日別アーカイブ: 2023年2月20日

歯の神経を残すための3つの条件(神経取るとなぜ歯は折れるのか?) #MTA #直接覆髄法 #マイクロスコープ #歯医者

アメリカ歯内療法学会の公式雑誌『ジャーナル・オブ・エンドドンティクス』(Journal of Endodontics)で2017発表された論文では、

根管治療した歯は、噛む力の感受性が低下するため、歯を損傷するリスクが高まることを示唆しています

これはつまり、歯の神経を失うと、歯の神経を取る抜く根管治療を行うと、通常より強く噛みがちになり、歯根破折を招く可能性があるということです

私自身の歯も、根管治療後30年後に歯が折れてしまいました

噛みしめがちだったのを記憶しています

そのため、私はこんな治療を目指しています

歯の神経を可能な限り残すこと

これです

これは私に限ったことではないでしょう

全国の歯科医師が同じ考えのもと日々の臨床に取り組んでいます

今回の動画は歯の神経にまで達したむし歯を取り除き、歯の神経を残す治療の様子です

これには大切な3つの条件があります

これはアメリカ歯内療法学会、ヨーロッパ歯内療法学会でも推奨している条件

動画の後半で解説します

ぜひ最後までご覧下さい

神経残すための3つの条件

神経取らないようにするためには

・ラバーダムを装着し、治療中の感染を予防しつつ

・マイクロスコープの拡大視野下でむし歯を残すことなく徹底的に削り取る

・その上で、MTAや水酸化カルシウムで神経をしっかり保護すること

この3つが大切です

ぜひ最寄りの近隣の歯科医院でご相談いただき、しっかりとした治療に臨まれてください!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル