当院で再根管治療後にオールセラミックスで治療を終了した一症例。ご紹介で来院された患者さま。歯の治療では大変ご苦労を重ねてきているご様子でした。まずは、根尖病巣が認められる右下奥歯の根管治療から開始です。
再根管治療後には、ファイバーコアを土台として採用しました。歯の弾性係数に近いグラスファイバーを含むファイバーコアは、経年的に生ずる歯の劣化による歯根破折を予防します。メタル(金属)を使用しないことから、金属アレルギーを予防するとともに、審美性高い治療が可能です。
ただキレイなだけでは治療ではありません。歯はセラミック、白ければいいわけではありません。機能的に回復すること、つまりは嚥下・咀嚼・発音に支障がなく、歯ぎしりやくいしばりなどの異常機能に対応できる形態を付与することが大切です。
「機能回復を追求することで、審美性は自然と回復される」
当院ではこのような歯科治療を日々追い求めています。
【セラミック治療・ホワイトニングについて】(保険外治療・自費治療)
治療内容
セラミック製の人工歯を用いて歯の欠損した部位を補ったり歯列を整えたり、特殊な薬剤やライトを使用して歯を漂白するなどして、美しい口元をつくります。
標準費用(自費・税別)
セラミック治療:45000円~165000円。ホワイトニング:35000円
治療期間・回数
①カウンセリング
②かたどり、かみあわせ
③セット
※口腔内の状況や治療内容により異なります。
メリット
セラミック治療により自然な白さや透明感のある口元を手に入れることで、銀歯が気になってうまく笑えないなどのコンプレックスを解消することができます。さらに芸能人のようなより白く美しい歯並びにすることもできます。また以前に入れた銀歯によるアレルギーが改善する場合もございます。ホワイトニングでは着色汚れを落とし、歯本来の自然な白さを取り戻します。
副作用やリスク
【セラミック治療】
歯を削ります。また場合によっては、治療箇所周囲の健康な歯を削ることもございます。歯を削ることで痛み・しみ・知覚過敏が起こることがあります。被せ物や詰め物は経年劣化する場合があります。
【ホワイトニング】
歯の変色の原因によっては、ホワイトニングによる改善が認められない場合があります。また治療・薬剤によって、知覚過敏や歯がしみたりすることがあります。