防護とマイクロスコープによる歯髄生活精査をおこないつつ、神経を残すのか?根幹治療をするのか?を見極めることで、再治療の可能性を極端に減らすことが可能です!

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冷たい物が凍みて、温かい物でもしみて、鈍痛

長文コメント失礼します。 今回の動画とは関係ないのですが、今年の初めから左下の奥歯が冷たいものがしみるようになり、3月に検査に行ったのですが何も異常がなく様子見と言われました。

ただ、だんだんと温かいものもしみるようになり、飲食で痛みも伴うようになりました。

そこで再度歯医者に行くと、左上の歯が虫歯で、その影響だろうと言われ治療をしました。

ただやはり冷温でしみるのは治らず、下顎全体の鈍痛がずっと続いています。

先生の動画で、物理的刺激で神経壊死の可能性があることを知りました。

健康そうな歯でも、歯をけずってみたら神経が壊死しているっていう可能性もあるのでしょうか?

その場合は、CTやレントゲンで判断できるのでしょうか?

どのように歯医者さんに伝えたらいいのか分からなくて…。 長文ですみません。

お返事頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

コメント拝読いたしました。

まずはこちらの動画をご覧下さい。

その後に、その下のリンクの表とご自身の症状の変遷を照らし合わせて頂きたいと感じております。

〇歯医者で「削られない」ために大切なこと!《歯が「しみる」からむし歯?削れば治るの?》
https://youtu.be/UXsrWEeejNI

神経は残せるか否か?根管治療は必要か?

この表は、現在抱える症状から、現在の”むし歯”の病状を推測し、適切な治療は何か?を簡単にチェックできる表となっています。ご活用下さい!

頂いた病状をまとめます。
①左下の奥歯が冷たい物でしみる→異常がないと診断
②温かい物がしみるようになり、飲食でも痛む
→これに対して左上を処置するも緩解せず
③冷温でしみて、下顎全体が鈍痛

実際に拝見していないため、全く分かりません。
頂いた文章のみからの推測となります。
その点、重々ご承知ください。

その上で、私ならどうするか?を回答します。
私見であり、推測です。診断ではございません、ご理解下さい。

痛みの原因は3つです

むし歯、歯周病、かみあわせ

頂いた文章には歯周病の文字はありませんでした、そのため除外します。

残るは2つ

むし歯か噛み合わせ!

(1)むし歯ならば、神経に至る炎症、おそらく部分的な歯髄炎あるいは歯髄壊死
これに対しては根管治療が必要となるでしょう。

(2)噛み合わせであれば、その原因は、噛みしめ歯ぎしり食いしばり。
これに対しては、咬合調整あるいはマウスピースの適切な装着で症状緩解をチェックします

レントゲンでは分かりづらいかもしれません
CTであれば、「飲食で痛む」ようになってきていることから、何らかの変化を読み取れるかもしれません。

しかし、その部位に、レントゲン不透過性の金属などが装着されていると、少々判別が困難です。

『健康そうな歯でも、歯をけずってみたら神経が壊死しているっていう可能性もあるのでしょうか?』

→壊死までいかなくても、神経に至るむし歯となっていたりします。
実際に、壊死していたという症例もございます。

https://youtu.be/R3TczXwi0iY
CTでないと分かりづらいむし歯治療の様子です、ぜひご覧下さい。

私は、下顎の6あるいは7番になんらかの問題があるように感じます。

残念ですが、診断とは、最新機器があるから出来るわけではありません。

CTがあるから、マイクロスコープがあるから病状を見つけることが出来るわけではないのです。

そもそもその診断する目があるか?その点が重要です。

私は、CTやマイクロスコープで病態を見つけているわけではありません。

患者さまとの会話、そこから得られる病状の変遷で「診断」し、その診断を患者様に分かり易くするために、自分の決断・診断を確固たるものにするために、そして治療をよりスムーズに進めるために、CTやマイクロスコープを使用しています。

まずはご担当の先生と十分ご相談ください。

その上で、症状の緩解が得られない、その可能性が無いならば、セカンドオピニオンなども考慮して頂きたいと感じております!

頑張って下さい!

