神経が死んでいる 根っこの治療 先が黒い(都内港区千代田区新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関神谷町)

全く症状はなく、他の歯の治療を期に、全体のチェックと治療をご希望された患者様。

上顎前歯には以前にプラスチック樹脂を詰めた形跡があります。

レントゲン写真では、歯根の先に黒い影が認められます。CTではさらにはっきりと明確にそれが認められます。
このような場合、3つのことが推察されます。

① かみあわせの力が過剰にかかっている。
② むし歯により神経が炎症をおこしている。
③ むし歯により神経が死んでしまっている。

本症例では③が強く疑われましたが、神経が生きている可能性もあります。いずれにしても、「むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症」です。ラバーダムをして治療に臨みます。

むし歯は神経に到達していました。

もし神経が生きていれば、神経のある「根管」から出血が認められますが、本症例ではそれがあり
ません(動画をご参照ください)。そのため、壊死した歯髄を取り除くべく根管治療を行いました。次回で根管治療は終了です。