深いむし歯=根管治療・神経の治療・根っこの治療と思っていませんか?
深いむし歯でも、神経に達するむし歯でも、たとえ露髄しても歯の神経は残せます。
本動画は、マイクロスコープを活用した神経を残す治療「MTA 直接覆髄法」の1症例についてです。
また、「むし歯を削る際の当院の基準」についてもご説明しております。ぜひご参考ください。
当院では、齲蝕(=むし歯)検知液として 「カリエスチェック」(1%アシッドレッドポリプロピレングリコール溶液)を使用しています。
齲蝕検知液とは、むし歯を染色する薬剤です。商品によりその効果は様々であるため、適切な薬剤の選択が必要不可欠です。
詳細につきましては、右リンクや本動画をご参考ください。当院のむし歯を診断する基準を知っていただくことが出来るでしょう。
むし歯を取り去ると歯の神経に達しました。これを露髄といいます。
露髄をもって、根管治療が必要と診断する医院も多いようですが、当院は違います。
根管治療が必要となるポイント、神経を残せるか否か?には2つのチェックポイントがあります。
① 神経が生きているか?
② 感染による炎症は治まるか?
これを実際にマイクロスコープで直接神経を診査・診断します。
本症例は露髄部にMTAを貼薬し、神経を残しました。これをMTA直接覆髄法といいます。このような治療には、適切な診査・診断に加えて、マイクロスコープとラバーダムが必要となります。マイクロスコープやラバーダムをすればいいという訳ではありません。
マイクロスコープで幾ら見えていても、それを見極める目がなくては見えていないに等しいでしょう。当院にはそのための適切な治療コンセプトがあります。
MTAを貼薬した様子です。
当院ではMTAを多くの症例で応用し、良好な結果が得られています。
MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有する生体親和性の高い優れた薬剤です。
マイクロスコープを適切に活用した歯科治療で、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指す。当院の目標です。