平成24年6月13日
男性サラリーマンの方々が、電車のホームや職場で、横顔の筋肉がピクピクと動いている様子を見たことはありませんか?
これは、いわゆる「歯ぎしり(bruxism)」です。
○(赤丸)のところがピクピクと動く。咬筋という筋肉です。
食いしばっている状態・・・ストレスですね(^_^;) お疲れ様です。。。
通常、ヒトは安静時、上の歯と下の歯は接触していません。
話している時も、話を聞いている時も、ぼーっとしている時も、日常生活においては、そのほとんどの時間は「咬んでいない」のです。
上下の歯が接触している時間は、1日のうち約7~15分間と言われています。
そのほとんどが、「嚥下と咀嚼」 つまり、
「物を飲み込んでいる時か食物を噛み砕いている時」です。
やはり、安静時は上下の歯は接触していないのです。
つまり、咀嚼と嚥下時以外に咬んでいることは異常ということなのです。
この異常なかみしめを「歯ぎしり(bruxism)」といいいます。
これは、無意識なことが多い。寝ている時には、ほぼ皆さんおこなっているんです。
歯ぎしりというと、「ギリギリ~」という音を連想しますが、
「ギリギリするタイプ」
「食いしばるタイプ」
「カチカチするタイプ」
と色々あります。
歯ぎしり自体、いまだその原因は不明ですが、
精神的なストレスと肉体的なストレスが一番の原因ではないか?と言われています。
歯ぎしりは、「ガムをかむときの力の十数倍の力」で咬みこみます。その力は顎がひしゃげるほどです。
よって、この歯ぎしりがいろいろな症状を発現させる。。。
・ しみる
・ 咬むと違和感
・ 奥歯がじわ~と痛む
・ 口が開かない
・ 肩が痛い
などなど様々な症状を惹起します。
歯ぎしりのひどい方は、
きちんとした「かみ合わせ治療」が必要です。
今日からちょっと観察してみてください・・・・
お話をしている相手の顎のあたりがピクピクしている・・・・?
ひょっとしてあなたの話にストレスを感じているのかも(^.^)