むし歯が進むと根管治療が必要です。
歯の内部深くまで進行したむし歯は、神経にまで感染を拡げます。
そのため、感染した部分をしっかり取り除いて治します。これを根管治療といいます。
当院の根管治療の手順は下左図の通りです。
歯の内部には「根管」という空洞があります。ここに神経や血流があります。この内部に感染したバクテリアを根管治療でキレイにします。
根管の先端は200~300ミクロンほどの極細構造です。この先端までキレイにするために、極細のファイル(ステンレススチール製の針状のヤスリ)を使用します。
太さにして80ミクロン、100ミクロンの2種類を使用します。これらのファイルで清掃することで、感染していない根管は削らずに、根管先端をキレイにすることが可能です。
① 非常に極細で繊細な設計のため1度使用すると金属疲労を起こしやすく、滅菌消毒後の2度目以降の使用では折れやすい。
② 根尖より外に出して使用するため、感染の危険性があってはならない。
すべての使用器具はディスポーザブルであることが理想です。
当院では保険外治療の根管治療ではすべての使用器具をディスポーザブルとしています。
この上記2点より、このファイルは新品を使用することが治癒には不可欠です。