3つ質問をさせていただきたいのですが、虫歯治療をする際、虫歯を削る治療とレーザーで虫歯を除去する治療には予後の違い(虫歯の再発率等)はあるのでしょうか?
通っている歯医者がレーザー治療、ニッケルチタンファイルに懐疑的な方でもしかしたら最新の機器に疎いのかと思ってしまいます。
(MTA治療やニケイ酸リチウムは用いている)
あとMTA治療が必要になる可能性が30%くらいあるといわれた虫歯の治療には日本歯内療法学会の専門医を選ぶべきですか?
最後にひとつ、根管治療をした箇所が最後の薬を積めた状態でたまにチクッと痛むような感じがするのですが、このまま型どり等に進んで大丈夫でしょうか?
回答させて頂きます。
よろしくお願い致します。
回答はすべて私の見解です。重ねてよろしくお願い致します。
『虫歯を削る治療とレーザーで虫歯を除去する治療には予後の違い(虫歯の再発率等)』
→むし歯の治療法には様々な術式があるでしょう。
いずれにしても、ご質問頂いた「むし歯治療の予後、再発」については、以下の大原則を押さえた治療が必要かと感じております。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
その細菌感染を『取り除く』のがむし歯治療です。
その手法として、レーザーや薬剤や削るといった手法が様々あります。
このむし歯治療の成否に影響を与えること、これは3つ。
①残さず徹底的に取り除くこと
②治療中に感染させないこと
③治療後に感染させないこと
①がルーペやマイクロスコープ
②がラバーダム
③が精密なる人工歯の装着です
こういった配慮の違いにより、予後の違いが生ずるように感じます。
『MTA治療が必要になる可能性が30%くらいあるといわれた虫歯の治療には日本歯内療法学会の専門医を選ぶべきですか?』
→おっしゃる通り、専門医の先生であれば、それだけ症例数をお持ちかと思います。
『根管治療をした箇所が最後の薬を積めた状態でたまにチクッと痛むような感じがするのですが、このまま型どり等に進んで大丈夫でしょうか?』
→この文章からではその原因を推測することが困難です。申し訳ございません。
ぜひご担当の先生にご相談していただき、ご自身の納得いく最善の治療を受けて頂ければと願っております。