日別アーカイブ: 2026年1月31日

何度やっても治らない『膿…』「0.06mmの死角」樋状根に挑むレーザー無毒化!

【動画の概要】

「何度治療しても、なぜ治らないのか?」 歯茎の膿(サイナストラクト、フィステル、膿の出る道、にきび、おでき)や、止まらない不快感。

その原因は、複雑な「樋状根(といじょうこん)」の奥にある0.06mmの死角と、そこに染み込んだ「内毒素(LPS)」にあります。

今回の動画では、マイクロスコープと科学的論文に基づいた技術で、この難症例を攻略する全記録を公開します。

従来の洗浄に加えて、最新のEr:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)による「物理的・化学的な殺菌」と、水酸化カルシウムによる「化学的な分解」。 この2つの力で、徹底的に無毒化(Detoxification)を目指します。

【本動画の学術的根拠(Evidence Based Medicine)】

本動画の治療手順は、以下の科学的論文およびエビデンスに基づき構成されています。

1. 拡大形成の安全性と効率 (Shaping)

•Envelope of Motion (運動包絡線) 振動によりファイル径以上の形成を行い、0.06mmの極細根管も安全に拡大する。

文献: Walmsley AD, et al. Ultrasonic and Sonic Scalers. J Dent.

•NiTiファイルの超弾性と中心維持

湾曲した根管でも本来の形態を維持したまま汚れを除去する。

文献: Walia H, et al. J Endod. 1988
文献: Schäfer E, et al. J Endod. 2004

•ゲーツグリデンドリルとプレフレアリング

歯冠側を事前に広げることで、器具破折のリスクを減らし、洗浄効率を高める。

文献: Roland DD, et al. J Endod. 2002
文献: Goerig AC, et al. J Endod. 1982

•マイクロスコープによる根管発見率

肉眼(17%)に対し、マイクロスコープ(96%)がいかに見逃しを防ぐか。

文献: Sempira HN, Hartwell GR. J Endod. 2000
文献: Kim S, et al. (Concept of Isthmus cleaning)

2. 洗浄と殺菌 (Cleaning & Disinfection)

•EDTAによるスメア層除去

1分間の作用で、歯質を傷めずに汚れの層(スメア層)を除去する最適時間。

文献: Calt S, Serper A. J Endod. 2002
文献: Yamada RS, et al. J Endod. 1983

•次亜塩素酸ナトリウムの組織溶解と殺菌

細菌および有機質を溶解する根管洗浄のゴールドスタンダード。

文献: Byström A, Sundqvist G. Scand J Dent Res. 1981/1983
文献: Grossman LI. (Classic concept of tissue dissolution)

•Er:YAGレーザーによる殺菌・無毒化 (Detoxification)

レーザーの微小爆発により、歯周病原菌を殺菌し、内毒素(LPS)を粉砕・排除する。

文献: Pourzarandian A, et al. Lasers Med Sci. 2005 (Bactericidal effect / Elimination)
文献: Gufran K, et al. BMC Oral Health. 2024 (Review on Detoxification)
文献: Yamaguchi H, et al. J Periodontol. 1997 (LPS removal)

3. 貼薬と封鎖 (Medication & Sealing)

•水酸化カルシウムによるLPS分解

細菌を死滅させるだけでなく、残留する内毒素を化学的に分解・無毒化する。

文献: Safavi KE, Nichols FC. J Endod. 1993
文献: Byström A, et al. Endod Dent Traumatol. 1985

•二重仮封によるコロナルリーケージの防止

治療間の再感染を防ぐための鉄則。

文献: Saunders WP, Saunders EM. Endod Dent Traumatol. 1994

4.感染管理 (Infection Control)

•グローブの透過性と交換頻度

長時間の使用による微細な穿孔リスクとバリア機能の低下について。

文献: Al-Bin-Ali S, et al. J Contemp Dent Pract. 2015
文献: Kerr D, et al. J Occup Environ Hyg. 2004

【同じ症状でお困りの方への具体的アクションプラン】

もし現在、長引く歯茎の膿や痛みにお悩みなら、ただ悩んでいる時間はもうありません。歯を残すための「生存率」は刻一刻と下がっています。

以下のステップで行動を起こしましょう!

〇ステップ1:現状を正しく認識する

(自己診断) 鏡を見て確認してください。歯茎に「おでき」のような膨らみはありませんか? あるいは、噛むと違和感が続いていませんか?これらは「様子を見ていれば治る」ものではありません。内部で細菌と毒素が骨を溶かしているサインです。「疲れているから」と放置せず、治療が必要な病気であることを認めてください。

〇ステップ2:病院選びの「基準」を変える

「家から近い」「夜遅くまでやっている」という理由だけで歯科医院を選んでいませんか?
難治性の根管治療を成功させるには、以下の設備と体制が大切です。ホームページ等でご確認ください。

1. CT撮影:平面(レントゲン)ではなく立体で病巣を確認できるか。
2. マイクロスコープ(歯科用顕微鏡):肉眼の約20倍の視野で治療しているか。
3. ラバーダム防湿:治療中に唾液(細菌)が入らないよう、ゴムのマスクをしているか。

〇ステップ3:担当医に「核心」を質問する

受診した際、勇気を持って質問してみましょう! 「私の歯の膿の原因は何ですか?」 「マイクロスコープを使って、汚れを取り切ることは可能ですか?」 明確な根拠と自信を持って答えてくれる先生であれば、信頼して任せることができるでしょう。

〇ステップ4:専門特化診療という選択肢

もし、今通っている医院で「これ以上は無理」と言われたとしても、それは「その医院の設備と技術では無理」なだけかもしれません。根管治療を専門的に行う歯科医師は、今回動画で紹介したような特殊な機材と技術を持っています。

ご自身の歯は、一生の財産です。

諦める前に、保存治療の専門家へ相談する一歩を踏み出してください。

【タイムスケジュール】

00:00 治療したら腫れてきた…問診

00:59 徹底した無菌環境の確立

01:12 痛みの消失は歯髄死の合図

01:50 茶色い水で洗っていませんか

02:27 出血なし…神経壊×の証明

03:22 治療最難関!樋状根とは

03:45 アジア人に多い難解形態

04:06 菌を奥へ押し込まない

04:49 根尖の穿通(Apical Patency)

05:35 Apical Patency根尖の開通

06:02 Vapor Lock現象の解除

06:30 振動で広げる安全な道

07:14 振動で広げるパス形成

07:53 器具を守る直線の確保

08:10 見えない泥を溶かす1分

08:17 見えない穴から守るグローブ交換

08:29 器具を守る直線の確保

09:05 曲がる『刃』で隅々まで

10:04 根の形を守る中心維持

11:03 組織を溶かす最強の殺菌

11:26 衝撃波で死角の菌を一掃

11:56 肉眼を超えた精密探査

12:46 肉眼の限界、顕微鏡の眼

13:48 予後を左右する溝の掃除

14:39 0.06ミリの道を拓く

18:49 毒素を粉砕する衝撃波

19:51 薬の効果を守る徹底乾燥

21:17 菌の死滅と毒素の分解

31:36 治療後のご説明の様子

23:25 後日、治ったのか?

このチャンネルの動画は、当院にご来院頂いた患者様にご同意を頂いた上で配信させて頂いております。

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