ご相談内容
今回息子の治療の件でのご相談です
右下6と左上6。
知人の歯科医院にてクリーニング時、幼少期の詰め物の下が虫歯になっているとのこと。
右下6はかなり深いところ神経に近い所までの虫歯。
予後の不安はありますが、可能性が高いなら神経温存希望。
① 再感染後はMTAセメント使用により(少量でも)再根管治療は困難になりませんか?
年齢が若いので抜歯、インプラントは避けたい。
② すべての処置にマイクロスコープ、ラバーダムを使用希望ですが、すべて自費ですか?
③ 補綴には金属以外の物を希望しますが、素材は何でしょうか
お忙しいとは存じますがどうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。
どうぞよろしくお願い致します。
詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。
実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。
頂きました文章中に番号を付させて頂きました。
ご参照頂きながら回答をご参考頂ければ幸いです。
① 再感染後はMTAセメント使用により(少量でも)再根管治療は困難になりませんか?
→神経に近い深いむし歯治療では、神経に近い部位や露出した神経に部分に「覆髄材」という神経を保護する薬剤を塗布します。
これを「覆髄法」といいます。
この覆髄するお薬として、その信頼性が認められているのが「MTA」です。
MTAに限らず、覆髄材を用いて神経を保護することで、その周囲に硬い組織が作られ、さらに神経を保護してくれます。
これが覆髄法の利点です。
しかし、それが原因ではなく、他の部位からむし歯となり、それが歯の神経に近いため根管治療が必要となった場合、硬い組織が出来た分だけ根管治療がしづらくなる?とする見解をお持ちの歯科医師がいるのも事実です。
ご友人(=上記文章中の知人)の歯科医師の先生としっかりとご相談した上で、治療に臨まれば問題はないかと思います。
② すべての処置にマイクロスコープ、ラバーダムを使用希望ですが、すべて自費ですか?
→現状を拝見していないため、明確な回答をお示しできないことに心苦しい思いです。
保険証をお持ちの方は、可能な限り保険診療で進められるようにしております。
しかし、日進月歩の歯科医療において、保険診療がその最先端ではないという現実もございます。
妥協なき治療をお望みの患者さまへは適宜ご説明をさせて頂いた上で治療に臨ませていただいております。
当院では、拝見していない患者様に対する費用などのご説明は控えさせて頂いております。
理由は、実際に拝見していみると、全く違った治療法が必要となることもあり、メールでのやり取りでいらっしゃったにも関わらず、ご期待に沿えない治療法をなってしまうこともあるからです。
そのような状況では、患者さまにもご不便をおかけしかねません。
ご理解頂けますようお願い申し上げます。
でも、お金の問題も現実としてございます。
当院では原則保険診療で初診を拝見しております。
また、当院のホームページにてそのご説明リンクを開設しております。
ぜひそちらをご参考頂ければ幸いです。お手数をおかけいたしますが切によろしくお願い致します。
初診について
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254
費用 (根管治療・神経残す治療) 保険と保険外(自費)の違いについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190
③ 補綴には金属以外の物を希望しますが、素材は何でしょうか?
→金属以外の場合、保険診療の範囲内ではコンポジットレジンというプラスティック樹脂がございます。
保険外治療の範囲までお考えの際は、いくつかの種類がございます。
以下のリンクをご参考いただき、ご活用頂ければ幸いです。
オールセラミックスについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/17270
ハイブリッドセラミックスについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/17258
実際に拝見していないため、適切な回答となってい場合もございます。
その点ご容赦頂ければ幸いです。
回答は以上となります。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎
※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254
【ご相談頂いた患者様へのお願い】
多くの患者様より切なるご相談を頂いております。
できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。