平成24年10月18日
「歯を抜いたからインプラント、、、」
「抜いた両脇の歯を削らなくて済むからインプラント、、、」
「ブリッジできないからインプラント、、、」
「入れ歯は装着感が悪いからインプラント、、。」
こんな説明を受け、インプラントを勧められること、多くないでしょうか??
間違いではありませんが、今一つ納得しづらく、「ならしょうがないか、、、」という気持ちにさせられる言葉ばかり。
虎ノ門 宮崎歯科医院の願いは、
患者さまに健康で長生き、質の高い日常生活を送って頂くこと!
質の高いといっても、贅沢ということではありません。
美味しいものを美味しく感じることのできる口腔内環境と、適切な栄養摂取による全身的な健康。これが質の高い生活と位置付けております。
では、歯を失うと、なぜインプラントなのでしょうか?
症例でご説明致します。
この症例は、左下の奥歯(写真向かって右側)の違和感と食べ物が挟まるということを訴えて来院された患者さまの口腔内写真です。
挟まるのだから、挟まる歯の被せものをやり直してあげれば治るでしょ?って思うでしょう。
けっしてまちがいではありませんが、では、なぜ挟まるようになったのでしょうか?
原因は、右側(写真向かって左側)の歯の欠損を放置したことによるのです。
歯を失ったままにした事により、歯のある方ばかりを使うこととなり、歯の移動や歯周病を誘発しているのです。
この症例の場合、いますぐに歯を失うサイクルに入ることはありませんが、放置すると、5年後、10年後に、失う必要のない歯を失うこととなるのです。
「歯を失ったまま放置しないこと」 これがとても大切なのです。
入れ歯は歯の欠損を埋めることができますが、噛むということ、咬合力に対抗するという面におきましてはインプラントと比較して不向きです。
しっかりと噛む、支持する能力では、インプラントに勝るものはないでしょう。
インプラント治療は、この「歯の欠損」を今後拡大しない治療法としてとても有用なのです。
いつまでも美味しく、健康に!
インプラント治療をすることで、得られるものは、歳を重ねることでさらに大きなものとなるでしょう。