日別アーカイブ: 2021年1月1日

根幹(→根管)治療中は、他の歯(虫歯)の治療はできない?なぜ?

根幹治療中は他の歯(虫歯)の治療はできないと言われましたが、なぜできないのでしょうか??

コメントありがとうございます。
回答させていただきます!

実際にご病状を拝見していないため、適切な回答となっていない場合もございます。
可能であれば、現在ご担当頂いている先生と十分コミュニケーションをとって頂き、その一助として頂ければ幸いです。

「根幹’(→根管)治療中は、他の歯(虫歯)の治療はできない」とのこと。

まずは結論から!

そんなことはありません。根管治療中でも、他の歯の治療は可能です。
極論をいえば、どんな治療でも可能でしょう。

でも!当院でも根管治療中に、他の歯を治療することはおススメしておりません。

それは次の3つに配慮することが、歯科治療でとてもとても大切だからです!

・治癒
・食事の維持
・かみあわせ

たとえば、右の奥歯の根管治療をしつつ、左の根管治療や抜歯、むし歯治療。
こういったことは当院も行っておりません。

理由はなにか?

『現在、根管治療中の歯の“治癒”を悪くしかねないからです』

我々歯科医師が、一つの歯を治療中に同時に考えること、配慮していることがあります。
それは、『治療中も、どうやって”食事ができるように維持するか?”』ということです。

右の奥歯を治療すると、右は使いづらいし、できれば使っていただかない方が治りが良好です。
治療中の歯で食事をすることは、「治ろうとしている傷口を叩いている」のと同じこと。
治らないことはありませんが、治癒が遅くなりかねません。

またあちこち治療することで、噛む位置を失いやすい患者様もいらっしゃいます。

「かみあわせ」にリスクを抱えている患者様です。

こういった患者様は、一つ一つの歯を確実に治療し、かみあわせに配慮する必要もあるでしょう。

治療期間は長くなるかもしれませんが、出来ることならば、ひとつひとつ治療した方が確実!

歯は、食事をするためにあるものです!
食事が維持できないならば、治療自体、問題ですよね。

おそらくではありますが、現在ご担当頂いている先生は、
・治癒
・食事の維持
・かみあわせ
この3点を考えて、現在の根管治療をお考えなのかもしれません。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

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