他院にて根っこの治療(神経の治療、根管治療、歯内療法)をされた患者様。何度通院しても痛みは取れずに心配され、ご紹介で当院を受診されました。
初診時の患歯は、右のような状態。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。細菌は見えません、マイクロスコープをもってしても見えません。
前医院でも一生懸命やって頂いたのでしょう。しかし、むし歯が取り残されていました。これはとても残念です。前医では拡大鏡ルーペやマイクロスコープは使用されていなかったそうです。見えなかったのでしょう。
写真で分かると通り、この治療状況では「唾液」が患部に入り易い状況です。白い部分は「水硬性のセメント」といいます。水分で固まるセメントで、根管治療期間中の「仮づめの蓋」として使用されますが、単独での使用ではすぐに根管内に感染が拡がってしまうため、少なくとも3mmの厚みもしくは別セメントも使用した「2重の仮り蓋」で封鎖する必要があります。
根管治療に限らず、適切なコンセプト(知識、科学的根拠に基づく治療法)に基づき、必要な適切な道具立て(マイクロスコープやラバーダムやCT)のもと、治療に臨まなければ、治るものも治りません。
根管治療は、何度も通院する必要はありません。
むし歯の原因は「細菌感染」です。感染を取り除ければ、治療は一度で終了です。
本症例は30分の根管治療、次回で終了です。何度も通院する必要はないのです。
―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラント&かみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラント、かみあわせだけでなく、マイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療・ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。