露髄寸前でカリエスを除去できた時のセラカルや点状露髄でのMTAをした時、どれくらいの期間様子を見てから補綴に移りますか?
コメントそしてご質問をありがとうございます!
歯科医師の先生からのご質問でしょうか?
具体的な状況をご提示いただきありがとうございます。
さらに前提条件を詰めることで、明確な回答になるかと感じております。
そのため、2点、前提条件を加えさせて頂いてもよろしいでしょうか?
何卒よろしくお願い致します。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であるため
https://miyazaki-dentalclinic.com/21898
以下の点がとても大切であると私は感じています。
1 ラバーダムを装着していること
2 マイクロスコープでむし歯の残存状態と歯髄の状態を確認していること
この2点を前提として回答させて頂きます。
何卒よろしくお願い致します。
これに加えて、術前の自覚症状がないこと
具体的には
・冷たい物が凍みても一時的
・温かい物はしみない
・ズキズキしたことがない
・何もせずとも痛いことはない
こちらの症状については以下のリンクの表をご参照ください!
上記のような症状であり、その上で治療に臨み、治療中の感染を予防したラバーダムを装着、マイクロスコープあるいは5倍以上の拡大率のルーペでむし歯をう蝕検知液を用いて取り除いた上での露髄であれば(点状露髄であれば、おそらく”直接覆髄法”)であれば、1週間経過を見る場合もありますが、ほぼ即日補綴に臨んでも問題はないというのが私の臨床実感です。
齲蝕検知液はこちらをご参照ください!!
https://miyazaki-dentalclinic.com/22122
マイクロスコープによる神経生死の判定はこちらを!
https://miyazaki-dentalclinic.com/22037
『神経を残す治療』については、こちらでまとめておりますのでご活用下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!
何卒よろしくお願い致します!