月別アーカイブ: 2026年8月

【10年続く奥歯のズキズキ…】噛めない痛みの原因は見逃された根管 歯を救う精密再根管治療

【学術的・教育的見地に基づく医療解説】

本症例は、精密再根管治療および補綴治療に関する客観的な臨床記録です。長期間続く原因不明の痛みであっても、適切な原因究明と精密な処置によって症状を改善し、歯を残せる可能性があるという事実を共有し、同様の症状でお悩みの方への一助となることを目的としています。

【来院の経緯:10年間続く「噛めない痛み」】

10年前に根管治療およびセラミッククラウンの装着を行った左上側第二大臼歯の症例です。 ズキンズキンと脈打つような激しい痛みが「10年前からずっと続いている…」患者様が抱えられていた苦悩は非常に深く深刻なものでした。

【痛みの根本原因:「見逃された根管」と「未穿通」】

術前のCT検査およびマイクロスコープによる精密な再根管治療の結果、長年患者様を苦しめていた痛みの原因が明確になりました。

1.近心頬側根の未治療:複数の根管のうち、1つの根管が以前の治療で見逃され、手つかずのまま感染が残存していました。

2.根尖までの未穿通:他の根管も、根の先(根尖)までしっかりと治療器具が到達しておらず、不十分な清掃状態でした。

これらの不完全な処置によって根の先に感染が留まり続け、CT画像上で黒く抜けて見える「根尖透過像(根尖病変)」を形成し、脈打つような痛みを引き起こしていました。

【当院で行った施術内容】

抜歯を回避し、根本的な治癒へ導くために以下の処置を実施しました。

・ マイクロスコープを用いた「見逃された根管」の探索と、すべての根管における根の先端までの確実な穿通・拡大・清掃。

・ ラバーダム防湿による無菌的環境の徹底

・ エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)と次亜塩素酸を用いた、根管内の強力な洗浄および消毒。

【症状の改善と、客観的な治癒の証明】

2回目のご来院時の問診にて、患者様を10年間苦しめていた痛みが明確に改善したことを確認しました。 その後、細菌の再侵入(コロナルリーケージ)を防ぐために精密なセラミッククラウンを装着して全ての治療を終了しています。 動画の最後では、術前に存在していた根の先の黒い影(根尖透過像)が、適切な再根管治療を行ったことで、術後にしっかりと改善している様子をCT画像で患者様にご確認いただきました。

【ご相談について】

本解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の症状に対する確定的な診断を示すものではありません。現在同様の症状でお悩みの方は、決してオンライン上の情報のみで自己判断せず、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて、対面での精密検査とご相談をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 問診

00:26 再根管治療

19:26 治療後のご説明の様子

20:57 2回目の根管治療の様子

21:34 セラミック装着の様子

 

 

【神経取ったら歯が折れる】疲れで腫れた奥歯のフィステル 「神経を残したかった…」患者様への精密根管治療

【学術的・教育的見地に基づく医療解説】

本症例は、精密根管治療および補綴治療に関する客観的な臨床記録です。「激しい痛みが消えたから治った」という誤解の危険性と、神経を失った歯が抱える将来的なリスクについて事実を共有し、同様の症状でお悩みの方への一助となることを目的としています。

【来院の経緯:痛みが消えた罠と、免疫の低下】

以前に深い虫歯治療(直接覆髄およびコンポジットレジン充填)を行った下顎左側第一大臼歯の症例です。 数ヶ月前に激痛があったものの、2〜3日で治まったため様子を見ていたところ、激務や夜勤による疲労が重なったタイミングで歯肉が腫れ(フィステル・サイナストラクト・膿の出る道)、当院を受診されました。術前のCT検査では、根尖(根の先)に明らかな透過像(いわゆる『膿』)が確認できました。

【発症のメカニズム:免疫と感染の天秤】

「できれば神経を残したい」というご希望での来院でしたが、残念ながら歯髄壊×から慢性根尖性歯周炎へと移行し、歯を支える周囲の歯槽骨は失われている状態、根管治療が必要な状態でした。 虫歯は唾液中の細菌による感染症です。激痛が治まったのは治癒したのではなく、神経が失われ、痛みを感じなくなったためです。そして、お仕事の疲労などでご自身の「免疫力」が低下し、細菌の「感染力」との天秤が傾いた瞬間に、内部で増殖した細菌が急激に腫れとして表面化したのが今回の病状です。

