かみあわせ 根尖病変 根っこの治療 (都内新橋内幸町虎ノ門歯科)

根管治療の成否と「かみあわせ」には関連があります。
以下は、2018年に開催された国際歯科学会発表からの引用です。

①『根尖病変は、咬合性外傷、歯周病、細菌漏えい、ガッタパーチャの押し出し充填、全身疾患により治癒の停滞が報告』

②『慢性的な咬合性外傷により、炎症性細胞の浸潤が促進されるので、根管治療後は早期接触など咬合させない方が早期治癒が得られる。』

③『根尖病変の治癒遅延に影響を与える主な原因は咬合性外傷である』

④『根管治療歯の根尖病変のほとんどが咬合性外傷により悪化するか停滞する』

主に、根管治療後に歯根の先に発現するレントゲン上に見える「黒い陰影」を『根尖病変』といいます。歯根の先の歯槽骨の炎症を示しています。痛みや違和感、腫れなどが、その症状です。

むし歯は細菌の感染症です。むし歯が深く進行すると、根管治療が必要となります。根管治療では、「細菌感染の駆除」を行いますが、100%の駆除は困難と言われています。可能な限り滅菌消毒し、自身の免疫機能で抑え込める範囲内にまで駆除します。

そのため、可能な限り早期に治療することが大切です。

上記①~④のように、適切な根管治療を行ったとしても、不適切なかみあわせでは、術後問題が生ずることが科学的に証明されています。
(適切なかみあわせとは?)

そのため、根管治療後は、以下の3点が重要です。
① 再感染を予防する「精度の高いクラウン」
② 適切なかみあわせ
③ 定期的なメンテナンス

当院では精度の高い歯科治療を行います。
そして患者様の定期的な来院によるメンテナンスが非常に大切であり、やり直しのない歯科治療につながると考えています。