上顎小臼歯の根管治療症例。ラバーダムをして根管治療中に唾液が混入しないようにします。マイクロスコープで観察すると、神経は2つ(2根管)(黄色の矢印)認められます。
このような根管治療は、むし歯の細菌が歯を溶かしながらの内部深くに進行し、歯の神経にまで至るため必要となります。
感染してしまった神経を徹底的に取り去ることが必要です。神経の数は歯によってさまざま。またその神経は分岐し複雑な形態を示します。この歯には神経の管(=根管)が2つ認められました。
CTを撮影することで、患歯を3次元的に診査することが可能です。CT撮影検査の結果、2つの根管の先は1つにまとまっていました。そのため、つながっている部分に感染が残っていると、再治療の原因となるため、マイクロスコープにて慎重に根管内をキレイに削り取りました。洗浄液を使用して超音波洗浄し、洗浄後は残った液を細いノズルで取り除きます。
さらに根管内を滅菌したガーゼで乾燥させます。術前の2根管は実際は1つの根管であったことが右写真よりわかります。こういった治療は、マイクロスコープによる観察があってこその結果といえるでしょう。
術前・術後のマイクロスコープ写真です。2根管が真ん中でつながった1根管であったことがわかります。根管治療は何度も繰り返すことで成功率が下がります。1度目の根管治療を徹底することで成功率が上がります。ラバーダムとマイクロスコープの使用が望まれます。当院では保険・保険外に関わらず、ラバーダムとマイクロスコープを使用しています。
―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラント&かみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラント、かみあわせだけでなく、マイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療・ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。