【当院で行った施術内容】

根本的な治癒へ導くために以下の処置を実施しました。 ・ マイクロスコープとラバーダムを用いた4根管の精密な拡大と清掃 ・ 次亜塩素酸とエルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)による根管内の徹底的な洗浄・消毒 2回目の治療時には、歯肉の腫れ(フィステル)が明確に改善していることを確認し、最終的には精密なセラミッククラウンを装着して治療を完了いたしました。

【神経を失った歯を守るための重要な警告】

動画の最後でも注意喚起を行っておりますが、神経を取った歯は「噛んだ時の感覚(手応え)」が鈍くなります。そのため、無意識のうちに強く噛み締めてしまいがちになり、結果として「歯根破折(根が割れてしまうこと)」のリスクが非常に高まります。 これを防ぐためには、ご自身での意識的な力のコントロールはもちろんのこと、噛み合わせの力を適切に逃がすための「精密な被せ物(セラミック等)」による保護が極めて重要となります。

【ご相談について】

本解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の症状に対する確定的な診断を示すものではありません。現在同様の症状でお悩みの方は、決してオンライン上の情報のみで自己判断せず、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて、対面での精密検査とご相談をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 問診

00:39 根管治療

14:09 治療後のご説明の様子

15:28 2回目の根管治療の様子

15:46 セラミック装着の様子

16:10 根管治療後、なぜ歯が折れるのか?

 

 

【折れた器具(ファイル)を取り除く!】200人に1人の難しい歯に激痛と抜歯宣告 歯を救う精密根管治療

【学術的・教育的見地に基づく医療解説】

本症例は、複雑な根管形態へのアプローチと破折ファイル除去に関する客観的な臨床記録です。極度の痛みや抜歯宣告を受けた歯であっても、適切な原因究明と精密な処置によって保存できる可能性があるという事実を共有し、同様の症状でお悩みの方への一助となることを目的としています。

【来院の経緯:「200人に1人」の難形態と激痛】

上顎右側第一大臼歯の激痛を主訴に来院された患者様の症例です。「200人に1人の難しい歯の形をしている」と前医に説明され、抜歯を宣告され、激痛を通り越し、歯の内部を開放した状態で当院へ駆け込まれました。

【治癒を阻害していた2つの大きな壁】

事前の診査により、以下の複雑な物理的問題が判明しました。

1⃣複雑な根管形態と不十分な拡大:

4つの根管が根尖(根の先)で湾曲しており、近心頬側根(MB1とMB2)はイスムスと呼ばれる溝で繋がっていました。既存の治療では、この形態へのアプローチが不足していました。

2⃣遠心頬側根におけるファイルの破折:

根管内に折れた治療器具(ファイル)が残存しており、これが治癒を阻害する最大の要因となっていました。

【当院で行った施術内容とプロセス】

全2回の治療で根本原因を取り除きました。

・1回目の根管治療 近心頬側根と口蓋根を300μmまで精密に拡大清掃。その後、エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)と次亜塩素酸を用いた徹底的な洗浄・無菌化を行い、まずは痛みの原因となる感染をコントロールしました。

・2回目の根管治療 1回目の治療で症状が明確に改善したことを問診とフィステル(サイナストラクト)の消失にて確認した後、遠心頬側根の破折ファイル除去に臨みました。マイクロスコープ下での慎重な処置により、約3.3mmの破折ファイルを無事に除去し、根管内の洗浄消毒処置を行うことができました。

【ご相談について】

本解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の症状に対する確定的な診断を示すものではありません。現在同様の症状でお悩みの方は、決してオンライン上の情報のみで自己判断せず、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて、対面での精密検査とご相談をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 初診時の問診の様子

01:34 1回目根管治療

12:58 治療後のご説明の様子

13:49 2回目 術前の問診の様子

14:12 破折ファイル除去

14:50 治療後のご説明の様子

 

