本動画は、深いむし歯の神経を抜かないで出来るだけ残す治療について解説しています。
・神経を残す治療の3つのポイント?
・なぜインレーは外れるのか?
・正しい「かみあわせ」とは何か?
・MTAによる間接覆髄法
・ラバーダムの装着の実際の様子
・セラミックインレー術前術後比較
などについて分かりすく解説しています。
信頼できる治療とはなにか?やり直しのない歯科治療とはどんな治療なのかを知っていただけるでしょう!ぜひご参照ください。
深いむし歯でも神経を残す治療には3つのポイントがあります。
① ラバーダム
② マイクロスコープ
③ 精密な補綴(インレーやクラウンなどの人工歯を装着すること)
① ラバーダム
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。治療中に唾液が接触することは、治癒を阻害するばかりでなく再感染の機会を与えかねません。そのため、ラバーダムを装着し、治療中の感染を予防します。
② マイクロスコープ
その上で、マイクロスコープを活用し、むし歯を徹底的に取り除きます。取り残しては治らないばかりでなく、再発します。
これまで深いむし歯治療後に、「しみる」「違和感が残る」「痛む」といった症状が残ったことはありませんか?
また、「むし歯が深かったから、ちょっと違和感残るかな!」「しばらくしみるよ!」といった説明を受けたことはありませんか?
これらはすべて、「むし歯の取り残し」「不適切な覆髄」「不適切な補綴」が原因です。
本動画を見ることで、解決するでしょう!
また、かみあわせの調整が不十分であることから、ガムでインレー(詰め物)が外れるといったことがよくあります。
適切に調整されたインレーを装着することで、そのようなことは無くなります。
本症例ではMTAを用いて神経を保護し、神経を残す治療を行いました。
むし歯を徹底的に取り除いた後は、再度感染させないように、精密な人工歯(インレーやクラウンなど)を被せ、むし歯を予防しなければなりません。
他院で装着したセラミックインレーです。
本症例ではない他症例ではありますが、インレーと歯と間に隙間があり、形態、色調、かみあわせなど不十分な治療です。
このような「精度に劣る人工歯」では、むし歯は再発します。
③ 精密な補綴
本動画症例のセラミックインレー装着前後の比較写真と装着後の拡大画像です。
かみあわせ、形態、色調、精度すべてにおいて自然であり、どこを治したか分かりづらいと思います。
術後のむし歯予防には、このレベルの精度の補綴が望まれます。
これには、マイクロスコープが必要不可欠であると当院は考えています。