軟食でいいのでしょうか?

平成23年2月9日

現代食は軟らかく、「歯がなくても食べれる!」というご意見をよくお聞きします。
あまりお悩みなる方も少ないようです。

本当にそれでいいのでしょうか???

この軟食、実はとっても問題があるのです

 

歯科治療において、

むし歯、歯周病を原因として歯や歯周組織の崩壊が始まります。

 

その結果、多くは第一大臼歯の欠損を発端として、第二大臼歯欠損を起こし、さらに、過大な力が加わり、習慣性咀嚼側の歯、ブリッジの支台となっている歯、入れ歯をひっかけている歯に問題が生じていきます。

 

これにより奥歯が失われると、その他の残っている歯に負担が大きくなり、次々に歯を失うこととなるのです。

 

はじめは1本の歯を失っただけのはずが、歯がドミノ倒しのように次々に連鎖し、最終的には噛むところがなくなってしまう。これを「欠損ドミノ」といいます。

 

この欠損ドミノは、歯を失う事にとどまらず、咀嚼機能の著しい低下による肥満、メタボリックシンドロームへと進み、さらに、高脂血症、高血圧症、糖尿病を併発し、死へ至らしめる臓器不全へと一本道となっていくのです。

 

軟食は炭水化物を多く含み、カロリー過多の状態へと身体を変化させていきます。肥満は全身疾患の最たる原因です。

 

今一度、口内の噛み合わせについて考えてみませんか。