 

【抜歯宣告】繰り返す奥歯の腫れと膿 『抜かずに残す』歯を救う精密根管治療

【来院の経緯】

ご自身の歯を残したいという思いから当院を受診された患者様の症例です。 来院時の問診では、歯肉の腫れ(フィステル・サイナストラクト・膿の排出路)を繰り返している状態でした。しかし、このような状態でも「強い痛みを感じない」というのが現実です。

【施術内容】

事前の検査結果から、適切な感染除去を行えば保存可能と判断し、「抜かずにいきましょう」という方針のもと治療を開始しました。抜歯を回避し、根本的な治癒へ導くために以下の処置を実施しています。

① マイクロスコープを用いた精密な根管内の観察と拡大

② ラバーダム防湿による無菌的環境の徹底

③ エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)を用いた根管内の強力な洗浄・消毒

適切な拡大清掃を行うことで、原因となっていた感染物質を取り除きます。

【症状の改善と再感染防止】

根管治療の2回目来院時には、歯肉の腫れなどの症状が明確に改善していることを確認しました。動画の最後では、虫歯治療の大原則である「コロナルリーケージ(細菌の再侵入)の防止」を完遂するため、精密なセラミッククラウンを装着し、機能と審美を回復させて治療を終了いたしました。

【ご相談について】

本解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の症状に対する確定的な診断を示すものではありません。現在同様の症状でお悩みの方は、決してオンライン上の情報のみで自己判断せず、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて、対面での精密検査とご相談をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 問診 

00:24 ラバーダムの装着

01:02 下顎第2大臼歯の根管治療

13:33 治療後のご説明の様子

14:40 根管治療2回目の様子

15:33 セラミック装着の様子

このチャンネルの動画は、当院にご来院頂いた患者様にご同意を頂いた上で配信させて頂いております。

 

 

 

【米国で抜歯宣告】治らない奥歯の膿…「抜かなくて良かった」1年後のCTが証明する再根管治療

【来院の経緯】

下顎右側の第一大臼歯および第二大臼歯に対し、海外にて「抜歯」の診断を受けられた患者様の症例です。ご自身の歯を残したいという強いご希望のもと、一時帰国の3週間という限られた期間を利用して当院を受診されました。

【治癒を阻害していた根本原因】

事前CT検査およびマイクロスコープによる観察の結果、両歯ともに「イスムス」と呼ばれる複雑な根管形態が治癒を阻害していることが判明しました。 ・ 第一大臼歯:2つの歯根に4つの根管が存在し、隣り合う根管同士がイスムスで網目状に繋がる複雑な形態 ・ 第二大臼歯:近心根の2根管がイスムスで連結し、根の先で1つにまとまる変形形態 通常の器具では届きにくいこの「イスムス」に感染(細菌)が残存し続けていたことが、膿が消えない物理的な原因でした。

【当院で行った施術内容】 抜歯を回避し、根本的な治癒へ導くために以下の処置を実施しました。 ①マイクロスコープとCT画像を駆使した、死角(イスムス)の確実な特定 ②エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)による、複雑な根管網の徹底的な洗浄および無菌化 ③生体親和性と封鎖性に優れたプロルートMTAによる根管充填 一時帰国中の3週間の間にこれらの精密根管治療を終え、土台と仮歯の装着までを完了させました。

【改善の確認と再感染防止】

治療から1年後、再帰国された際のCT画像にて、根尖(根の先)にあった黒い透過像(膿)が明確に消失し、骨が回復している事実を確認しました。適切な感染除去が行われたことで、患者様自身の自然治癒力が機能した客観的な証拠です。 その後、虫歯治療の大原則である「コロナルリーケージ(細菌の再侵入)の防止」を完遂するため、精密なオールセラミックスクラウンを装着して全ての治療を終了いたしました。

【医療に関する免責事項】

本動画および概要欄の解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の個人に対する確定的な診断を示すものではありません。オンライン上の情報のみで自己判断せず、実際の症状に関するご相談や治療方針の決定につきましては、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて対面での精密検査と診察をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 1年後のCT画像比較

