歯の神経を出来るだけ残す 3つのポイント


宮崎歯科医院 youtubeチャンネル根管治療する前に、マイクロスコープを活用した診査を適切に行い、歯の神経は
出来るだけ取らずに残しましょう!

どうすれば歯の神経は残せるのか?

本動画で分かりやすく解説します。

・根管治療と説明を受けた患者様
・歯の神経にまでむし歯が達していると説明された患者様
・深いむし歯治療後、痛みや違和感が残る患者様

ぜひ本動画をご覧いただき、ご参考ください。

 

できるだけ歯の神経を残したい抜きたくない 治療法 根管治療しない マイクロスコープ ラバーダム MTA

ポイントは3つです。
マイクロスコープ、ラバーダム、MTA。
そして、適切な診断です。

供覧する患者様の症例は、他院にて歯の歯神経を取る「根管治療」が必要と診断された症例です。

この動画は、歯科医院選びの1つの基準となるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

歯の構造 エナメル質の硬さ 歯の神経 

歯は3層構造です。表層からエナメル質、象牙質、神経となっています。

エナメル質は身体の中で最も硬い部分です。
ダイヤモンドが10の硬さとすると、ルビーやサファイヤが9、エメラルドが8、ヒトのエナメル質が7です。

鉄は4ですから、エナメル質は、鉄以上の硬さといえるでしょう。

2層目の象牙質は、細い管が集まりできています。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

細菌は歯を溶かしながら歯の内部へと感染を拡げていきます。

その感染を取り除くのがむし歯治療ですが、深いむし歯治療中に唾液が歯の内部に混入すると、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

象牙質の細い管の直径より小さい細菌を取り除くには、「ラバーダム」が不可欠といえるのです。

ラバーダムの必要性を川で洗濯、洗髪、洗体する画像で説明する

左上の写真は、手前で白い布を洗濯している向こう側で足を洗っています。

右上の写真では、頭を洗っているすぐ横で白い布を洗っています。

白い布はキレイ洗濯できるでしょうか?

唾液のある口内で、何の対策もせずに治療して、歯はキレイになるのでしょうか?

治療中に、治療している歯に、唾液が接触・混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

深いむし歯治療では、ラバーダムが必要と云えるでしょう。

ラバーダムを装着した歯

他院にて神経を残す治療をした患者様。その際、ラバーダムやマイクロスコープは使用し
ていなかったそうです。

術後、その歯に痛みが生じ、相談すると、根管治療が必要と説明され、専門の医院を探し、当院を受診されました。痛みの原因は何でしょうか?

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
むし歯治療は、その感染を取り除く・削り取る治療です。

そのため、治療中の唾液の接触は、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。治療にはラバーダムが不可欠です・

術前に撮影したCT画像を参考に、マイクロスコープを活用してむし歯を探索し、削り取ります。

歯と歯の間がむし歯 マイクロスコープとラバーダム

できるだけ歯を削らない その判定基準とは? 都内港区新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷千代田区世田谷区の歯医者歯科歯と歯の間から進行した茶褐色のむし歯が認められます。

健全な部分は削らずに、茶褐色のむし歯のみを削り取ります。

マイクロスコープを活用することで、「出来るだけ削らない治療」が可能です。

齲蝕検知液でむし歯を染色します

齲蝕検知液は各社数種類販売されていますが、当院ではカリエスチェックを使用します。

この「カリエスチェック」は感染した部分を正確に染色します。他の製品は、健全な部分を染色する場合があるため、当院では使用しておりません。

本症例では、むし歯を取り除くことで、歯の神経に達しました。

これを露髄といいます。
露髄周囲のむし歯を丁寧に取り除きます。

マイクロスコープの拡大率を上げ、歯の神経の状態を観察し、神経を残せるか否か診断します

露髄 歯の神経に達する むし歯 マイクロスコープ画像

動画は、肉眼の20倍拡大率で撮影したマイクロスコープ画像です。

画像より、本症例の神経には毛細血管の血流が観察され、健康な神経であることが分かります。

肉眼ではこの診断はできません。そのため、深いむし歯・露髄は根管治療となってしまうのです。

マイクロスコープを活用することで従来の肉眼による治療では出来なかった2つのことが出来るようになりました。

① むし歯を取り残さない
② 歯の神経の状態を直接診て診断できる

この2つに
より、歯の神経を残す治療の成功率は飛躍的に向上します。

1)むし歯を徹底的に取り去り、
2)歯の神経の生存を確認した後は、MTAで神経を保護します。

MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有する優れた覆髄材(神経を保護する薬)です。歯に緊密に接着し、細菌感染を予防します。

マイクロスコープ画像 MTA 神経を残す 抜かない治療

従来の肉眼による治療では、歯の神経の感染状態や神経の生死を目で見て確認することはできませんでした。

そのため、「神経に近い深いむし歯」や「露髄」した場合は、すぐに根管治療を行うことが「その歯を残すためには」正解の治療でした。

現在ではマイクロスコープがあります。

ラバーダムで治療中の感染を予防し、マイクロスコープでむし歯を取り除き、マイクロスコープで神経の病態を診断する。そしてMTA。

① ラバーダム
② マイクロスコープ
③ MTA

この3つのポイントを押さえて頂ける歯科医院をご選択頂き、できるだけ歯を大事にして頂ければ幸いです。

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