 

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歯の神経を抜かずに残す治療 #MTA #直接覆髄法 #マイクロスコープ #歯医者

https://youtu.be/R3TczXwi0iY

フロスが引っ掛かる

これ要注意です

症状がないからといって定期検診を怠ってはいけません

今回の動画は無症状でむし歯が全く見えない患者様の治療の様子

ぜひ最後までご覧下さい

この動画は、1回で治療を終了した『歯の神経を残す治療』の様子です。

定期的に検診していたからこそ、神経を残すことが出来ました。

CT、ラバーダム、マイクロスコープ&MTAを活用した直接覆髄法。

動画は、治療前の問診、治療、そして治療後のご説明の様子です!

ぜひご活用下さい!

『歯の神経を残す治療』をまとめた動画はこちらのリンクをご活用下さい! 

【タイムスケジュール】

01:13 マイクロスコープを活用した治療前の問診と診査の様子

03:27 見えないむし歯はどこにある?実際の治療の様子
※ 歯の神経の残す治療 MTA直接覆髄法

06:31 治療後の患者様へのご説明の様子

10:33 動画最後のご挨拶

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マイクロスコープ?を使わない歯医者は控えた方が良いですか?

マイクロスコープ?を使わない歯医者は控えた方が良いですか?

ご質問ありがとうございます。

まずは結論から!

そんなことはありません。

拡大鏡ルーペでも適切に治療して下さる先生は沢山いらっしゃいます。

逆を言うならば、マイクロスコープを使用しれば正義という事でもありません。

口内の病気は3つ(腫瘍は除きます)

むし歯・歯周病そして噛み合わせ。

①むし歯と歯周病は、唾液中に存在する細菌の感染症です。
この細菌感染を取り除き、また感染しづらい環境を創り上げることが治療のポイントです。

②噛み合わせは、力(ちから)。その力をどのようにコントロールするかが治療のポイントとなります。

①の「感染を取り除く」時、そして「精密に人工歯をかぶせる」時に、マイクロスコープが効果を発揮します。

むし歯とは、細菌が歯を溶かし終わった跡、残骸です。
これを削り取るのは当然のこと。目的は「細菌」を取り除くことです。
しかし細菌は目で見えません。0.5~1.0㍈。
目の識別能力は100~200㍈、マイクロスコープをもってしても、おそらく20㍈が限界でしょう。

つまり細菌は見えていない。

この時点で、肉眼も拡大鏡ルーペもマイクロスコープも、細菌のサイズという観点からは

『五十歩百歩』

そこで必要となるのが、歯科医師のもつ「治療コンセプト」「経験と知識」です。
これが一番。これが大切。

見えない部分をどのようにフォローしていくのか、これが大切。

そして、もっと大切なこと!

それは患者様自身の治る力、つまり免疫です。

ヒトの身体はもとから外敵を駆逐する能力をもっています。
これを免疫といいます。

そのため、たとえむし歯の細菌が感染していても、それほど進行しない方、沢山いらっしゃいます。

つまりは、我々歯科医師が一生懸命治療をして、たとえ見えない感染が残っていたとしても、患者様ご自身の免疫の力で症状も進行もしない方、沢山いらっしゃるのです。

だからといって、最初から肉眼で治療してもイイ?という訳ではないでしょう。

妥協の論理では、結果はでないでしょう。

だからこそベストを尽くすためのラバーダムとマイクロスコープです。

この点を理解している歯科医師ならば、たとえマイクロスコープが無くても、その解決法や問題対処法を知っています。

よって、マイクロスコープがある?ない?は関係ない可能性もある。

あれば便利、あって+適切な治療技術+患者様の免疫!これが最強の治療体制といえるでしょう!

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虫歯があった場合、酷くなるまで、どのくらいかかるのでしょうか?

今回の中に虫歯があると思うのですが、虫歯があった場合、酷くなるまで、どのくらいかかるのでしょうか? やはり被せ物していると中に虫歯がないかすごく不安になります、、

病状によって様々でしょう!

https://miyazaki-dentalclinic.com/19505

このリンクで解説しています、ぜひご活用下さい!

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