00:28 右下6再根管治療

03:12 アシスト交代

12:21 右下6の治療後の患者様へのご説明の様子

14:26 右下7の再根管治療と治療後ご説明の様子

16:38 ファイバーコアと仮歯を装着して帰国

17:03 そして1年後に再来院

17:28 セラミック装着で終了

 

 

【7年経っても治らない銀歯の腫れ…】大学病院でも消えなかった膿とフィステル。原因を断つ再根管治療

【学術的・教育的見地に基づく医療解説動画】

本動画は、歯科医療従事者および一般の方へ向けた精密再根管治療と補綴治療の解説を目的としています。科学的根拠に基づく医療手順と治癒のプロセスを客観的に記録したものです。

【症例の概要とこれまでの経緯】

右下第2大臼歯(7番)の再根管治療の記録です。 患者様は、約7年前に大学病院にて再根管治療を受けられましたが、その後も歯肉の腫れが引かず、フィステル(サイナストラクト:膿の排出路)が形成された状態が長期間続いていました。長年の不安を抱えながら、根本的な解決を求めて来院されました。

【治癒を阻害していた原因:見えない結合部の感染】

事前検査で破折の所見は認められず、また術前のCTおよび術中のマイクロスコープによる観察の結果、長期間の腫れを引き起こしていた物理的な原因が判明しました。 近心根に存在する2つの根管が「イスムス(峡部)」と呼ばれる細い溝で繋がっており、この複雑な結合部に感染(汚れ)が残存していたのが原因です。根管治療において、このイスムスには細菌が残存しやすく、かつ通常の器具では届きにくい死角となります。

【煙突のすす掃除:確実な治癒へ導くアプローチ】

治療の原則はシンプルです。それは「煙突のすす掃除」のように、汚れている部分を物理的に適切に削り取り、綺麗に洗い流すことです。 本症例では、ラバーダム防湿下にて、感染したイスムスを丁寧に削り取り、2つの根管を楕円形の1つの根管(1根尖)として形態を整えました。さらに、エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)を用いて、複雑な内部の隅々まで徹底的に消毒・洗浄を行っています。特別な魔法ではなく、適切な拡大と清掃という基本を徹底することで治癒への道が開かれます。

【術後経過と機能回復】

2回目の治療時には、7年間患者様を苦しめていた歯肉の腫れとフィステルが消失していることを確認しました。その後、最終的なセラミッククラウンを装着し、機能面と審美面を回復して治療を完了いたしました。

【医療に関する免責事項】

本動画および概要欄の解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の個人に対する確定的な診断を示すものではありません。オンライン上の情報のみで自己判断せず、実際の症状に関するご相談や治療方針の決定につきましては、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて対面での精密検査と診察をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 術前の問診

00:16 ラバーダム装着後の再根管治療

01:45 根管治療は煙突のすす掃除

02:04 虫歯の菌は0.5~1.0μmで肉眼では見えない

06:22 治療後に痛みが出る理由

07:53 エルビウムヤグレーザーで根管内を洗浄

09:44 治療後に患者様にご説明する様子

11:17 根管治療2回目 果たして治ったのか

11:46 セラミッククラウンを装着

このチャンネルの動画は、当院にご来院頂いた患者様にご同意を頂いた上で配信させて頂いております。

 

 

【患者は歯科医師】治らぬ奥歯の膿とフィステル。同業者が託した難症例を救う再根管治療

【学術的・教育的見地に基づく医療解説動画】

本動画は、歯科医療従事者および一般の方へ向けた精密再根管治療ならびに補綴(咬合)治療の解説を目的としています。科学的根拠に基づく医療手順と治癒のプロセスを客観的に記録したものです。

【症例の概要と来院時の状態】

右上第2大臼歯(7番)の再根管治療の記録です。 本症例の患者様は「歯科医師」であり、患歯の口蓋側に形成されたフィステル(サイナストラクト:膿の排出路)を主訴に来院されました。事前のCT検査による病態把握から、過去の治療において患者様ご自身の「強い嘔吐反射」がアプローチを困難にさせていたことが推測されました。結果として口蓋根の根管治療が不十分であったこと、さらに日々の食いしばり等の影響により根尖(根の先)が強く湾曲し、深部の感染が手付かずとなっていたことが、治癒を阻害していた物理的要因です。

