「原因は何か?」
現在、私は肩の不調で通院しています。
私を診てくれている先生は、いつも笑顔で明るい素晴らしい名医です。
(エーライフ 渡邉先生←こちらをご参照下さい)
現在の病状を的確に把握。 患者にわかりやすく説明をし、病状の改善と心の安心を与えてくれます。
私の肩の病状も然り。
「病気」とは、一つの原因から成るものは非常にまれであり、様々な因子が絡み合い、症状が発現します。
病状が長期に渡るもの程、その原因は多岐に渡り 絡み合い、原因究明には、それ相応の時間と労力を要します。
私の肩の担当の先生は、毎回毎回、少しずつ、その症状から、現在の原因を究明し、解きほぐす施術をしてくれます。その甲斐もあり、現在まで大学病院の整形外科、接骨医など様々な先生方が治すことのできなかった病状を 改善してくれています。
歯科治療も同じでしょう。
咬合治療(かみあわせ)は尚のことです。
(咬合治療の難しさについて)
歯を失うことで、下顎の位置に偏りが生じます。
その偏位を放置すれば、そのままの位置で 他の歯が治療されることとなります。
歯を失い、多くの治療を重ねた方ほど、その偏位のほどは計り知れないものとなるでしょう。
偏位した下顎の位置で、咀嚼、嚥下、ブラキシズム(くいしばり、歯ぎしり)を行えば、それ相応のひずみやゆがみが 顔面、頸部に筋に影響を及ぼし、全身へと波及する症例もしばしばです。
むし歯だから 削ってつめる、被せる。
白い歯がいいから、セラミック。
歯を失ったから、インプラント治療。。。
ではないのです。
「なぜ、歯を失うこととなったのか?」
「なぜ、現在の症状に至ったのか?」
原因究明のための、診査診断、治療計画がとても大切なのです。
最近、メールや来院で多くの方がご相談にいらっしゃいます。
皆様、「なぜその状態に陥ってしまったのか?、なぜ歯を失ったのか?」
という説明が患者さまに為されないままに治療が行われていることが多いようです。
コミュニケーション不足です。
「どうすれば治るのか?」
つまりは その「原因」。。。 わかっているのでしょうか?
医療従事者として、日々の臨床で常に問いたださねばならない言葉です。