日別アーカイブ: 2022年11月21日

土台を外すときラバーダムは必要ですか??

数週間前に再根幹治療をするにあたり、この患者様と同様に、セラミックと、しっかりした金属の土台を外していただきました。

先生の動画では、土台を外す時にラバーダムを使用していましたが、通院先のクリニックでは、使用していません。(再根幹治療の際には使用しました)

前もって、衛生士さんには、除去する際にもラバーダムを使用してほしいことを伝えていたのですが、うまく伝わってなかったみたいです。

まだ、再根幹治療が必要な歯があるので、その際には勇気を出して、歯科医師に伝えようと思っていますが、、、患者側から言ってもいいのでしょうか。。

こちらこそ上手く動画で伝えることが出来ずに申し訳ございません。

まずは結論から。

土台を外すとき、ラバーダムは必ずしも必要ないかもしれません。

それは以下の理由からです。

①土台を外すには、ラバーダムが邪魔になることがあること
②再根管治療が必要となる段階で、すでに根管内は感染しているということ

今回はすべて削り取るという手法でした。

その方法では、非常に長い時間が掛かります。

患者様はその間、水がのどに流れて辛いことでしょう。

であれば、ラバーダムを!というのが一番の目的です。
プラス感染しづらいという点もあります。

そして再根管治療が必要という事は、根管内は感染しているということ。
つまり、その感染が取り除けるから再根管治療をする!ということ。
つまりは、土台を外している段階での唾液の流入により感染したとしても、それも消毒して治せるという事になります。

そのため、土台を外す段階では、その歯科医師が、その症例に応じて、ラバーダムを付ける付けないを判断しても良いのではないか?と感じています。

ただし、はじめての根管治療や何も問題のない神経処置済みの歯の土台を外す際などには、治療による感染という「可能性」は防いでおきたいと”私は”考えています。

その際は、ラバーダム、必要ですね!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル