歯科治療が原因でさまざまな不定愁訴が発現した、という話を患者さまからしばしば聞くことがあります。
しっかりと診査、問診をしてみると、歯科治療は症状発現の「きっかけ」であり、根深い原因をもとよりもっていらっしゃったことが判明します。
「姿勢」に良いも悪いもなく、姿勢は外的環境による肉体的・精神的疲労に関連することがしばしばです。
つまり、その方の内面や、生活環境をもも写し出すものが「姿勢」ではないでしょうか。
その方ももつ姿勢を、「悪い姿勢」や「猫背」と言葉で簡単に表現するのではなく、
・ 仕事を頑張っている姿勢
・ 何かに一生懸命に耐え抜いている姿勢
・ 他の疾患により仕方なく保っている姿勢
なのです。
忍耐強く、物事に真摯に取り組む方ほど、姿勢に無理が生ずるようです。
そのような状況を、問診・診査し、診断と治療計画を立案することが、その病態を改善するためには大切なのです。
その方のもつ「姿勢」に加えて、咬合異常を伴うと、頭頸部領域を中心に、不定愁訴が発現します。
その症状は患者さまひとりひとり、様々です。
その方ともつ症状は、
・かみあわせが原因?
・姿勢が原因?つまりは生活習慣が原因?
・もしくは別のこと?
なにが原因なのか、診査と問診で明らかにします。