難症例へのアプローチとEr:YAGレーザーの有用性】

既存のセラミックスとファイバーコアを撤去後、ラバーダム防湿下にて精密再根管治療へ移行しています。 動画では、未治療であったMB1からMB2の探索、イスムス(根管と根管を結ぶ狭部)の確実な感染除去の様子を公開しています。さらに、複雑に湾曲した根管形態に潜む細菌を徹底除去するため、エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)を用いた根管内洗浄を実施しました。 (※動画内では、このレーザー洗浄の有用性について、AAE(米国歯内療法学会)2025/2026の見解をスライドにて客観的に解説しています。)

【動画内で呈示した論文】

『根管上部清掃で細菌は激減』

本研究は、NiTiロータリーファイルと次亜塩素酸ナトリウムを用いた根管治療時の細菌減少効果を評価したものです。根尖に到達する前段階として、根管の歯冠側(上部)と中央部のみを拡大・清掃した時点で、すでに約62%の根管が無菌状態に達することが証明されました。この結果は、根尖に触れる前の「徹底した根管上部の清掃」だけでも細菌が激減し、症状の改善へとつながることを示す強力な科学的根拠です。

Shuping GB, Ørstavik D, Sigurdsson A, Trope M. Reduction of intracanal bacteria using nickel-titanium rotary instrumentation and various medications. J Endod 2000;26(12):751-5.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11471…

【術後経過と咬合(噛み合わせ)の重要性】

2回目の治療時にはフィステルの明らかな消失と症状の改善を確認し、最終的なセラミックスクラウンを装着して機能回復を図りました。 動画の最後では、補綴および咬合を専門とする立場から、睡眠中の「食いしばり・歯ぎしり」が歯に与える破壊的な力(ガム咀嚼時の十数倍の力)について学術論文を引用して解説し、ご自身の歯を守るための具体的な対処法をお伝えしています。

【医療に関する免責事項】

本動画および概要欄の解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の個人に対する確定的な診断を示すものではありません。オンライン上の情報のみで自己判断せず、実際の症状に関するご相談や治療方針の決定につきましては、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて対面での精密検査と診察をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 問診

00:32 ラバーダムを装着してコアを除去する

02:10 髄床底の整理(根分岐部の透過像について解説)

03:20 根管内部を掃除しなくても治る?論文解説

04:30 髄腔内の汚染で根管治療は始まらない…

05:34 再根管治療、本格的に開始

14:49 エルビウムヤグレーザーの有用性を論文解説

17:18 治療後のご説明の様子

20:11 根管治療2回目の様子

20:50 セラミック装着後のご説明の様子

21:12 かみ合わせについて

 

なぜ大学病院でも治せなかったのか?抜歯宣告された前歯の膿。抜かずに救った再根管治療の全記録

【学術的・教育的見地に基づく医療解説動画】

本動画は、歯科医療従事者および一般の方へ向けた精密再根管治療と補綴治療の解説を目的としています。科学的根拠に基づく医療手順と治癒のプロセスを客観的に記録したものです。

【症例の概要と来院時の状態】

上顎側切歯(2番)および犬歯(3番)の症例です。 患者様は過去に幾度も根管治療を繰り返しており、大学病院においても治癒が困難、「折れているかもしれない」として抜歯宣告を受け、インプラントや入れ歯、ブリッジ治療の選択を提示された状態で当院を受診されました。 患部の歯肉には膿の排出路であるフィステル(サイナストラクト)が形成されており、事前の検査により折れてる可能性は少なく、治療によりセラミックの被せモノ内部での感染残存が確認されました。

【治癒を阻害していた要因とアプローチ】

セラミッククラウンおよびメタルコアを撤去し、仮歯に置き換えながら再根管治療へ移行しました。2番の根管内は、過去の度重なる治療によって根尖(根の先)が大きく開大している状態でした。これでは通常の根管充填では緊密な封鎖ができず、感染を繰り返していた原因の一因として考えられました。本症例では、マイクロスコープとラバーダムによる精密根管治療、次亜塩素酸とエルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)を用いた根管内の徹底的な感染除去と洗浄を実施しました。さらに、将来的な外科処置(歯根端切除術)の可能性も視野に入れ、生体親和性と封鎖性に優れたプロルートMTAを用いた根管充填を行いました。

