生体には治癒能力があります。
この治癒能力の範囲内にある状態を、生体が「恒常性」を維持しているといいます。
「恒常性」とは、生体の治癒能力の振り巾の中におさまっていることでしょう。
ヒトの成長は、20歳まで。
その後は加齢とともに生体を消費することとなります。
「生きていることは壊れること」
「生きていることはひずむこと」
「生きていることは治ろうとしていること」
(筒井塾筒井照子先生のお言葉より引用)
生体は、加齢とともに、こわれ、ひずみながらも治ろうとする。
歯科医療の基本は、
「恒常性の振り巾」の中に治まっているか否かを見守り、「振り巾」から逸脱したとき、つまりは生体の治癒能力では治すことができないとき、手を加えて元の形に戻してあげることです。
この恒常性が永く維持できるようにすること、これが歯科治療の永続性につながります。
みなさんの、
かみあわせ、むし歯、歯周病、、、
恒常性の振り幅の中にありますか?
定期的にチェックしましょう。