認知症の予防にも歯が大事!

平成24年3月8日

認知症は、ご本人もそうなりたくないだけでなく、ご家族にとっても精神的重圧の高い状態です。
現在220万人が認定されており、なお右肩上がりの傾向を示しています。
東北大学の研究では、
認知症と残存する歯の本数との間に関連が示唆されました。

つまり、歯の数が少ない程、認知症になる可能性が高い ということになります。

また、高齢者の歯の状態と日常生活の状況を調べた報告では、
自分の歯でしっかりと噛める人が自立した生活を送っている一方で、
義歯を装着していない人、あるいは軟食や流動食のようなものしか食べられない人は、60%~70%が近所までの外出か寝たきりになっていることが報告されているのです。

ガムをかむことにより、運動野の咀嚼中枢のある場で約28%脳血流量が増加するという実験報告もあります。

楽しい会話をしながらなんでも美味しく御食事ができるということは、
社会性の向上とともに認知症の予防にも直結しているのです。

歯がくなくなってしまったまま放置している方や噛めない入れ歯を使用している方は、
是非ご相談頂けますようお願い申し上げます。