平成23年5月2日
歯の神経を取り去った歯を 『失活歯』 と呼びます。
むし歯が進行し、歯の中の神経にまで及ぶと、「歯の神経の治療」が必要です。
一般に、
「根管治療」 (クリック!)
「歯の神経をとる、抜く」
「根っこの治療」
などと呼ばれる治療がそれです。
歯は、その神経を取り去ると、歯への血液の供給が断たれるため、
『生木が枯れ木のように弱くなります』
生木であれば、みずみずしく、しなりがあり、丈夫ですが、
枯れ木では、
色も変色し、力を加えると「ポキッ」っと折れてしまいます。
歯も同様なことが起こるため、「根管治療」を施した歯(=失活歯)には、慎重な治療が必要です。
先日、治療中の患者様の歯が、割れてしまい抜歯となりました。
やはり「失活歯」を放置したことによるものです。
早期発見、早期治療、治療の継続がとても大切ですね。