理論を知れば経験年数を短縮!

平成23年8月5日

講義で使用していたスライドより、ちょこっとご紹介…


大学病院の臨床研修医、歯科技工士、歯科学生への「総義歯(総入れ歯)」に関する講義のスライドより
ちょこっとご紹介。

江戸時代の木彫義歯。
木を削りだして顎にあわせて作った義歯。

下あごにピッタリ適合しているのがわかります。
すごい技術です。
(作り方についてはこちらのブログを見て下さいね!)

歯科医師や歯科学生の総義歯の聖書「総義歯臨床形態学」では、
右のようなことが書かれていました。

つまりは、
「歯医者が入れ歯をつくることで、患者様が治るのではなく、
患者様が一生懸命に入れ歯を使ってくれることで、はじめて治るのである。我々歯医者は、できるだけ違和感のない入れ歯をつくることが仕事である。」
と書かれてありました。

この「違和感のない義歯」というのがとても難しいのです。
究極の偽物(クリック!)をお口の中に製作することが歯医者の使命。

そのためには、先人の知識に学び、
理論を身につけ、経験年数を短縮させ、
多くの患者様を治す。このためには日々勉強です!

頑張ります!!(^.^)