神経を残す 抜かない 取らない治療(直接覆髄法)

他院にて神経の治療が必要と診断された患者様。
当院にてその神経を残す治療を行った1症例のご説明です。
上動画はその様子。お困りの患者様は当院でどのような治療を行っているのかのご参考にしていただければ幸いです。

食事のときに痛みがあったりなかったり。何もしていない時には痛みはなく、噛んでも痛みはありませんでした。他院にて根管治療が必要と診断され当院を受診されました。診査診断後、治療の概要をご説明させていただき、後日治療となりました。

上記写真はその術前の患歯の状態です。他院にてむし歯近くまで削り取った状態を応急的に封鎖してあります。当院では、ラバーダムを装着し、治療に臨みます。むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。神経(歯髄)に至るむし歯治療では、治療中の無菌期配慮が治療の成否を左右します。

レントゲン所見から、むし歯は神経に到達していることが分かります。
このような症例の場合、神経を残すつもりで治療に臨んでも、神経が感染により壊死していたり、炎症がひどく、神経を残すよりは根管治療を施した方が予後が良い場合もあります。その旨患者様にご説明をさせていただき、根管治療の可能性を受け入れ、同意いただい患者様のみ治療に臨みます。

私は神経を残せるものは必ず残す努力をいたします。
私自身が、私の親兄弟、親族に受けてもらいたい治療を患者様に行います。私自身の歯であると想い、治療に臨みます。

健全な歯は削らない、徹底してむし歯を取り除きます。
このためには、ラバーダムやマイクロスコープなどの適切な道具の用意と適切なる治療コンセプトが必要不可欠となります。


露髄部にはMTAを貼薬し、1週間経過観察を行います。

深いな症状がなければ、精密なるインレーやクラウンを製作し、術後の感染なきよう予防が必要となります。

本症例の治療の詳細は、上動画をご覧ください

神経を残す治療には、
① 徹底した感染の除去
② 治療後に精密なるクラウンやインレーの装着
この2つが必要不可欠です。

治療の費用などの概要につきましては、こちらをご参照ください。

初診の際は、こちらを必ずご参照ください。

一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療を目指し当院は日々精進します。

下写真は、神経を残した後の② インレー装着についての詳細および当院のオールセラミックスインレーについてです。ご参考になれば幸いです。