日別アーカイブ: 2022年4月25日

むし歯 放置はキケン

はじめまして 質問失礼致します

1ヶ月半ほど前に神経ギリギリまでの虫歯の治療をして銀歯をつけていたのですが、3日ほど前からこめかみ、耳、痛い歯の方の鼻までジンジンとした痛みがあり、どうしようもなくなったので、緊急でいつも通っているところでは無い近くの歯医者に行きました(その日は銀歯を入れてもらった病院が休診でしたので) 。

神経を抜かなくてはいけないということで、治療をお願いしたのですが、ひどい炎症中で麻酔が全くききませんでした。

このままでは神経に直接麻酔をしなくてはいけないと言われたのですが、さすがにその痛みに耐えられる自信はなく、慌てて逃げ帰ってきました。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェックお恥ずかしながら治療中の痛みが本当に怖く、神経が死んで痛みが無くなるまで待とうと思うのですが、平均的にはどれくらいで神経は完全に死ぬのでしょうか?

また神経が死ぬのを待たずに痛くともやってもらったほうがよいのでしょうか?

今の自分の状態は噛むと痛む、鎮痛剤が必要ということで、先生の表で下から二番目かと思われます。

お忙しい中かと思いますが答えて頂けると幸いです よろしくお願い致します

詳細なるご説明、誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。
現在の症状をお伺いしたところ、表の下から2番とのこと。根管治療が必要な状況のようですね。
でも、歯医者さん、嫌ですよね(笑)
お気持ち、とてもよく分かります。
できればいきたくはないところかと思います。
歯医者さんの治療、とくに今回のような歯の神経に近いむし歯治療は、何をしているのか?というのをご理解して頂くことで、今後、ご自身がどのように対処すればいいのかが分かるかと思いますので、その御説明をさせて頂きます。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
歯に感染、歯を溶かしながら、その感染を歯の内部へ進行し、神経に達した後は、歯の内部から外部へと侵攻します。
その進行を予防すべく行うのが「むし歯治療」です。
この動画でむし歯治療への理解が深まります。ぜひご活用下さい!
細菌が感染したところを削り取り、消毒することで、「感染拡大を予防」します。
感染拡大止めないと、その感染は歯だけではなく、歯を支える骨へと波及します。
その骨への感染拡大を予防すべく行うのが「根管治療」です。
感染を取り除いた結果、歯の神経を処置する、これが根管治療です。
治療中は麻酔をすれば、全て無痛。治療後は多少の痛みはありますが、それは鎮痛剤で治まる程度かと感じております。
ここまでお話すれば今後どのように対処すべきかはある程度推測できたのではないでしょうか。
平均的にどの位で神経が死ぬのか?ということを調べた論文は、私の知る限りではありません。
おそらく調べたとしても、人間の歯の神経に細菌を感染させて、どの位で死ぬのかという人体実験は、過去にはないかと思われます。
どの位で感染侵攻するのかについては、この動画で解説していますのでぜひ。
現在の実際の病状を存じ上げないため、適切な回答ではないかもしれませんが、「放置が良くないこと」これは、すべての問題解決の原理原則です。
痛みに恐怖を感じることは、確かに分かります。
しかし、それは一時のこと。
歯を失うは一生のことです。
ぜひその点ご理解いただいた上で、勇気を出して、前向きにチャレンジして下さい!
その勇気ある一歩が、必ずや明るい未来を創るはず!
頑張って下さい!(^^)/