根幹治療中は他の歯(虫歯)の治療はできないと言われましたが、なぜできないのでしょうか??
コメントありがとうございます。
回答させていただきます!
実際にご病状を拝見していないため、適切な回答となっていない場合もございます。
可能であれば、現在ご担当頂いている先生と十分コミュニケーションをとって頂き、その一助として頂ければ幸いです。
「根幹’(→根管)治療中は、他の歯(虫歯)の治療はできない」とのこと。
まずは結論から!
そんなことはありません。根管治療中でも、他の歯の治療は可能です。
極論をいえば、どんな治療でも可能でしょう。
でも!当院でも根管治療中に、他の歯を治療することはおススメしておりません。
それは次の3つに配慮することが、歯科治療でとてもとても大切だからです!
・治癒
・食事の維持
・かみあわせ
たとえば、右の奥歯の根管治療をしつつ、左の根管治療や抜歯、むし歯治療。
こういったことは当院も行っておりません。
理由はなにか?
『現在、根管治療中の歯の“治癒”を悪くしかねないからです』
我々歯科医師が、一つの歯を治療中に同時に考えること、配慮していることがあります。
それは、『治療中も、どうやって”食事ができるように維持するか?”』ということです。
右の奥歯を治療すると、右は使いづらいし、できれば使っていただかない方が治りが良好です。
治療中の歯で食事をすることは、「治ろうとしている傷口を叩いている」のと同じこと。
治らないことはありませんが、治癒が遅くなりかねません。
またあちこち治療することで、噛む位置を失いやすい患者様もいらっしゃいます。
「かみあわせ」にリスクを抱えている患者様です。
こういった患者様は、一つ一つの歯を確実に治療し、かみあわせに配慮する必要もあるでしょう。
治療期間は長くなるかもしれませんが、出来ることならば、ひとつひとつ治療した方が確実!
歯は、食事をするためにあるものです!
食事が維持できないならば、治療自体、問題ですよね。
おそらくではありますが、現在ご担当頂いている先生は、
・治癒
・食事の維持
・かみあわせ
この3点を考えて、現在の根管治療をお考えなのかもしれません。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!