【治癒へ導く根管治療の2つの原則】

根管治療を成功させ、歯を保存するための必須条件は以下の2点に集約されます。
1⃣根管内の徹底的な感染除去
2⃣コロナルリーケージ(歯冠部からの再感染・細菌漏洩)の防止

本動画では、マイクロスコープ下の精密な処置によって、1⃣を達成した後、再び唾液中の細菌が内部へ侵入しないよう、精密なセラミックス修復を行うことで、2⃣を達成し、審美性と機能性の両面を回復して抜歯を回避するまでのプロセスを公開しています。 【医療に関する免責事項】 本動画および概要欄の解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の個人に対する確定的な診断を示すものではありません。オンライン上の情報のみで自己判断せず、実際の症状に関するご相談や治療方針の決定につきましては、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて対面での精密検査と診察をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 問診

00:45 再根管治療 右上2番

04:59 根管治療後の患者様へのご説明

05:48 2回目の治療時、治ったのか?

05:58 セラミック装着時、治ったままか?

 

【ちゃんと治したい】膿を抱えたブリッジ…「外すと戻らない」と宣告された歯を救う“2本同時”根管治療

このチャンネルの動画は、当院にご来院頂いた患者様にご同意を頂いた上で配信させて頂いております。

【学術的・教育的見地に基づく医療解説動画】

本動画は、歯科医療従事者および一般の方へ向けた精密根管治療ならびに補綴治療の解説を目的としています。科学的根拠に基づく医療手順と治癒のプロセスを客観的に記録したものです。

【症例の概要とこれまでの経緯】

右下第2小臼歯(5番)、第1大臼歯(6番・欠損部)、第2大臼歯(7番)にセラミックスブリッジを装着されている患者様の症例です。 初診時、右下7番相当部の歯肉にフィステル(サイナストラクト:膿の排出路)の形成を認めました。患者様は前医にて「ブリッジを外すと元に戻らないため、そのまま使用してはどうか」との診断を受けられていました。しかし、ご自身の歯を適切に治療したいという強いご意志のもと、当院を受診されました。

【隠れた病態の発見と同時根管治療】

事前の精密検査と患者様の同意に基づき、原因究明と根本治療のために既存のブリッジを撤去しました。 その結果、フィステルを形成していた7番だけでなく、前方の支台歯である5番にも深いカリエス(虫歯)が進行している事実が判明しました。表面の補綴物からは視認できない内部で、静かに感染が拡大していた状態です。 そのまま放置すれば5番の保存すら危ぶまれる状況であったため、速やかに5番および7番の同時根管治療へと移行しました。動画では、マイクロスコープを用いた精密な感染除去のプロセスを公開しています。

【術後経過と機能回復】

根管治療完了後、症状の改善を確認したうえで、最終的な補綴物として強度の高いジルコニアブリッジを設計・装着しました。 妥協的な現状維持を選択せず、「ちゃんと治したい」という直感を信じて治療を決断された患者様の気概が、見逃されていた病変からご自身の大切な歯を救い、機能回復へと繋がった臨床記録です。

【医療に関する免責事項】

本動画および概要欄の解説は一般的な歯科医療情報の提供を目的としており、特定の個人に対する確定的な診断を示すものではありません。オンライン上の情報のみで自己判断せず、実際の症状に関するご相談や治療方針の決定につきましては、必ず現在通院されている主治医、もしくは最寄りの近隣の歯科医院にて対面での精密検査と診察をお受けください。

【タイムスケジュール】

00:00 問診

00:23 セラミックブリッジを除去

01:15 ブリッジ除去後、患者様へのご説明

01:45 右下5 根管治療

06:50 右下7 根管治療

13:07 治療後のご説明の様子

-治療の終わりが「スタート」です-

13:37 ジルコニアブリッジセット